異形の北京冬季五輪(12)

もう一つおかしな採点があった。それはスノボの平野歩夢の2本目の点数である、小生は素人でよくはわからないが、もっと高い点数でもよかったのではないかと感じている。

 

東洋の小童(こわっぱ)が「生意気な技」をしやがってと、平野の技に対して粗(あら)捜しをして、意図的に点数を低く抑えたものと、小生には感じられる。採点も人間のやることで、黄色人種の小童のすごい技に対して、人種偏見的な採点をしてしまったものと感じている。

 

しかし、平野自身もこの2本目の採点には納得がいかずに、ふつふつと怒りに燃えていたようだ。その怒りが力となって、完璧な技を3本目にやり遂げたということである。

 

 

 

2本目の点数、納得いってない…その怒りが最後うまく表現できた」金メダルの平野歩夢北京五輪

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 ◇11日 北京五輪 スノーボード男子ハーフパイプ決勝(張家口)

 ソチ、平昌の五輪2大会で銀メダルを獲得し、昨夏の東京五輪スケートボードで出場した平野歩夢23TOKIOインカラミ=が3回目に2位から逆転して優勝スノーボード競技では男女通じて日本勢初で、悲願の金メダルとなった。一問一答は以下の通り。

【写真】ミス…舌を出す平野歩夢

 ―気持ちは

 「実感がまだあまりないけど、ようやく小さいころの夢が一つかなったなと。ここを取らずには終われないところで、ずっとやってきたことを全て出し切れた。兄弟で一緒に出場でき、その場で自分が勝てたことは、お互いにとってもすごく良かった。ここでやりたかったことを最後の最後で出し切れた。2本目の点数とか納得いっていなかったけれど、そういう怒りが最後うまく表現できたというか。良かったです

 ―3本目は

 「緊張とかではなくて、いつもとはまた違う気持ちというか。思いきって全て出し切る気持ちでかなり集中して入ったと思う。それがうまくクリーンに完璧に決められた」

 ―ショーン・ホワイト(五輪で3つの金メダル)もいてレベルの高い競争となったが

 「ショーン・ホワイトも相変わらず、ずっとチャレンジし続け、出ている中でも最年長。そういう姿を、僕には経験できないことをいつも見せてくれる。刺激になったし、彼にとっても大きいチャレンジだったのでは。みんながみんなそろっていた決勝だった。みんなにプッシュされながら一番上の位置に立ててすごく刺激になった」

 ―日本の皆さんにひと言

 「ほんとここまで来たのも、家族や身近の人たち、応援してくれる人たちがあっての自分だと思う。自分の納得いく滑りをみんなに少しでも届いたのでは。何か刺激になってくれたらそれ以上はないのかな」

 

https://www.chunichi.co.jp/article/416567?rct=spo_beijing2022_ol

 

平野歩夢、人類初の超高難度技決め完璧な滑りも…採点に疑問の声「すごい高得点が出ると期待したのですが…」

20222111155分スポーツ報知



豪快なエアを披露する平野歩夢

北京五輪スノーボード男子ハーフパイプ決勝が11日に行われ、平野歩夢(23)TOKIOインカラミ=は2回目で「トリプルコーク1440(軸を斜めにした縦3回転、横4回転技)」を組み込んだルーティンを成功させた。

 1回目も「トリプルコーク1440」は成功したもののその後の技でバランスを崩し33・75で9位。2回目はすべて技を成功させ91・75の高得点だったものの、ジェームス(豪)の92・50には届かなかった。

 人類で初めてとなる大技を決め完璧な滑りをした平野。解説でプロスノーボーダー渡辺大介さんもこの採点には「すごい高得点が出ると期待したのですが…」と言葉に詰まり、さらにすごい技をもっているという情報を知ってのことなのかも知れないと見解を話したネット上でも疑問の声が多数あがった。

 昨年12月に世界で初めて成功させた超高難度技で、五輪で成功させたのは初となる。

https://hochi.news/articles/20220211-OHT1T51073.html?page=1

 

 

当然平野歩夢は「採点基準の明確化」を求めている。今回のジャッジは、客観的な採点には程遠く、白人の始めたスポーツに対して黄色人種JAPがそれをはるかに超える技を披露したことに対する一種の偏見が、採点に現れたものと小生には推測しているものである。

(続く)