中国武漢・新型コロナウィルス(50)

だから、トランプ大統領が中国人留学生の追放に乗り出したことは、理に適ったことである。

 

 

米、中国人留学生の追放検討 スパイ活動防止と報道

2020.5.29 09:13 国際 米州

USA-TRUMP/EXECUTIVE ORDER 記者会見に臨むトランプ米大統領=28日、ホワイトハウス(ロイター)

 

 米紙ニューヨーク・タイムズは28日、米国の大学に留学中の中国人大学院生や研究者のうち、中国人民解放軍との関係が疑われる人たちのビザ(査証)を取り消して追放する計画をトランプ政権が検討していると報じた。

 

 スパイ活動知的財産の窃取を防ぐ狙いだが、大学側の反発も予想されている。

 

 ロイター通信は、トランプ政権が週内にも計画を発表する可能性があるとの見方を伝えた。

 同紙によると、3千人以上が対象になる。米国の教育機関には現在、中国人留学生が約36万人いる。米当局者は中国人留学生の一部は高度な技術を持つ米企業に就職しているため、産業スパイとして活動することを警戒しているという。(共同)

 

https://www.sankei.com/world/news/200529/wor2005290019-n1.html

 

 

 

中国が「一帯一路」とか言って、米国包囲網をつくろうとしているが、日本をはじめ西側諸国はこんなことに同調してはいけないのだ。同調していると、そのうちに、国自体が共産化してしまう恐れがある。なんと言っても、中国は無垢な国民へ忍び寄ることに長けている。日本の場合、沖縄がその良い例だ。「超限戦」を忘れてはならない。

 

 

 

さて、2020東京オリンピックは、2020年から一年延期となって2021.7.23~8.817日間となっているが、果たして開催できるものなのか。一年ほどの延期では、この中国武漢新型コロナウイルスの勢いは衰えることは無いのではないのかな。どうせなら2年の延期が必要だった、のかな。

 

過去にもオリンピックは延期されたり中止されたことはあった。

 

1916年第6回オリンピックは、ベルリンで開催されることが、1912.7.4の第14IOC総会で決まったが、1914.6.28サラエボ事件オーストリア・ハンガリー帝国の皇太子がセルビア人に暗殺された事を契機に、オーストリア帝国セルビアに宣戦布告し(1914.7.28)、全世界を巻き込んで1914.7.28~1918.11.11第一次世界大戦が勃発した。日本も連合国側として中国や南洋のドイツ占領地を攻撃した。地中海にも軍艦を派遣して、連合国側の輸送船団の護衛をして貢献をした。この結果1916ベルリンオリンピックは中止となった。

 

また1918.1にはアメリカのカンザス州で発生・流行したスペイン風邪は、中国からもたらされたウイルスが起源だとされている。その後連合国の兵士を中心に全世界に広まりパンデミックを惹き起こした。当時中立国であったスペインからの情報が豊富であったために、スペイン風邪と呼ばれたが、元は中国人労働者が起源であるとされている。パンデミックの結果死者も増大したが、集団免疫を形成した結果、1920.12に収束した。

 

1920年第7回オリンピックは、1920.4.20~9.12にベルギーのアントワープで開催された。スペイン風邪は、まだ完全には収まり切ってはいなかったが、ドイツに占領されたベルギーはこのオリンピックを契機に復興を果たしていった。将に復興五輪であった。防疫体制が貧弱であった中での開催であったが、選手達には犠牲者は出なかったことは幸いであったと言われている。

 

1940年第12夏季オリンピックは、1940.9.21~10.6東京市で開催される予定であったが、支那事変の影響で日本は1938.7月に開催を返上している。代替地となったヘルシンキ大会も、第二次世界大戦の勃発で中止された。

 

2010年第21冬季オリンピックバンクーバー大会は、2010.2.12~2.28に開催された。浅田真央トリプルアクセルを3回も完全に成功させながら、韓国のキムヨナの八百長採点に敗れて銀メダルに終わった悔しい五輪であったが、選手役員全員が2009.12月までの新型インフルエンザ予防接種を受けて(?)臨んだ大会であった。このウイルスはH1N1型と呼ばれ、豚由来のウイルスであった。2009.6月にパンデミック宣言が成されて、2010.8月に終息宣言がなされた。

 

2016年第31夏季オリンピックは、2016.8.5~8.21リオデジャネイロで、始めての南米での冬季での開催であった。当時20155月から中南米では「ジカ熱」が流行しており、2016.2.1にはWHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言をしている。ジカ熱は南米では風土病として見られていたが、小頭症の子供が生まれる可能性があることから、オリンピック開催も絡んで世界的な問題となった。ジカウイルスは蚊が媒介するもので、ブラジルは軍を動員して、蚊の駆除などを行って、何とかリオ五輪を開催したが、ゴルフやサッカーでは出場辞退する選手が続出している。

 

 

このように過去には戦争で2回中止となっているが、スペイン風邪新型インフルエンザ、ジカ熱などのウイルスの蔓延があっても、オリンピックは何とか開催されているが、今回の中国武漢新型コロナウイルスは、それまでのウイルスとはかなり異なっているので、相当厄介である。感染力が強力なのである。なんと言っても中国人民解放軍が開発した生物兵器なのだから。

 

だから、たとえ2年の延期でも、2020東京五輪は開催できなかったのではないのかな。日本が良くても、世界の他の国ではまだ、中国武漢新型コロナウイルスが収束に向かってはいない可能性があるからである。収束までには、2年どころか3年から5年ほどかかるのではないか、と言った意見もある。

 

更には収束されない危険性もあるかもしれないのだ。と言うのも、この中国武漢・新型コロナウイルスは、頻繁に変異するようで、ワクチンや免疫の獲得が難しいかも知れないと言うのだ。

(続く)