この論考に次のような解説ある。
「 いったい安倍晋三首相は、「戦後最大の危機」(外務省幹部)に直面する日韓関係をどうするつもりなのか。官邸から伝わってくるのは、文在寅政権への「強い不満」(同)だ。政府関係者によると「慰安婦問題で裏切られ、元徴用工訴訟でも煮え湯を飲まされ続けた安倍首相の怒りは相当なもので、韓国に対して完全に切れた状態だ。政権が続く限り、強硬姿勢は変わらないだろう」という。」
安倍首相も、官邸も自民党も、日本国民も、既に韓国に対しては、完全に切れてしまっている。
この表現は先に紹介した「 週刊文春 2013年11月21日号」の記事の中にも存在している。
と言う事は、戦後この方、日本は継続的に、というよりも永遠に、馬韓国には「煮え湯を飲まされ続けてきた」訳である。だから切れない訳はないのである。ここで、本当に馬韓国にはガツンとぶちかましておく必要があったのである。
それが7月4日の「半導体やディスプレイの製造に必要な高純度のフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストという3品目の輸出について、「包括」許可から「個別」許可に切り替えた」事だ。
但しこれですべてではない。次は、馬韓国を「ホワイト国」から除外することである。
馬韓国は、そのため、大慌てで「アメリカ詣で」を行った。米国への仲介工作を、大慌てで、なりふり構わず行ったのである。現在も行っている筈である。
そのため、アメリカも(閣議決定を)「延期したら」などとつぶやき出したようだ。
馬韓国に非があるから、ボンぺオ国務長官も大きな声では言えないのだ。
米、ホワイト国除外に懸念 日韓に「休止協定」要求
- 2019/8/2 4:31
- 日本経済新聞 電子版
【ワシントン=中村亮】米政府高官は1日、日本政府が輸出管理上の優遇措置が受けられる「ホワイト国」から韓国を除外する方針を示していることに懸念を表明した。反日感情を高める韓国政府の対応にも苦言を呈し、日韓双方が当面は新たな対抗措置をとらない「休止協定」を受け入れるよう求めていると改めて強調した。ロイター通信が報じた。
同高官は韓国がホワイト国から除外された場合に「日韓の貿易関係悪化が報復措置の悪循環につながり経済以外にも悪影響が及びかねない」と語った。北朝鮮の非核化に向けた協力関係も傷つく可能性があると指摘した。日本政府は2日にもホワイト国から韓国を外す政令改正を閣議決定する予定だ。
一方で韓国政府の対応を巡っても「韓国内の反日感情をあおる政治的な効果を狙っているように見える」と疑問を呈した。元徴用工訴訟で韓国の最高裁が日本企業に賠償を命じた判決を巡り、原告が差し押さえた日本企業の資産を現金化した場合に日韓関係がさらに悪化すると懸念を示した。
ポンペオ米国務長官は2日、訪問先のバンコクで河野太郎外相や韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と3カ国会談を開く予定だ。ポンペオ氏は北朝鮮や中国などへの対応で日米韓同盟の重要性を強調し、日韓関係の悪化を食い止める糸口を探るとみられる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48110350S9A800C1000000/?n_cid=SPTMG002
何故ボンベイオ国務長官がバンコクにいたかと言うと、ASEAN地域フォーラム(ASEAN Regional Forum ARF)の外相会議に出席していたからである。
ちなみにASEANとは、Association of South-East Asian Nations 東南アジア諸国連合。
従って日本の河野太郎外相も、馬韓国の康京和(外相)も出席しているので、当然この両者は会談を行って、喧々諤々の議論と言うよりも言い合いを行っている。
元徴用工・輸出規制で平行線 日韓外相が会談
- 2019/8/1 19:30 (2019/8/1 21:39更新)
- 日本経済新聞 電子版
1日、韓国の康京和外相(左)とバンコクで会談する河野外相=AP
【バンコク=佐堀万梨映】河野太郎外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は1日、日本政府による対韓輸出管理の厳格化の発表後、初めて会談した。元徴用工訴訟問題でも原則論に終始し、議論は平行線だった。日本が輸出管理上の優遇措置を受けられる「ホワイト国」から韓国を除外すれば、さらなる関係悪化は避けられず対立の出口は見えない。
【関連記事】韓国「ホワイト国」除外を閣議決定 輸出管理を厳格化
会談はASEAN地域フォーラム(ARF)など関連会合の会場となるバンコク市内のホテルで約1時間、開いた。
両氏は冒頭、硬い表情のまま無言で握手を交わし着席した。報道陣が退室するまでの約30秒間、両氏はあいさつも交わさず黙って向き合った。
緊張が張り詰めたのは、日本政府がホワイト国から韓国を除外する政令の閣議決定を予定する2日が迫っているからだ。
河野氏はあくまで輸出管理の問題で、安全保障上の適切な措置だと従来の立場を表明した。康氏は日本がホワイト国除外を閣議決定した場合「さらに関係が難しくなり、とても憂慮する」と語り、中止を重ねて求めた。
(続く)