世界自動車大戦争(52)

このわずか2日後の国外逃亡。その詳しい足取りが徐々に明らかになってきた。

1229日都内の制限住居を出たゴーン被告は協力者と落ち合い、JR品川駅から新幹線で新大阪駅に移動

さらに新大阪駅からはタクシーで関西空港近くのホテルに立ち寄り、深夜になってプライベートジェットに搭乗し出国したとみられることが分かった。



荷物検査の抜け穴を利用し音響機器の運搬ケースに身を潜める?

プライベートジェットといっても通常は保安検査を通って出国審査の手続きが行われる。しかし、ゴーン被告は映画さながらの方法で、音響機器を運搬する際に使う大型のケースに身を隠したとみられている。

関西国際空港ではこれらの箱がエックス線検査を受けていなかった。


逃亡に使用されたとみられる箱は、写真からみて、大きな黒い長方形のケースの角には金具も付いていて頑丈そうな印象を受ける。また、白い粉のようなものが付着しているが、これはトルコ当局が捜査で指紋を採取する際に付いたという。

空港を利用する男性:

正直びっくりしました。こんなにゆるゆるなの?って。



空港を利用する女性:

お金持ってると緩いのかなって気はしちゃいますね。私たちはこんなに厳しい思いをしているのに。

かつてプライベートジェットの発着に携わっていた関係者は電話インタビューに…



プライベートジェットの発着に携わっていた関係者:

基本ゆるゆるです

プライベートジェットの場合、お客様が到着した段階で、荷物だけを預かって直接飛行場のそばまで運べる

国土交通省によるとプライベートジェットに出国時の荷物検査は義務付けられていないという。

こうした抜け穴をゴーン被告サイドは事前に把握していた可能性がある。





米紙「ウォールストリート・ジャーナル」によると、ゴーン被告の支援チームは20回以上も日本を訪問。

それらを通じて、関西国際空港のプライベートジェット施設は、エックス線検査機が大きな荷物に対応していないことを発見していたという。

8日、現地で記者会見を行うと伝えられているゴーン被告。本人の口から一体何が語られるのだろうか。



ゴーン被告が隠れて国外脱出したとされる大型ケースとは?スタジオで生検証

「殺人犯」を追う手法で“協力者”を追い詰める警視庁 ゴーン被告の海外逃亡 悪いのは一体誰?

(Live News it! 16日放送分より)

https://www.fnn.jp/posts/00049659HDK/202001061950_livenewsit_HDK





今だから言えるのかもしれないが、「ゴーン被告は出国禁止リストに入っていた。」と言う事であれば、ゴーンが逃亡するのであれば、一般旅客と同じ出国手続きを受ける筈がないと思わなければならない。だから一般旅客の出国検査を厳密にするのも必要かもしれないが、それよりも、プライベートジェットのような検査の緩い出国検査などを重点に厳しくするような手は打てなかったのかと、残念でならない。

 

親方日の丸とは言わないが、東京地検も相当抜けていた、と言われても仕方がないであろう。本気で逃亡を防止するのであれば、ゴーンはどのようにして逃亡するかと言った簡単なシミュレーションなどを一回でもしていれば、プライベートジェットなどの使用が思い浮かんだのではないのかな。いくら忙しいと言っても、事務方にそのような宿題を出して検討させておくと言うようなことは、なかったのかと、残念で仕方がない。東京地検も全く抜けているとしか、言いようがない。東京地検は資格はく奪だとは言わないが、関係者全員降格減給だ


(続く)