先ずは地質時代の年表を、思い出していただきたい。
旧石器時代から新石器時代へのつながりを、簡単に頭に入れておくことは、この議論に有益な事だと思われるからである。
これは'20.09.04のNO.30で紹介したものである。
地質時代と石器時代の対応表 https://ja.wikipedia.org/wiki/石器時代
期間 |
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旧石器 |
前期旧石器時代 |
約330万年前~約30万年前 、北京原人・ジャワ原人、ホモ・サピエンス誕生・20(~ 30)万年前頃、打製石器、火の使用 |
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中期旧石器時代 |
約30万年前~約5万年前 、ネアンデルタール人、現生人類、(7~)6万年前アフリカを出る。 |
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約5万年前~紀元前約1万年 、ネアンデルタール人絶滅、骨角器、壁画、衣服、ナイフ形石器、日本列島に人が住む。 |
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完新世 |
中石器 |
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紀元前1万年~紀元前8000乃至6000年、氷河後退・気候温暖、細石刃 |
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新石器 |
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紀元前8000年~ 、磨製石器、農耕・家畜、定住生活、土器 |
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日本に人が住み始めたのは、およそ4万年前のことであった。3万8000年前からは、日本列島では旧石器時代の遺跡が盛んに発見されるようになっている。
また世界最古の土器は、青森で発見されている。1万6500年前のものであった。
だから日本列島は一応、1万5~6000年前からは、土器を伴う時代に入っていった、と言うことが言えるかもしれないのだ。いわゆる縄文時代の草創期である。
そのころの日本列島は、現在の九州、四国、本州、北海道と言った列島ではなかった。
後期旧石器時代、と言っても幅があるが、Wikipediaによれば、いわゆる日本列島と言うものは、まだ形を成していなかったようだ。
北海道はサハリンと陸続きでそれ自体が大陸と繋がっているという状態で、九州、四国、本州は一体となり一部は大陸と繋がっていたと推定されている。
当然黄海などはなく、台湾も大陸と陸続きであった様だ。2万年前頃になると、古本州島は大陸から離れることになった様だが(と言っても離れた訳ではなくて、温暖化で水位か上昇したと言うこと)、現在の朝鮮半島とは至近距離であったという状態であった様だ。
Wikipediaには、その状態を次のように表している。
(1)
(2)
(3)
(1) 中新世前期には、沈み込みによる大陸辺縁の分離が活発化する。Maは百万年前を示す。
(2) 鮮新世後期-更新世前期には、日本海の拡大は終焉して島弧は現在に近いハイチになっている。
(3) 更新世の終わり2万年前頃には、ほぼ現在に近い地形であるが、最終氷期最盛期のため界面が低下し日本海と外洋を繋ぐ海峡は非常に狭かった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/日本列島
(続く)