静岡県川勝平太・悪逆無道(7)

新幹線の「のぞみ、ひかり」をもっとはやく大阪、名古屋、品川を結ぶ必要があろう。と言うことは、名古屋、品川間の静岡県をすっ飛ばすことである。「のぞみ」は静岡県には停車していないと言うが、いっそのこと「ひかり」も静岡県をすっ飛ばして、時間節約を図ってみてはいかがかな。いわば陸の孤島状態にしてしまえばよかろう。徹底的に嫌がらせをすることだ。

 

そうすれば少しでもCO2の排出量が減ると言うものではなのかな。「こだま」も静岡県の各駅に停車させるのではなくて、夫々ぼつぼつと停車させて、時間短縮(CO2削減)を図るべきだ。静岡県民には不便となっても、CO2削減に寄与するのであれば、格好の理由付けができると言うものである。

 

川勝平太は、4期目の静岡県知事選に勝利して、意気揚々ではないのかな。その余勢をかってリニアのルート変更をJR東海に申し入れる筈だ。

 

 

 

リニアルート変更正式要請へ 静岡・川勝知事、JR東海に

地域総合

202162218:40

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       静岡県知事選後は初めてとなる県庁での記者会見に臨んだ川勝知事(22日)

静岡県知事選で4選を果たした川勝平太知事は22日の記者会見で、リニア中央新幹線静岡工区のルート変更JR東海正式要請する意向を示した。要請の時期は工事の環境への影響を議論する国の有識者会議の報告などをみて判断するとし、明言を避けた。

静岡工区は大井川の地下を通すトンネル工事を県が許可せず未着工となっている。ルート変更を含む工事見直しは川勝氏の持論だが、県として事業主体のJR東海に直接要請したことはなかった。川勝氏は知事選の対抗馬だった自民党推薦候補が「ルート変更、工事中止も含め状況を踏まえ対応したい」と討論会で訴えたことを指摘した上で「自民党と意思疎通し、一緒にJR東海に(ルート変更を)申し入れたい」と語った。

具体的な時期や要請内容を巡っては「東京五輪があり、新型コロナウイルスも収束していない。(国の有識者会議などで)生態系について本格的に議論がされていないので見極めなければならない」と述べるにとどめた。

リニアの静岡工区を巡っては、赤羽一嘉国土交通相22日の記者会見で「JR東海は引き続き地域の理解と協力を得ていく必要がある。国交省としては、そうした努力を続けるようJR東海をしっかり指導していきたい」と話した。21日には加藤勝信官房長官が記者会見で「事業主体であるJR東海に最大限の努力をしてもらう必要がある」と指摘。「(国の有識者会議で)引き続き科学的、工学的な議論が進められる」と語っていた。

(静岡支局 高畑公彦)

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC226XG0S1A620C2000000/

 

 

 

政府も政府だ。このニュースでは、国交相官房長官JR東海への要求を口にしているが、大局的な見地から静岡県にも指導すべきではないのかな。こんな腰砕けでは、先行きが思いやられる、自民党さんよ。

 

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リニア路線図(編集部作成) 

 

これは、'21.2.8の当ブログのNO.48 で掲載したもので 、ここに(https://toyokeizai.net/articles/-/379656?page=1)載っていたものであるが、かって静岡県を通らずにA、Bのルートも検討していたようなので、早急に(Bルートでも)検討を再開すべきではないのかな。

 

そうすれば静岡県なんぞを通らずに、心おきなくリニアの工事を始めることが出来る、と言うものである。尤も、他の諸々の問題はあろうが、川勝平太の顔なんぞを見なくても済むと言うものである。

 

 

中国では、1999年開港の上海浦東ホトウ国際空港と上海市中心部を結ぶ路線に、高速磁気浮上鉄道「上海トランスラピッド通じており、約30kmを最短で720秒で連絡している、とWikipediaには書かれているが、当初のスピードは最高速度430km/hであったが、現在は乗客も減少し更には施設の老朽化などで、最高速度300km/h以下に落として運行している。

 

この高速磁気浮上鉄道「上海トランスラピッドはドイツの技術を導入したもので、2002年の大晦日に中国・ドイツの両首脳が出席して盛大な開通式が行われている。しかし空港の足として運航を開始したのは、ずっと後の20044月であった。但し正式運行開始は、20064月だとwebサイトには記されていると言う。それまでは「商業的試運転」であったようだ。

 

当初は杭州まで延伸する計画があった様だが、今ではその計画は頓挫している。その代り現在では、201010月に標準軌の高速旅客専用線が開通している。

 

と言ったようにこのリニアは、無用の長物化しつつあるようだが、その代り、「国産リニア」の開発が進んでいるようだ。20204月中旬に、浙江省上海・杭州・寧波を結ぶ約400kmのリニア路線を新たに建設すると言う構想を打ち出したのだ。

 

静岡県知事の川勝平太のためにもたもたしている、日本のリニア中央新幹線の開業よりも早く完成してしまう可能性もある。

 

これは2035年開通予定の様だが、詳しくはここを(https://toyokeizai.net/articles/-/352643?page=1)参照のこと。

 

 

浙江省、上海―寧波にリニア新設 景気下支えに財政出動
交通分野に56兆円

2020/4/17 17:15
日本経済新聞 電子版

【北京=多部田俊輔】中国の浙江省政府は(2020.4.)17上海市から浙江省省都杭州を経由して寧波と結ぶリニア鉄道の建設計画を発表した。路線距離は400キロメートル程度で、総投資額は数千億元規模とみられる。同省はリニア鉄道を柱に交通分野だけで総額約36千億元(約56兆円)を投じる。上海―杭州―寧波間はすでに高速鉄道が整備されているが、新型コロナウイルスの影響で経済が大きく落ち込んでおり、巨額の経済対策でてこ入れを目指す。

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中国では上海市街地と空港を結ぶ短距離のリニアモーターカーが実用化されている  

 

浙江省共産党や政府が開いた交通に関する会議で、長期計画にリニア建設を盛り込んだ。開通時期は明らかにしていないが、2035年がめどとなる見通し。中国国有鉄道車両大手の中国中車が時速600キロのリニア車両を開発しており、同社の技術が採用されそうだ。

 

新型コロナで落ち込んだ経済を立て直すため、中国政府は次世代通信規格「5G」などの新しいインフラの整備を進める方針を打ち出している。高速のリニア鉄道も新分野に含まれており、雲南省でも路線距離が430キロのリニア鉄道の建設計画が浮上している。

中国では上海市街地と空港を結ぶ約30キロのリニアモーターカーの路線が開通している。



https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58183750X10C20A4EA2000/



川勝平太の任期が終わるあと4年後を待つか、それとも先に提案した方策に打って出るか。

 

JR東海さんも、この際腹を据えて具体的な策を打ち続けていって貰いたいものだ。

(終わり)