日本のご皇室と英国王室(17)

4 お互いをどのような存在と感じ,どんなところに惹ひかれ,ふだんはどう呼び合っているか,お聞かせください。
殿下

一言で申し上げるのは難しゅうございますが,小室さんは私を温かく励ましてくださる存在でございます。最初に惹ひかれたのは,太陽のような明るい笑顔であったと思いますが,性格を深く知るうちに真面目でご自分の考えと強い意志を持ちながら努力されるお姿,また,物事に心広く対応される姿に惹ひかれました。ふだんはお名前で呼んでおります。

小室圭氏

宮様と度々お会いするようになりましてから,ある日夜空に奇麗な月を見付け,そのとき思わず宮様にお電話をいたしました。その後も奇麗な月を見付けますと,うれしくなり宮様にお電話をおかけしています。宮様は私のことを月のように静かに見守ってくださる存在でございます。とても愛情深く,確たる信念をお持ちのところに強く惹ひかれました。ふだんはお名前を呼んでおります。

記者

お名前というのは,具体的にはどういうふうな。

殿下

そうですね。ちょっとここでは実演はご遠慮申し上げるのですけれども,具体的に申し上げるとお互いファーストネームで呼び合っております。



5 眞子さま秋篠宮ご夫妻や妹の佳子さま,弟の悠仁さまに小室さんを紹介された際のご様子や,みなさまからどのような言葉があったかご紹介いただけますか。小室さんもご家族に交際を伝えた際,どのようなやりとりがありましたか。
殿下

私への質問は初めて小室さんを紹介したときのことと理解いたします。将来を考えている方として紹介いたしました。そのときは両親のみであり,妹と弟には別の機会でした。ということで,ここでは両親のときの話をさせていただきたいと思います。改めて振り返りますと,何分にも数年前のことでございますし,結婚に関する物事が進んでいたわけでもありません。記憶に残っていることといえば,両親が「秋篠宮眞子の父です」,「母です」と自己紹介をしていたこと,小室さんも自己紹介をなさっていたことでございます。多少の緊張感はありながらも,楽しく和やかに会話をしたように記憶しております。

小室圭氏

将来を考えた交際を私の家族に報告しましたら,「とても恐れ多いことですが,あなたがそのように決めたのならば,宮様にお幸せになっていただけるよう努めるように」と,申しておりました。



6 眞子さまは皇族の立場を離れられ,新たに家庭を築かれること,小室さんは皇族の方を妻とすることを,どうお考えですか。理想の家庭像と合わせてお聞かせください。
殿下

幼い頃より結婚をするときは,皇族の立場を離れるときである,という意識を持って過ごしてきました。その中で,天皇陛下をお助けし,自分なりにできる限り皇族としての仕事を大切に果たそうと努めるとともに,私自身の生活も大事にしてまいりました。両親も,私の考えを尊重しながらも,助言をし,見守ってくれました。他にもたくさんの方々に助け,見守られ,様々な貴重な経験と多くの出会いに満ちた日々が送れましたことを,大変有り難く思っております。新たに家庭を築くことは,なかなか想像の範囲に収まることではないと思いますが,小室さんと共に,温かく,居心地が良く,笑顔あふれる家庭をつくることができれば,うれしく思います

小室圭氏

内親王様をお迎えすることは,非常に責任が重いことと思い,真摯に受け止めております。宮様は,それらのことを感じさせない配慮を常に私にしてくださり,今日までとても自然な気持ちで過ごすことができました。これからも私なりにできる限りのことをしてまいりたく存じます。理想の家庭像でございますが,いつも自然体で,和やかな家庭を築いていきたいと思います。



7 小室さんにお伺いいたします。ご自身の性格や大切にしていること,趣味や座右の銘,また将来の夢や目標などについてお聞かせください。
小室圭氏

まず性格でございますが,一言で申しますと,単純ということになると思います。どちらかと言えば,鈍い方かもしれません。大切にしていることは,日常のペースを崩さないことでございます。趣味は多々ありますが,その中でも絵を描くことと,音楽は幼い頃より親しんでまいりました。休日には,ピアノで好きなジャズを弾いております。また,体を動かすことも好きで,四季折々のスポーツを楽しむこともあります。好きな言葉は「LET IT BE」でしょうか。現在,奧野総合法律事務所・外国法共同事業にて正規職員として働いている傍ら,社会人入学した大学院に夜間で通っております。今後のことで思い描いていることはございますが,今は目の前の仕事と勉学にしっかりと取り組むことが重要であると考えております。将来のことにつきましては,宮様とご相談しながら考えてまいりたいと思います。




https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/03/gokekkon/konyaku-kisyakaiken.html



 

 

『・・・・・

この当時,お互いに,お付き合いをする人は結婚を考えられる人でありたい,という共通の認識がございましたので,結婚につきましては,当初より念頭にございました。・・・・・・』

との眞子内親王殿下のお言葉は、何を意味しているのであろうか。

小生にとっては、「当初より結婚が念頭にあった」と言うことは、どんな心境であったのであろうか、はなはだ理解に苦しむものであった。

 

何かあまりにも御皇族でありながら、ご結婚のことを慎重に考えているようだが、何か安直に簡単に考えておられるようで、とても心配に感ずるのである。好きだから結婚するのだ、相手がどうであろうと、何が悪いのか。と言った感じなのだ。これではご皇室としての立場が台無しだ。

 

ご皇室とは、日本国がよって立つところと言っても良いモノではないか。だからそんなに安直に考えてもらっては困るのである。日本国民が心から祝福できるような、それなりにふさわしいものでなければならないのだ。

 

それにしても小室圭氏の落ち着き払った態度にも、少々どころか、かなりの違和感を感じたものであった。好かれたのであるからそれで十分でしょうと、余りにも無責任すぎる雰囲気が感じられることが虚しいのである。ご皇室の御結婚に関する事柄は、そんな薄っぺらいものではない。

 

 

しかしながら、宮内庁もしっかりとご皇室の事柄には関与されているために、特に内親王殿下のご結婚などの慶事に関しても、それなりにおさえていることだと思っていたのである。

 

だが、さにあらん、ご結婚の諸行事がすべて延期される、と言うではないか。やはり引っかかるものがあった様だ。

 

 

この婚約内定の記者会見は、

2017年(平成29年)93のことであったが、その僅か半年後

2018年(平成30年)26に、お二人のご結婚のに関するすべての行事が延期される宮内庁が発表したのであった。

 

延期の理由としては、

 

その翌年2019年(平成31年)430日(火)に、天皇陛下のご退位の礼が行われ、

その翌日2019年(令和 元年)501日(水)に、皇太子さまのご即位の礼が行われることになっていたからである、と言われている。

 

だから眞子内親王殿下と小室圭氏とのご結婚のに関するすべての行事が延期されると言うことになったのであった。

 

しかしそんなことは当の昔に分かっていたことでは無いのか。少なくともご結婚内定の記者会見の時に、その旨ご結婚に関する諸行事は「ご退位の礼、ご即位の礼」の後になると伝えることは出来た筈だ。

(続く)