日本人のルーツは縄文人だ、渡来人はない。(49)

序に、地球の46億年の歴史の年表を次の示しておこう。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%8F%B2%E5%B9%B4%E8%A1%A8#新生代(約6500万年前_-_現代)  による。

 

 

f:id:altairposeidon:20201001123443j:plain

f:id:altairposeidon:20201001123513j:plain

 

これによると、中新世とは2千300万年前から700万年前の期間に当たり、1千300万年前頃には類人猿が出現し、700万年前とは猿人が直立2足歩行を始めた頃になる、と言う。

 

鮮新世の終わりころには、日本海の形成が進み、更新世の後期の2万年前頃には日本列島がほゞ形成される、と言った按配のようだ。

 

 

 

 

海部陽介の「日本人はどこから来たのか?」(文芸春秋社)には、2万年前の古日本列島として、上図の(3)に近い古日本列島の図を掲載している(P121)。

 

その図では、朝鮮半島黄海、台湾まで一体となっており、古本州島には対馬まで一体となっており、朝鮮半島との間隔はごく狭いものとなっている。ただ古日本列島へホモサピエンスが渡ってきたと思われる5万年前~3万年前の図では、対馬は独立した島嶼となっている。

 

従ってここを渡るには、航海術の習得が必須となっていた筈だ。また南西諸島も複数の島は一体となっていた模様だ。だから島伝いに航海することは、現在よりも短い距離であった筈である。

(続く)