世界自動車大戦争(62)

ゴーンはキャロルと付き合うようになってから、金遣いが荒くなっている。この件については、当ブログ「Ghosn,Gone with the Money52」('19.2.15)を参照願う。

 

 

 

ゴーン前妻を金で口止め! 世界を股に証拠隠滅!! キャロル夫人とは何者か

社会 週刊新潮 2020123日号掲載

 



     カルロス・ゴーン65に続き、逮捕状が出されたキャロル夫人(53。夫の逮捕以来、彼の前妻に大金を積んだり、世界各国に散らばる関係者に口止めするなど、「証拠隠滅」を図っていたのだから、一蓮托生である。

ゴーンの悪事が加速した背景に、夫人の影響があった可能性は否定できません」



 と言うのは、ジャーナリストの井上久男氏である。

「もともとゴーンはファッションや食に無頓着な男。パッとしない服にダサい眼鏡をかけていた。日本に来た頃も、お昼は日産の社員食堂でラーメンや鮭定食を食べていましたからね」

 が、10年程前、キャロル夫人とニューヨークのパーティーで出会った頃から、様子はガラリと変わってきたという。

「その頃ゴーンはまだ前妻と離婚が成立していませんでしたが、キャロルは積極的に近づいてきた。すると次第に、彼は眼鏡を外し、髪の毛も増えてビシッと整えるようになってきた。挙句、公然と関係を見せつけるようになったのです」(同)

 夫人はレバノン生まれのNY育ち。後にファッションブランドを設立して経営者となり、その縁でゴーンと出会う。ちなみにバツイチで、前夫との間には3人の子がいる。

「ゴーンと前妻との離婚が成立した後、二人は2016年に結婚。式は夫人の希望もあり、ヴェルサイユ宮殿で行いました」(経済部記者)

 80億円とも報じられるその費用の一部にルノーの資金を流用した疑いで現在、フランス当局が捜査中だ。

「ゴーンの会社私物化には、12歳も年下の派手な奥さんに、自分の力を見せつけたいという思いがあったのかもしれません。もしくは夫人の方から“これくらい出来るでしょ”と、煽られた可能性も……」(前出・井上氏)

 事件の陰に女あり、とはよく言ったものである。

 

https://www.dailyshincho.jp/article/2020/01240559/?all=1

 

前妻のリタさんとキャロル・ナハスとは、全く性格が違っている。

リタさんは良妻賢母型で、キャロルは上流階級の傲慢型だ。リタさんはゴーンの仕事のよき助言者であり、あたかもゴーンの共同経営者でもあった。その時のゴーンは真面目に仕事をしていた筈だ。



ゴーンがキャロルと交際を始めると、ゴーンの眼も曇っていった。日産の金を自分の金と勘違いして、自分の懐に入れ始めたのだった、もちろん複雑な方法で。

ゴーンを悪に走らせたのは、キャロル・ナハス本人であったのではないのかな。事件の影に女あり、と言う事を、ゴーンは地についてやってしまったのである。

 

 

 

再婚でゴーン被告を変えた“キャロル容疑者の正体” 異様な存在感を放ち…国連にも保釈“懇願”

  2020.1.20

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キャロル容疑者()はゴーン被告の逃亡計画を知らなかったと主張している

 

 ベルサイユ宮殿の披露宴、リオのカーニバルカンヌ映画祭…。日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が会社のカネを巨額流用していたという調査結果が公表されたが、特にキャロル・ナハス容疑者(53)=偽証容疑で逮捕状=との再婚以降、豪遊ぶりが加速していた。堅物イメージだったゴーン被告だが、レバノンの記者会見では人目をはばからずキャロル容疑者と抱き合い、キスする一幕も。カリスマ経営者を変えてしまったのか。

 「私は何も知らなかった」「裁判がいつまでも延期され、人間性を奪う意図の下で彼(ゴーン被告)は権利を剥奪、拘束されていた」

 ゴーン被告の逃亡後、8日の仏メディア、パリジャンのインタビューにこう語ったキャロル容疑者。

 日本の捜査当局はキャロル容疑者について国際刑事警察機構(ICPO)に国際手配を要請。キャロル容疑者はレバノンオマーンなどの事件関係者にスマートフォンのアプリで隠語を交えてメッセージを送り、口裏合わせなどの証拠隠滅を図っていた疑いがある。

 また、ゴーン被告の拘留中にはメディアや弁護士などを通して、エマニュエル・マクロン仏大統領ドナルド・トランプ大統領、さらには国連にも保釈を懇願するなどの行動力を見せた。

 8日のゴーン被告の会見にも姿を見せ、被告の腰に手を回したり、がっちり抱擁したりと異様な存在感を放っていた。

 海外メディアによると、キャロル容疑者は、1966年にレバノンの首都ベイルートで生まれたが、米ニューヨークでの生活が長く、実業家として高級カフタン(民族衣装)ブランド「CLAM」を設立した経歴も持つ。

 前夫との間に3人の子供がいるが離婚し、チャリティーイベントで知り合ったゴーン被告と2016年に再婚。同年に豪華絢爛な結婚披露宴をベルサイユ宮殿で行った。リオのカーニバルカンヌ映画祭へのゲスト招待、「カルティエ」での贈答品購入などに少なくとも390万ユーロ(現在のレートで約4億7800万円)が日産とルノーの企業連合の統括会社から支出されていた。

