世界自動車大戦争(51)

このブログでも、2020.1.8NO.44でも、そのことを紹介しているし、また、コントラバス用のケースを紹介したが、そんなものでなくてもそれくらい大きな音響機器の箱は存在するようだ。

 

もともと大きな箱であるので、X線検査機器には通すことはできない。当然プライベートジェットと言う事で保安検査は甘くなり、開封検査も行われないのが一般的のようだ。しかも義務化もされていないと言うではないか。

 

 

 

荷物のエックス線検査せず、関空

ゴーン被告、出国に利用か

2020/1/5 19:14 (JST)

©一般社団法人共同通信社

カルロス・ゴーン被告が出国に使った可能性があるプライベートジェット機の専用施設の入り口=4日、関西空港    


 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した事件で、被告が出国に使った可能性があるプライベートジェット機に持ち込まれた荷物が、関西空港エックス線検査を受けていないことが5日、関係者への取材で分かった。

 プライベートジェットの保安検査の要否は運航会社や機長の判断に委ねられており、関空関係者は「利用者の多くは搭乗実績が豊富なため保安チェックは甘くなる」と指摘。荷物のエックス線検査はしないケースが大半だといい、手薄な検査態勢の隙を狙った可能性がある。

 航空法では保安検査は運航する航空会社の責任で行い、エックス線検査は義務化されていない

 

https://this.kiji.is/586478602513859681

 

 

2020.1.8NO.44で紹介した「東洋経済」の論考によれば、このプライベートジェットは'19.12.28に、マダガスカルのアンタナナリポを出発し、ドバイで給油して1/29朝に関空に来ている。そしてすぐにゴーンをその音響機器の箱に収納して、玉響を通過してその日の夜'19年12月29日午後11時10分にまんまと日本を出国していった訳だ。

 

そしてトルコのイスタンブールに当日の午前5時過ぎに着き、そこで別のプライベートジェットに乗り換えて、12月30日にレバノン入りしたのである。そして12/31の「私はいまレバノンにいる。」となった訳である。別の機に乗り換えたのは、給油などせずに素早くレバノンに飛び立つためだ。

 

 

このように特にビジネスジェットについては、日本政府は2010年前後から手続きを簡素化して利便性に向上に乗り出していた。そのため国内の空港の発着回数はおよそ1.5倍に増加していると言われている。こうした中の今回のプライベートジェットによるゴーンの逃亡である。

 

プライベートジェットをいいように使われたトルコの航空会社の「MNG Jet」もいい面の皮である。この会社は自社のJetが違法に使われたとして、トルコの捜査当局に刑事告訴したと言う。

 

それにしても、ゴーンはどのようにして、東京から関空にたどり着いたのか、興味あるところであるが、ゴーンは逃亡開始を祝って行きつけの「焼き鳥店」で、娘と共に酒盛りをしていったと言うではないか。きっと前祝をしたかったのでしょう。

 

移動の経路を詳説しているその記事を次に載せる。

 

 

【独自】ゴーン被告の足取り詳細判明 逃亡直前に行きつけ焼き鳥店で最後の晩餐?

  202016日 月曜 午後7:50

【独自】ゴーン被告の足取り詳細判明 逃亡直前に行きつけ焼き鳥店で最後の晩餐?

 

逃亡直前に行きつけ焼き鳥店で最後の晩餐か

音響機器を運搬する箱に隠れるという映画さながらの方法で海外に逃亡したとされるカルロス・ゴーン被告。

ゴーン被告は出国2日前の20191227、東京・港区にある大衆的な焼き鳥専門店を訪れていたことが分かった。逃亡直前最後の晩餐だったのだろうか。

 

焼き鳥「串若」・宮地淳店主

ここにゴーン被告が座られて、向かい側に娘さんが座られた。




以前からの行きつけで、126日にも訪れたというこの店に、秘書が予約を入れ現れたという。

焼き鳥「串若」宮地淳店主:   

ゴーン被告は明るかったですよ。

娘さんと一緒だからにこやかで、お客さんもみんな気づいて記念撮影しまくりでした。

終始笑顔だったというゴーン被告。焼き鳥や好物の和風サラダなど総額6000円分の料理を注文した。

日本での最後の晩餐を楽しんだのだろうか。店主に「センキュー」とだけ告げて店を後にしたという。

新幹線で新大阪に移動…詳しい足取りが明らかに


(続く)