日本のご皇室と英国王室(61)

それにしても、眞子さま複雑性PTSD心的外傷後ストレス障害の状態になっていると、診断されているという。

 

一般的に多くの国民が眞子様と小室圭氏との結婚に納得していないことを、眞子さまは非常に残念なこととお感じになり、なぜ(自分は正しいのに)多くの国民は賛成してくれないのか、と言った疑心暗鬼にさいなまされてのではないのかな。もう一段高いところから、ご自身を客観的に眺めることができなかった、という状態なのであろう。これを一般的には「自己中心的」な態度というのであるが、眞子さま2018年から2019年にかけてある意味軽い自暴自棄の状態に陥っていたという。

 

そのため、これらの外界の意見が眞子様にとっては「誹謗中傷」と認識されてしまった、ということではないのかな。誹謗中傷とは、あまりにも強い表現ではないか。

 

国民の側からみれば、このことは眞子さまの「浅はかさ」なのではないのか。10/21NO.54で゜紹介している皇室ジャーナリストの神田秀一氏の言葉を次に紹介しておく。

 

「国民が納得していない結婚を性急に進められることや、海外での生活をどこまでしっかりお考えなのか、やはり疑問だと言わざるを得ません。そもそも小室さんも、就職先が決まったという報道はありますが、司法試験の合格が発表されたわけではないのです。アメリカでどうやって眞子さまと小室さんを警備するのかという大問題もあります。日本やニューヨークの現地警察が警護するのは現実的ではありません。民間に依頼するとすれば、巨額の費用がかかります。やはり眞子さまのお考えは率直に申し上げて、一般的には『浅はか』な面があると批判されても仕方ないのではないでしょうか」(同・神田氏)

 

 

眞子さまが「国民が納得していない結婚を性急に進められること」に対して、国民はいくばくかの疑問を感じ、小室家が自身の「借金問題」を少しも進展させないことに、多くの国民が不安を感じているのである。

 

 

眞子さまの複雑性PTSD公表、狙いが「批判封殺」なら逆効果に

問題の発端「借金問題」うやむやなのに国民に傍観せよと言うのか

2021.10.4(月)青沼 陽一郎



(略)

 

 文書の中にも「201819年頃から」症状がでたことが明示されていることからすれば、それは小室さんの家族が抱える「借金トラブル」が引き金になって、世間を騒がせた時期と重なる。それがあって、これだけの結婚に関すること、相手のこと、その家族のことに対する批判や報道も増えたはずだ。とすれば、小室さん側がこの「借金トラブル」を解決さえすれば、「誹謗中傷と感じられるできごと」も格段に減るはずだ。まずは、そこにメスを入れるべきはずである。それに関しては、秋篠宮様も会見で言及されたと承知している。「誹謗中傷と感じられるできごと」をすべて取り除け、言及させるなというのは、小さなながん細胞が見つかったからと、臓器をすべて取り除いてしまうのといっしょだ。

 それ以前にこの同じ医師が、いまも眞子さまが公務を行っていることから「判断力には影響が生じておりません」「結婚の準備を進めることにも支障はありません」と言及していることからして、本当に「複雑性PTSD」なのか、その診断からして大袈裟にすぎるのではないか、という疑念も浮かぶ。

 



(略)

 国民の多くが気を揉んでいるのは、4年前の婚約直後から燻る「借金トラブル」問題に進展が見られないこと、それに対する小室さんの曖昧な態度だ。それで嫁を幸せにできるのか、それも誕生から生育を見守ってきた皇室のお姫さまが嫁ぐだけに、国民も無視はできない。そこにまた、意見する側が悪いというような曖昧な態度を上塗りする宮内庁。これでは皇室批判を加速させるだけだ。それでは心の病が寛解(カンカイ、治る・消滅する)するはずもなく、それこそ私の知る言葉でいえば「君側の奸」(君主の側に使える悪い家臣、宮内庁のこと)である。

 

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67184

 

 

 

眞子さま複雑性PTSDではあるが「判断力には影響」はなく、また「結婚の準備」を進めることにも支障はない、と言っている以上「複雑性PTSD」とは言い難いものであり、適応障害と言った方が正しいのではないのかな。

 

 

 

医師の文書【全文】

 

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〈「複雑性PTSD」の状態とご結婚について〉

眞子内親王殿下におかれましては、公的な活動等もなさっていらっしゃるように、判断力には影響が生じておりません。

結婚の準備を進めることにも支障はありません。

結婚されることで、眞子内親王殿下のご結婚に関する、ご自身とご家族及びお相手とお相手のご家族に対する誹謗中傷と感じられるできごとがなくなれば、「複雑性PTSD」の改善が進むと考えられます。

ご結婚について、周囲の方々からの温かい見守りがあれば、ご健康の回復がさらに速やかに進むものと考えられます。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211001/k10013286321000.html

 

 

 

宮内庁は「誹謗中傷」などと強い言葉を使い、さらには眞子様が「複雑性PTSD」を患っていると発表をしたが、これは今回のご結婚に対する批判を封じ込めようとする安易な考えの表れのようである。

小室家の「借金問題」はうやむやにはできないものであり、今回のこの宮内庁の対応で火に油を注いだ結果となってしまったのではないのかな。

 

いよいよご結婚の日取りとなってくる。その後はどんな進展となるのであろうか。しっかりと見届けたいものである。

 

さてこの物語も終盤に近付いてきた、次の論考をぜひご一読願う。

 

 

「小室圭さん問題」を完全にスッキリ終わらせるたった一つの解決方法

これは秋篠宮殿下の責任でもある

2021.05.08

宇山 卓栄

著作家

 

「皇族の宿命」をどう考えるか

宮内庁がやっていること、言っていることが出鱈目なのはもちろんですが、もはや、ここまで来ると、秋篠宮皇嗣殿下の責任が大きいと言わざるを得ません。

48日の小室圭氏の文書発表以降、更に状況が悪化しており、前代未聞の、これまでとは違うステージに入っています。文書によって、小室氏の人間性が露呈し、小室氏の母の「遺族年金搾取疑惑」報道などもあり、一層、国民の不信感が募っています。一刻も早く、この問題に決着を付けねば、皇室の尊厳が地に堕ちてしまいます。

決着を付ける唯一の方法は結婚を止めて頂くこと、これ以外にありません。小室氏と結婚ができないとなると、眞子内親王殿下は深く絶望されるでしょう。小室氏との結婚を「生きていくために必要な選択」とまで述べておられます。秋篠宮皇嗣殿下も父として、娘を見るに耐えない状況に置かれるでしょう。これほど、残酷なことはありません。

しかし、それが皇族として生まれた者の宿命です。2000年以上も連綿と続く歴史を背負った皇族の、避けることのできない重く苦しい宿命です。

 

(続く)