世界の流れは、EV化(12)

ちなみにバイデン大統領は2030年までにEV,FCV,PHV50%にせよと言っているが、加州やGM2035年までに全車種をZEVに切り替えると言っているので、その中間の2030年にZEV50%はそれほど難しいことではなかろう、と思われる。

 

 

 

GM、35年までに脱ガソリンへ-40年までに「カーボンニュートラル

David Welch

202112913:33 JST

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  • カーボンニュートラル」目標はフォードより10年早い達成目指す

  • EV移行と利益確保の両立がGMにとって大きな課題に

ゼネラル・モーターズGM)は28日、販売する全車種を2035年までに二酸化炭素(CO2)を排出しないゼロエミッション車に切り替えると発表した。40年までに全世界の事業と車両で「カーボンニュートラル」の実現を目指す。

 

  CO2排出量と吸収量が差し引きゼロの状態になる「カーボンニュートラル」の目標で、GMはライバルのフォード・モーターより10年早い達成を目指すことになる。発表を受けてGM株は28日の米株式市場で一時7.4%上昇、終値は前日比3.5%高の51.04ドルとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

アリー・バーラCEO    写真家:ジェフコワルスキー/ブルームバーグ 

  こうしたGMの取り組みは、ガソリンを大量に消費するトラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)を生産する自動車メーカーという古いイメージを一新し、電気自動車(EV)市場で米テスラの牙城を切り崩そうとするメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)の戦略の一環。同CEOはすでに、25年までにEVに計270億ドル(約2兆8000億円)を投資する方針を発表している。

  GMにとっての大きな課題は、利益率が相対的に低いEVにシフトする中で利益をいかに確保するかだ。現在、同社の利益の大半はピックアップトラックとSUVが稼ぎ出している。マーク・ロイス社長は先に、自社のバッテリーパック「アルティアム」のコストが下がりつつあり、EVも利益を生むようになると述べていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

GMの電気自動車「キャデラック・リリック」 

出典:キャデラック

原題:
GM Plans to Sell Only Electric Zero-Emission Models by 2035 (2)
(抜粋)

 

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-29/QNOE20T0AFB601

 

 

 

米国をはじめEUでもテスラの電気自動車が幅を利かせている。GMとしても目の上のたんこぶとして、重くのしかかっているようだ。EVに集中するようだ。25年までに270億ドル(28千億円)を投資するという。一年に6千億円ほどの投資となる。

 

35年までには、新車の全てもZEVにすると言っているので、まだまだ投資は増やさなければならないだろう。年間5~6千億円程度の金で、すべての新車をEVZEVに切り替えられるとも思えないのであるが、どんなものであろうか。すべての車種にZEVがあるようになる、と言うことではないのかな。なんといってもバッテリーが肝となるが、そのバッテリーで、GMは相次ぐ発火に見舞われているようだ。そのために3回も、リコールを繰り返している。


(続く)