6. の「アーチ―の肌の色を懸念する声があった。」などは、当然と言えば当然のことである。
誰でもそのことに対しては、言及することであり、イギリス王室はもとより、イギリス国民誰しもが、懸念と言うか話のタネにせざるを得ない事柄なのである。
ヘンリー王子とメーガン妃夫妻にとっては、懸案事項であっても、言及しないことが必要であった。その点、ヘンリー王子のショックを受けても、「この会話を私はシェアするつもりはありません。」との態度は、当然と言えば当然、当たり前のことであり、そうせざるを得ないものであった。何か言えば話が大きくなり、話題が沸騰するかもしれないからである。
そんなことは最初から分かっていたことであり、ヘンリー王子が「レイチェル・メーガン・マークル」を見染めたときから、必然的に付きまとっていたことである。
それが嫌なら、見染めないことである。
幸いと言うか、長男アーチ―君の肌の色は、このように白かった。が頭髪はヘンリー王子と同じ、嫌われている赤毛だったようだ。
英王室「85年来の危機」=メーガン妃告白で議論噴出
2021/03/16 12:37
ヘンリー英王子(左)と妻メーガン妃、長男アーチー君=2019年9月、南アフリカ・ケープタウン(AFP時事)
【ロンドン時事】ヘンリー英王子の妻メーガン妃が、王室で活動中に人種差別的な扱いを受けたなどとテレビのインタビューで「暴露」したことが、英国内で大きな波紋を呼んでいる。批判の矛先を向けられた王室は対応に苦慮。一部メディアは、国王エドワード8世が離婚歴のある米国人女性と結婚するため退位した1936年以来最悪の「王室危機」と伝えている。
昨年3月に夫と王室を去ったメーガン妃は今月8日、米テレビの対談番組で、王室内で孤立して自殺願望を抱えたり、長男の「肌の色の濃さ」について懸念する声が王族から上がったりしたなどと告白。赤裸々な告発と王室への痛烈な批判は国全体に衝撃を与え、各界を巻き込む議論に発展した。
一部議員は王室の人種差別問題の調査を要求し、ソーシャルメディアでは君主制廃止論が再燃。新聞各紙も連日数ページを割いて問題を大きく報じ、ガーディアン紙は「破壊的な人種差別発言で王室が危機に陥った」と伝えた。
中でも物議を醸したのは、有名テレビ司会者ピアース・モーガン氏の発言だ。これまでにもメーガン妃批判を繰り返してきたモーガン氏は、キャスターを務める民放ITVの報道番組で「(妃の言うことを)一切信じない」と断言。数万件の苦情が寄せられ、降板に追い込まれた。
ただ、王室の伝統と歴史を誇りに思う国民も多く、「高齢のエリザベス女王の健康の方が(妃が提起した)一連の問題より重要」(ロンドン郊外在住の40代男性)と過熱する議論に冷めた視線を送る向きもある。インタビュー放映後のユーガブ社の世論調査では、「女王と王族に同情する」と回答した割合が36%と、「ヘンリー王子夫妻に同情」(22%)を上回った。
(前列左から)英王室のチャールズ皇太子夫妻、エリザベス女王、ヘンリー王子夫妻、ウィリアム王子夫妻=2018年7月、ロンドン(EPA時事 )
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031500637&g=int&p=20210315at24S&rel=pv
Wikipediaによれば、イギリスでは、5世紀頃に現在のドイツ北岸からグレートブリテン島に進入してきた「アングル人」、「ジュート人」、「サクソン人」のゲルマン系3部族、中でもアングル人が中心となってイングランドの基礎を築いたために、この英語圏の白人をアングロ・サクソン人と呼んでいる、と記述されている。
従って、英語を国語・公用語とする白人が主流の先進国であるイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーラントなどを、「アングロ・サクソン諸国」と呼ぶ、とも記述されている。
いわゆる白人国家である。メーガン妃の母国のアメリカも、アングロ・サクソン人の白人国家である。
レイチェル・メーガン・マークルは、アフリカ系アメリカ人(黒人)の母親と、オランダ・アイルランド系の白人を父親とする黒白半々の、いわゆる混血児である。米国の黒人と言っても、現在は全てが奴隷貿易でアフリカから連れてこられた黒人の子孫ではない。自発的に米国に渡ってきた黒人も多いと言われているが、メーガンの母親はいわゆる奴隷として連れてこられた黒人の子孫であるようだ。
更に、メーガンには離婚歴がある。2011.9.10に、映画プロデューサーと結婚しているが、2年後の2013.8月に離婚している。
(続く)