ロシアのウクライナ侵攻(21)

沿ドニエストル共和国には、平和維持軍としてロシア軍が駐屯しているので、ウクライナ東南部から沿ドニエストルまでを、親ロシア(ノボロシア)として、最低限ロシアが統治する地域としたいと計画して、プーチンウクライナを攻めているものと思われる。

 

そうすればウクライナの本土は、何もしなくてもロシアの手に落ちると判断しているものと思われる。

 

 

【図解】ウクライナ東部の領土問題

20154714:21 発信地:ウクライナ ロシア・CIS ウクライナ 

 

ウクライナ東部の領土問題を示した地図(c)AFP    

47AFPウクライナ東部で政府軍と分離派の戦闘が始まってから1年。分離派はドンバス(Donbass)地方の独立を主張しているが、ウラジーミル・プーチンVladimir Putin)露大統領や一部の親ロシア派は「新しいロシア」を意味する「ノボロシア(Novorossiya)」地域についても言及している。(c)AFP

 

https://www.afpbb.com/articles/-/3044740

 

 

だがウクライナも黙ってやられているだけではない。ウクライナ国境近くのロシアの燃料貯蔵所や国防関連施設などで爆発や火災が起きているという。専らウクライナによる破壊工作ではないかの疑われているが、さもありなんと思われる。

 

もちろんウクライナが認めている訳ではないが、ウクライナもやられっぱなしで、黙っている訳ではない、のであろう。

 

ロシアで爆発や火災相次ぐ 19件、ウクライナの破壊工作か

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【図解】ウクライナとロシア西部ベルゴロド   

  • ロシア西部ベルゴロドで炎上する燃料貯蔵庫=同国非常事態省が4月1日公開した動画から(AFP時事) 

 

【ロンドン時事】ウクライナ国境付近を含むロシア西部で先月以降、燃料貯蔵所や国防関連施設などで爆発や不審な火災が相次いでいる。英情報筋によると爆発などは少なくとも19件に上り、ロシアの侵攻を受けるウクライナによる破壊工作の可能性が指摘されている。

<ウクライナ情勢 最新ニュース>

 ロシアのタス通信によると、ウクライナに隣接するベルゴロド州国防省関連施設で1日、火事があり、1人が負傷。2日には州都ベルゴロドで2度、大きな爆発が起きた。
 ベルゴロドやクルスク、ブリャンスク、ボロネジの各州では4月、石油貯蔵所や弾薬庫の爆発、火災が発生。ロシア側は一部についてウクライナのヘリコプターの攻撃によるものだと主張している。これらの施設はウクライナ東部ドンバス地方で攻勢をかけるロシア軍への補給拠点とみられている。
 4月21日にはウクライナ国境から500キロ余り離れたモスクワ北西のトベリで、ロシア国防省の施設が大規模な火災に見舞われ、少なくとも17人が死亡した。施設はミサイルの研究開発拠点として知られていた。
 ロシア国防省は先月、「領内への攻撃や破壊活動」への対抗措置としてウクライナの軍需施設への攻撃を強化した。一方、ウクライナ政府は越境破壊活動の可能性に関しコメントを避けつつ、「(ロシアが)他国を攻撃し、多数の人々を殺す決定をしたからには、早晩そのつけを払うことになる」(ポドリャク大統領府顧問)と突き放した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022050300153&g=int

 

 

このロシア・ウクライナ戦争の結末がどうなるのかは、わからない。しかし、ロシアがウクライナ以外の他国を攻撃する可能性は大いにあるということなので、まことに恐ろしいことである。

(続く)