世界自動車大戦争(45)

「楽器箱に隠れ機内へ」 ゴーン被告逃亡で友人説明

2020.1.2 00:05 国際 中東・アフリカ

「英雄」帰国を歓迎 レバノンの首都ベイルートにある前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の自宅前に立つ警備員(左)=2019年12月31日(共同)

 

 レバノンに逃亡した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告について、長年の友人イマド・アジャミ氏は1日、共同通信の電話取材に対し、楽器箱の中に隠れてジェット機に持ち込んでもらい、日本を離れたとの見方を示した。逃亡後、ゴーン被告に「ごく近い関係者」とやりとりしたという。信ぴょう性は不明。

 

 アジャミ氏によると、ゴーン被告は音楽隊を呼んでクリスマスのホームパーティーを開催。音楽隊の楽器箱に入ってカメラの監視をかいくぐり、協力者に運び出してもらい、トラックで移動したという。

 

 アジャミ氏は「音楽隊として住宅に入った人物のうち(逃亡)計画を知っていたのは2人だけだった」と述べた。空港の荷物検査をすり抜けた方法については、係員に「急いでいる」と強調したり音楽関係の特別扱いを受けたりした可能性を挙げた。(共同)

 

https://www.sankei.com/world/news/200102/wor2001020004-n1.html

 

 

一連の逃亡劇がどうしておきたのか、そして、政府はこれについてどう考えているのか。関係者が一様に口をつぐんでいるさまは異常である。世界は日本からの説明を求めている。」なんぞと言われれば、日本政府としても黙っているわけにはいかないだろう。

 

一寸遅きに失しているが、早速法務大臣が口を開いている。

 

 

 

森法相、ゴーン被告逃亡に初の公式コメント 「正当化される余地はない」

20201514:11 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア ]

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森法相、ゴーン被告逃亡に初の公式コメント 「正当化される余地はない」森雅子法相(20191226日撮影、資料写真)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP

 

15AFP森雅子Masako Mori)法相5日、保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車Nissan Motor)元会長のカルロス・ゴーンCarlos Ghosn)被告に関し初めて公式コメントを発表し、同被告が「不正な手段」を用いて「不法」に出国したとみられると説明した。


 森氏は、「わが国の刑事司法制度は、個人の基本的人権を保障しつつ、事案の真相を明らかにするために適正な手続きを定めて適正に運用されており、保釈中の被告人の逃亡が正当化される余地はない」と指摘。

 さらに、「ゴーン被告が日本を出国した旨の記録はないことが判明しており、何らかの不正な手段を用いて不法に出国したものと考えられる」とし、こうした事態に至ったことは「誠に遺憾」だと述べた。

 森氏はコメントの中で、ゴーン被告の保釈が取り消され、日本が国際刑事警察機構(インターポール、ICPOに要請した同被告に対する「赤手配書」が出されたことを認めた。(c)AFP

 

https://www.afpbb.com/articles/-/3262137

 

 

 

この書き様ではかなり弱い感じがするので、次の産経のニュースも読んでほしい。

 

関係当局、関係国、国際機関と連携し、刑事手続きが適切に行われるよう、できる限りの措置を講じていく」と報じている。出来れば、フランス政府にもその「赤手配書」とやらを送付しておくべきではないのかな。

 

 

ゴーン被告逃亡で森法相「関係国、機関と連携し、できる限りの措置講じる」

2020.1.5 14:17 社会 裁判

政治 森雅子法務相
森雅子法務相首相官邸(春名中撮影)

 

 保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)について、森雅子法相は5日、「このような事態に至ったことは誠に遺憾だ」との談話を発表した。

 

 ゴーン被告が日本を出国した記録はないことから、森氏は「何らかの不正な手段を用いて不法に出国したものと考えられる」と指摘。日本の刑事司法制度は個人の基本的人権を保障しつつ、事案の真相を明らかにするために適正な手続きを定め適正に運用されているとして、「保釈中の被告の逃亡が正当化される余地はない」と強調した。

 

 出国時の手続きについては、出入国在留管理庁に対し、いっそうの厳格化を図るように指示したとし、法務省としては引き続き、「関係当局、関係国、国際機関と連携し、刑事手続きが適切に行われるよう、できる限りの措置を講じていく」とした。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200105/afr2001050008-n1.html

 

 

まあ、それにしてもいい恥さらしである。裁判官や東京地検は、何を考えていたのであろうか。第一の責任は担当弁護士にあるようだが、それにしても保釈に条件を付けたのであれば、それが守られているかどうかは裁判所が管理すべき項目にはならないか。


(続く)