 「ゴーン被告の前妻は地味で堅実な人だったが、正反対のキャロル容疑者と知り合って以降、ゴーン被告の派手な行動が目立つようになってきた。なぜか髪の毛まで増えていると話題になっていた」(日産関係者)

 夫妻が住むベイルートの邸宅をめぐっては、日産側が所有権を主張して訴訟も起こしているが、立ち退く気配はない。

 また、キャロル夫人が代表を務める会社が購入したクルーザー(約16億円)も日産の子会社の資金が充てられていた疑いがもたれている。

 昨年6月の英BBCの単独インタビューでは「私は3人の子供を育てた主婦。なのに、何かたくらんでいる女のように言われている」と話したキャロル容疑者。

 ゴーン被告の弁護団は17日、「日産の調査は偏っており、誠実さや独立性に欠ける」と反論する声明を発表した。

 

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200120/dom2001200002-n1.html?ownedref=not%20set_main_ranking

 

 

事件の陰に女あり、を地で行ってしまった高貴な人物がもう一人いる。

 

それはイギリス王室のヘンリー王子である。

 

結婚した嫁の言いなりになって造反し、家族から遠ざかり家を出ていくと騒いで」しまったのだ。

 

そうしたら「どんな家でももめるだろう。縁を切って出ていけ!となるのがオチだ。」と次の論考には書かれている。

 

ゴーンがキャロルに煽られて(かどうかは知らないが)、日産の金をネコババすることになったのと、どこか似ているとは思わないですか。

 

 

 

ヘンリー王子の「フォーカシング・イリュージョン」の結末

 

2020.01.22 07:00  NEWSポストセブン

待っていたのはシビアな結末(写真/時事通信社

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 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、英国王室離脱問題のその後の顛末に言及。

 * * *
 英国王室の決断は驚くほど早かった。ヘンリー英王子夫妻が高位王族からの引退を表明してからわずか10日、エリザベス女王は夫妻の事実上の王室離脱を決めた。それだけヘンリー王子の突然の反乱は、女王の感情を損ねたのだろう。英メディアが「女王が鉄拳を振り下ろした」と報じたくらいだ。

 王室と一般庶民を比較することはできないが、普通に考えれば祖母である女王が怒るのも当然だ。息子や孫が結婚した嫁の言いなりになって造反し、家族から遠ざかり家を出て行くと騒いだら、どんな家でももめるだろう。縁を切って出て行け!となるのがオチだ。

 ヘンリー王子は公務から退き、夫妻は王族の敬称「ロイヤルハイネス」の称号を失うことになった。公費を受け取らず、経済的に自立しながらも王室メンバーとして留まり、公務を続けることを希望していたヘンリー王子にとっては予想外の結末だ。

 19日、ロンドン市内の慈善イベントで講演したヘンリー王子の様子からは、いつものような明るさや快活さは微塵も感じられなかった。「この件に関する限り、ほかに選択肢はありませんでした」と書面に目を落としながら硬い表情を見せると、会場は静まりかえっていく。「ダイアナの次男にも相手が見つかった」という彼の言葉に、聴衆の笑い声が一瞬響くが、本人は二コリともせず淡々と話し続けた。

 とはいえ王室から引退し英国から離れれば、平穏で幸せな生活が送れると考えたのはヘンリー王子自身だ。それが過剰な詮索に苦しみ、王室での生活を窮屈だと感じていたメーガン妃の強い意向であったとしても、王子もそれこそが家族を守り、家族が幸せになる条件だと思い込んだのだろう。つまり、思い込みからくる幻想、「フォーカシング・イリュージョン」といえるかもしれない。

 フォーカシング・イリュージョンとは、「○○さえあれば幸せになれる」、「○○があれば成功するはず」と、ある特定の価値や自身が注目する要因を実際以上に過大評価する傾向のことである。ダイアナ元妃の事故死のトラウマもあり、メーガン妃が叩かれ家族がメディアに追いかけまわされる度に、ヘンリー王子のその幻想はより強くなっていったはずだ。

 講演では、公費を受け取らずに女王と英連邦、軍関係に奉仕したいという希望が叶わなかったことについて「残念ながらそれは不可能だった」と語り、沈鬱な表情を浮かべ視線を落とした。「こういう結果になりとても悲しい」とも述べ、無念さをにじませた。そもそも今回の騒動は、王子がフォーカシング・イリュージョンによって先走ってしまったのが発端だろうが、もう後には引けなかった。

「家族をこれまでの全てから遠ざけて、平和な生活を送れることを願い一歩を踏み出す」と語ったヘンリー王子だが、果たしてそれで本当に望む生活が手に入るのだろうか? 王族に生まれ、王子として生きてきた彼にとって、守られてきた環境から離れ民間人になることへの不安は大きいはずだ。

 幻想は幻想にすぎない。ヘンリー王子夫妻に「こんなはずではなかった」と思う日が来なければいいのだが…。
https://www.news-postseven.com/archives/20200122_1529896.html

 

ヘンリー王子もメーガン妃と出会わなかったら、もう少しはマシな生活を送ることが出来たものを、と思わずにはいられない。それにしてもイギリスの王族に生まれ、幼くして母親のダイアナ妃を事故で無くすと言う悲劇に見舞われたことには同情すべき事情は多々あるものと思われるが、今少し自分の立場・持ち場と言うものに思いをはせるべきだったのではないのかな。


(続く)