日本のご皇室と英国王室(49)

「国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にする」のが皇室

 今年2月の天皇陛下誕生日会見。記者から「新型コロナウイルスの感染拡大により、皇室の活動も制限され、天皇陛下が多くの国民と交流される機会が減りました。(略)感染症の影響が長期化する中で、コロナ禍の天皇や皇室の在り方、今後のご活動の方針について、どのようにお考えでしょうか」と、質問された陛下は次のように答えた。

「歴代の天皇はその時代時代にあって、国民に寄り添うべく、思いを受け継ぎ、自らができることを成すよう努めてこられました。その精神は現代にも通じるものがあると思います。皇室の在り方や活動の基本は、国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にすることだと思います。(略)国民の皆さんが痛みを分かち合い、協力し合いながら、コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしております」



天皇陛下記者会見 (宮内庁提供)

天皇陛下記者会見 (宮内庁提供)



      陛下は、皇室の基本は、「国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にすることだ」と、断言した。まして、今はコロナ禍という非常時である。医療従事者、飲食店関係者をはじめとして、多くの国民が日々、苦しく大変な思いをしている。それだけに、陛下の胸中には「国民と苦楽を共にする」という思いが、いつもより強いに違いない。陛下や秋篠宮さま、それに眞子さまたちもまた、国民に寄り添いながら、国民が苦しい時は共に苦しむ。国民と苦難を分かち合う。そういう存在なのだ。これがまさに皇室の基本であることを忘れてはいけないだろう。

 こうした厳しい状況の中で、眞子さまの結婚問題が進められていることに違和感を覚えるのは私だけだろうか



2020年の新年に公開された皇室ご一家のご近影  宮内庁提供

2020年の新年に公開された皇室ご一家のご近影  宮内庁提供



眞子さまの結婚は、コロナ次第のところがある」

 眞子さまは、今年1023日に30となる。この大きな節目に併せて眞子さまが結婚するのではないかと、一部で報道されている。だが、複数の関係者に取材すると、肯定的な答えは少なかった。10月結婚説」の最大の“壁”は、やはりコロナ感染拡大の勢いが止まらず、先行きが見通せないことだという。



2017年の園遊会に出席された際の、天皇皇后、秋篠宮さまご夫妻と眞子さま ©文藝春秋

2017年の園遊会に出席された際の、天皇皇后、秋篠宮さまご夫妻と眞子さま ©文藝春秋



 ある皇室関係者はこのようにそっと教えてくれた。



眞子さまの結婚は、コロナ次第のところがあるのでは。まだ、なにも決まってないというのが本当のところではないでしょうか」

 このコロナ禍は、秋篠宮さまが語った「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況」にも遠い。皇室のお祝い事が、苦労している多くの国民がいる中で行われることが、相応しいのかどうか。それ自体を考え直す必要があるだろう。



https://bunshun.jp/articles/-/45126?page=1





やはり、中国武漢新型コロナウイルスが、この件にも影響している。



そして小室家へのバッシングは日に日に大きくなり、眞子さまだけに限らずに秋篠宮家やご皇室への批判に繋がってしまうことを恐れるものである。





小室家バッシングが眞子さまに飛び火 「皇室タブー」が破られたワケ

2021/5/9 05:29 (JST) ©株式会社東京スポーツ新聞社



バッシングは眞子さまにも…© 東スポWeb バッシングは眞子さまにも…

3年以上に渡り繰り広げられている小室圭さん(29)と秋篠宮眞子さま(29)の結婚騒動。先月8日に小室さんはA4用紙28枚に及ぶ「文書」を発表したものの、火に油で打開策は全く見えない

 

「文書は弁護士を目指す小室さんらしい理詰めの内容でしたが、矛盾点も多く、何より金銭を工面してくれた母・佳代さんの元婚約者に対する誠意に欠けていた。案の定、大炎上し、文書公表の4日後には解決金支払いを提案するハメになった」(皇室ライター)

 

その解決金も具体的な金額や支払い期限への言及はなし。小室さんの〝本気度〟には疑問符がつく。騒動の〝元凶〟とも言うべき佳代さんに至っては、ここまで見解を表明することなく沈黙。元婚約者サイドには体調を崩して長期入院していると伝えていたようだが、7日発売の「女性セブン」ではバリバリ元気に歩く姿を激写された。

 

「小室家の何が凄いかと言えば、打っても全く響かないところ。これだけ世間から批判されたら、もう少し焦るものなのですがねぇ…」とは宮内庁関係者だ。

 

進展しない結婚問題に業を煮やしたのか、マスコミの報じ方も徐々に変わってきた。これまで〝守られてきた〟眞子さまに批判の矛先が向かうようになったのだ。

 

先月28日発売の週刊文春は「『甘いのよ!』小室圭さんを叱った眞子さま暴走愛全内幕」の大見出しで、眞子さまの勝気な性格、一連の結婚問題に主体的に関与していたことを報じた。前出女性セブンでは小室家の400万円の借金を、眞子さまが「肩代わりする」と言わんばかりの内容でアオった。

 

冒頭の皇室ライターは「結婚した際に支給される一時金約1億4000万円の中から支払われるのでは?というものでした。我々の税金も投入されているだけに、他人事ではありません。眞子さまにもバッシングが浴びせられています」と話す。

 

マスコミ界隈では皇室を批判することは、これまでタブー視されてきた。小室さんとの結婚問題も当初、眞子さまは金銭トラブルを知らなかった〝被害者〟のように描かれていた。

「その潮目が変わった。小室家が打てども響かないこともあり、さかのぼって眞子さまの男を見る目、さらに自由恋愛を尊重する秋篠宮家の教育方針にまで疑問の目が向けられるようになった。異常事態です」(ワイドショー関係者)

 

愛する眞子さまを〝救う〟ためには、やはり小室さんが記者会見を開くほかないように思えるが…。

 

 

https://this.kiji.is/763860631261478912





小室家が記者会見を開くだけで事が済むとも思えないが、この「眞子さま問題」は皇室全体に悪い影響を及ぼさないことを祈るのみである。


(続く)