世界自動車大戦争(59)

それにしてもいくらゴーンを「イスラエルに入国した罪」で告発しても、現行政府は真剣には取り扱わないのではないのかな。ゴーンも、金を貢いでいる筈なので、その点高を括っているのではないのかな。

 

 

レバノンでも捜査を」ゴーン元会長告発の現地弁護士

2020/1/7 11:44
日本経済新聞 電子版

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 ゴーン元会長を告発したレバノンのハッサン・バジ弁護士

ベイルート=白石透冴】保釈条件に違反して逃亡した日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)を巡り、イスラエルと取引をしたなどとして元会長を告発したレバノンのハッサン・バジ弁護士6日、取材に応じた。バジ氏は「国民は元会長とイスラエルの関係に怒っている」として、レバノン当局は捜査を進めるべきだと語った。

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ベイルート市内にある法律事務所で日本経済新聞の単独取材に応じた。バジ氏はゴーン元会長が200817年、イスラエルに複数回渡航経済的な取引をしたなどとして、このほど捜査当局に告発した。他にも複数の地元弁護士が告発に関わっている。バジ氏は「7日にも当局が受理の可否を判断する」との見通しを示した。

レバノンではイスラエルと戦火を交えた歴史から同国を敵国とみなし、国民にも反イスラエル感情が強い。同国への無断渡航や商取引を禁じる法律があり、有罪となれば禁錮310年の判決を受けうる。

ゴーン元会長のイスラエルを巡る疑惑に対し、レバノンでは反発の声もある。バジ氏は「レバノンでは反政府デモが続いているため、政府が世論に敏感になっている」と指摘し、当局が捜査に乗り出さざるを得なくなるとの期待を示した。

当局が受理すれば、ゴーン元会長が日本、フランスに続きレバノンでも捜査を受けることになる。ただ、元会長はレバノンの政権中枢部に複数の知り合いを持つ。実際に捜査が進むかは不透明な部分も多い。



https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54099580X00C20A1FF8000/?n_cid=NMAIL006_20200107_H



 

抗議デモが連続しているレバノンで、ようやく新政権が発足したと言う。新政府はゴーンをどのように扱うのであろうか。

 

日本政府はこの機会に、レバノンへの援助即刻止めるべきではないのかな。少なくともレバノンへの援助はその必要性が見当たらなくなった、などと表明しておく必要があろう。

 

表明しなくとも、静から援助を停止すればよい。

 

 

 

抗議デモ続くレバノン、新政権発足 課題山積 前首相退陣から3か月

  202012210:35 発信地:ベイルート/レバノン [ レバノン 中東・北アフリカ ]

抗議デモ続くレバノン、新政権発足 課題山積 前首相退陣から3か月

レバノンの首都ベイルートで文書に署名するハッサン・ディアブ新首相。レバノン政府の公式写真通信社ダラティ・アンド・ノーラ提供(2020121日提供)。(c)AFP PHOTO / HO / DALATI AND NOHRA

抗議デモ続くレバノン、新政権発足 課題山積 前首相退陣から3か月 

レバノンの新政府発足に当たり、首都ベイルートビブロスをつなぐ幹線道路でタイヤを燃やす反政府デモの参加者(2020121日撮影)。(c)JOSEPH EID / AFP



AFP=時事】レバノン21日、ハッサン・ディアブ新首相率いる新閣僚20人の名前が公表され、新政権が発足した。長らく待たれていた新政権だが、発表直後から市民らの抗議と、崩壊寸前の経済を立て直すという極めて困難な課題に直面している。

 サード・ハリリ前首相が反政府デモにより退陣に追い込まれてから3か月が経過し、強力なイスラムシーア派組織ヒズボラの支持を受けたディアブ氏が昨年12月に首相に指名されてから1か月が過ぎた。

 先月までほぼ無名だった工学教授で元教育相のディアブ氏は、首相に指名された後、技術専門家(テクノクラート)から成る政権を樹立し、市民の不満を解消することを目指すと強調。新政府は「独立した司法制度の確立、横領された資金の回復、汚職の撲滅などを求める市民の要求を満たすよう努力していく」と明言した。

 新内閣は同国初の女性国防相としてゼイーナ・アカール氏を任命。その他5名の女性が閣僚メンバーとして名を連ねている。初の閣議22日に行われる予定。

 新閣僚の多くは学者や元顧問など、あまり名前が知られていない人物だが、市民らはすぐさま、これまで広く非難の的になってきた世襲の有名政治家らの不在は、問題を隠す手段にすぎないと訴えた。

 先週末に警察とデモ隊が衝突し、多数の負傷者が出ていたベイルート市内では新内閣発足の発表の前からデモ参加者らが街に出て、中心部の主要道路を封鎖した。 (c)AFP/Tony Gamal-Gabriel

 

https://www.afpbb.com/articles/-/3264591?cx_part=latest

 

 

 

こういう状態では、ゴーンもキャロルも、気が気ではないようだ。夜もおちおち眠れないのではないのかな。

 

キャロル・ナハスは、自身への逮捕状に対して、「検察の脅し」だと反発しているが、これって完全にやせ我慢である。

 

彼女はゴーン事件には何の関係もない、と言っている様だが、さんざん証拠隠滅を図っていて何をかいわんやだ。

 

 

 

「検察の脅し」とゴーン被告妻

自身への逮捕状に反発と米紙

2020/1/22 17:05 (JST)1/22 17:07 (JST)updated

©一般社団法人共同通信社

キャロル・ナハス容疑者(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは21日、前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の妻キャロル・ナハス容疑者が、自身に逮捕状が出ていることについて「私は事件とは何の関係もない。救いようのない話だ」と述べ、日本の検察当局による脅しだと反発していると伝えた。

 電子メールを通じて実施したインタビューに答えた。同容疑者は「夫は無実であり冤罪だ」と強調。日本で裁判日程が決まるまで長時間かかったことで「この悪夢に終わりはない」と認識したと述べた。

 夫と暮らす今も「夜、目覚めて夫が本当にいるか確かめている」と不安が消えていないことを明らかにした。



https://this.kiji.is/592623708129592417



 

キャロル・ナハスが不安にさいなまされているのは、彼女に日本政府から「偽証容疑」で、逮捕状が出ているからである。

 

しかもICPOを通じて国際手配されているのである。彼女は正真正銘の犯罪者で、れっきとした容疑者なのである。


(続く)