Ghosn,Gone with the Money(38)

やり玉に挙げられたのは、JOC会長の竹田恒和氏だ。オリンピックを東京に招致するために賄賂を贈った、とフランス司法当局が正式捜査を始めていると言うものである。

 

 

JOC竹田会長、東京五輪招致めぐる贈賄容疑 仏が捜査

201911122:01 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ 日本 アジア・オセアニア ] 訂正内容

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  JOC竹田会長、東京五輪招致めぐる贈賄容疑 仏が捜査

日本オリンピック委員会JOC)の竹田恒和会長(2018119日撮影)。(c)Toshifumi KITAMURA / AFP

111AFP】(更新)フランスの司法筋11日、2020東京五輪招致に関わる贈賄の容疑で、日本オリンピック委員会JOC)の竹田恆和(Tsunekazu Takeda)会長に対する正式捜査が行われていることを明らかにした。

【写真】2020年東京五輪開催決定当時の歓喜の瞬間

http://www.afpbb.com/articles/-/2966769?cx_part=p1link



 竹田氏に対する予審は昨年1210に開始され、2020夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会IOC)総会の投票前に200万ユーロ(約25000万円)を支払った疑いで予審判事が捜査を行っているという。

 これを受けて竹田会長は同日、パリでの事情聴取に協力したことは認めたものの、「贈賄といった不正には関与していないと説明した」と語り、容疑については否定した。

 2020夏季五輪の開催地を決める投票は2013年に行われ、スペインのマドリードとトルコのイスタンブールを抑えて東京が招致を勝ち取った。

 IOCトーマス・バッハThomas Bach)会長は先月、セネガルに対し、国際競技大会の中核における汚職を捜査している仏司法当局に協力するよう正式要請した。

 AFPは、バッハ会長が昨年1116日付セネガルのマッキ・サル(Macky Sall)大統領に送った書簡を入手。その中で同会長は、仏予審判事が「セネガルの法相に宛てた捜査に関する書簡2通に関連し、捜査実施の困難さを訴えている」と指摘していた。

 国際陸上競技連盟IAAF)のラミーヌ・ディアックLamine Diack)元会長の息子で、同連盟の元マーケティング顧問のパパ・マッサタ・ディアックPapa Massata Diack)氏に、数百万ユーロの賄賂を受け取った疑いが持たれているという。

 この賄賂はスポンサー契約のためか、あるいは2016年と20年の五輪開催地にブラジルのリオデジャネイロRio de Janeiro)と東京がそれぞれ選出されるよう便宜を図ったことに関連しているとみられている。

 マッサタ・ディアック氏は201512月以降、国際刑事警察機構(インターポール、InterpolICPO)の最重要指名手配リストにその名が記載されているが、セネガル政府はフランスへの引き渡しを拒否している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3206087?cx_part=top_topstory&cx_position=5

 

 

 

2002年のソルトレークシティ大会招致の際に、かなりの金が行き交ったようで、IOC委員への訪問は禁止されてしまったので、オリンピック招致ともなると、世界のあらゆるコンサルタント会社などを利用して情報を集めることは、常態化した訳だ。

 

だからどこの国もやっていることなので、それほど目くじらをたてるものでもないと思われるが、ことがことだけにフランスも、というよりもマクロンは、日本側の譲歩を迫るように何でもありの攻撃を仕掛けてくる筈だ。

 

「仏政府出身のルノー取締役マルタン・ビアル氏政府幹部が今月中旬(2019.1)に訪日し経済産業省に伝えた」と言う事であるが、きっと「竹田恒和会長の件は大目に見る代わりに、日産はフランスのものにしますよ」などと、経産省には恫喝気味に言った筈だ。



経産省はどんなふうに答えたのか、知りたいものだ。まさか「それでいいですよ」等とは言っていないとは思うが、一抹の不安はある。まあ、もとを糺せば、竹田恒和氏のようなお坊ちゃんをJOCの会長に据えた政府が悪いのではないのかな。日産と言うよりも、日本の自動車産業は是非とも守らなければならないものであり、それには日産を守る必要がある、と言う事である。

これを参照されるとよい。(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/245350/3

 

おさおさ油断してはならない。セネガルは即座に、疑念を晴らすかのように、否定している。

 

 

東京五輪巡り、収賄疑惑を否定

「竹田氏と招致協議せず」

2019/1/12 10:55

©一般社団法人共同通信社

パパマッサタ・ディアク氏

 フランス捜査当局が捜査を始めた2020年の東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑で、収賄側とされるセネガル人のパパマッサタ・ディアク氏(5312日までに共同通信の電話取材に応じた。贈賄疑惑が持たれている日本オリンピック委員会JOC)の竹田恒和会長(71)について「2回会ったが、五輪招致について話したことはない」と述べ、疑惑を否定した。

 ディアク氏は、東京五輪招致委員会が13年、シンガポールコンサルタント会社と契約して送金した計280シンガポールドル(約22千万円)の一部を受け取ったとの疑惑を持たれている。

JOC
竹田恒和会長

This story is produced by 共同通信

 

https://this.kiji.is/456633385096660065

 

 

フラン司法当局は、既にセネガル政府にまでも、手を伸ばしているようだ。日仏経済戦争を勝利するためには、フランスは何でもありだ。だから、山賊・海賊くずれの国だと言っているのだ。

 

フランスの報復だと思って、安倍さんも、防御を固める必要がある。どっちつかずの発言だと言葉尻をとらえられて一層攻め込まれる可能性があるから、フランス政府にははっきりと、きっちりと断ることが肝心だ。

(続く)