世界自動車大戦争(46)

寝耳に水でびっくり何ぞと、頓珍漢なことを言っている余裕はないぞ、弁護団は。

 

 

 

ゴーン被告の弁護士、日本出国は「寝耳に水でびっくり」

2019123116:05 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア レバノン 中東・北アフリカ ]

 

   都内で報道陣の取材に応じる弘中惇一郎弁護士(20191231日撮影)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP

 

1231AFP会社法違反などの罪で起訴され保釈中だった日産自動車Nissan Motor)の元会長、カルロス・ゴーンCarlos Ghosn)被告が公判を前に突如日本を出国したとの報道について、同被告の主任弁護人を務める弘中惇一郎Junichiro Hironaka)弁護士は31日、「寝耳に水でびっくり」だと語った。

© Kazuhiro NOGI / AFP
都内にある弘中惇一郎弁護士の事務所を後にするカルロス・ゴーン被告(201943日撮影)。

 弘中弁護士は報道陣に対し、「寝耳に水という状況でとてもびっくりしている」と述べ、現在はゴーン被告と連絡が取れない状況だと説明した。

https://www.afpbb.com/articles/-/3261760?cx_part=top_topstory&cx_position=2

 

 

 

特別背任罪で起訴されているゴーンの公判は、今年の春(4月)ごろには始まる予定であった。そのゴーンに逃げられてしまったのだ。

 

それこそ「世界に恥をさらした」ことになる。検察としては、この逃亡を一番懸念していた筈だ。裁判所と相談してでも、逃亡阻止のために施策を施さなかったか、大いに疑問が残るところであるが、何と言っても外圧に屈した裁判所の判断が大間違いであった。

 

 

 

「外圧に屈した」ゴーン被告の保釈 異常事態招いた裁判所の判断

2019.12.31

大勢の報道陣に囲まれながら、弘中弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=3月12日、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影) 大勢の報道陣に囲まれながら、弘中弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=3月12日、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

 

 裁判所が早期に被告の身柄拘束を解く流れは、カルロス・ゴーン被告の保釈を機に一気に加速した。被告に十分な公判準備の時間を確保する必要があるとの観点からだが、海外逃亡により公判すら開かれない可能性が浮上するという本末転倒の異常事態となった。近年相次ぐ異例の保釈判断が真相究明という刑事司法の目的を阻害しているとの懸念が現実となった形だ。

https://special.sankei.com/a/society/article/20191231/0002.html?utm_source=newsletter

 

このことは「日本の刑事司法の恥さらし」である。安易に保釈を許可した裁判所の責任は重い。

 

そしてあれやこれやで圧力をかけて、保釈を請求し続けた弁護人の責任は、なお重い。

 

それにしても、よくも「世界に恥」をさらしてくれたものだ。

 

執拗に保釈請求をした弁護人の弘中惇一郎はじめ、安易に保釈を許可した東京地裁嶋田一裁判官達は、夫々の資格を剥奪する必要がある、というものである。

 

日産幹部の驚きは、想像に余りある。

 

 

 

 

日産幹部「それ見たことか」 保釈判断に疑問の声も



大鹿靖明、久保智 2020110647

写真・図版レバノンの首都ベイルート中心部にあるカルロス・ゴーン被告が利用していた邸宅=2018年11月、渡辺丘撮影



 日産自動車カルロス・ゴーン前会長がレバノンに出国したとの報道に、日産の幹部やOBらは一様に驚きの声を上げた。

https://www.asahi.com/articles/ASMD02GV9MD0ULFA001.html?iref=pc_extlink

 日課のジョギング中に記者からの電話で出国を知った元幹部は「本当か」と絶句。レバノンとの間に犯罪容疑者の引き渡し条約がないことなどから、「『逃げるとしたらレバノンだろう』と聞いたことがある」と明かし、「それが現実のものになるとは」。

 レバノンベイルートにはゴーン前会長が使っている住宅があり、日産がオランダに設立した非連結子会社ジーア」が購入費や改修費を支払っていた。別の元幹部によると、いまもジーアが所有し、ゴーン前会長の妻が住んでいるといい、「売却したくてもできない状態」。この元幹部は「レバノンで彼は英雄。かばってくれると考えているのではないか」と指摘した。

 ある現役幹部は、会社からの電子メールで出国を知った。2020年春にも始まる予定だった刑事裁判で、ゴーン前会長側はすべての事件で無罪を主張する方針だっただけに、「自分の正当性を主張する手段が国外脱出なのか」と痛烈に批判。「全面否認の被告を保釈するなんてあり得ない。それ見たことか、という感じだ」と東京地裁の判断にも疑問を投げかけた。



https://www.asahi.com/articles/ASMD05FMGMD0ULFA00J.html?iref=comtop_8_03

 

 

 

日産幹部驚きは想像に難くないが、犯罪者に逃げられたと言う事は、全くの恥さらしであることは言うまでもないが、何と言っても日本の主権が踏みにじられたことであり、日本全体がもっともっと怒ってもよいことである。


(続く)