ロシアのウクライナ侵攻(34)

だから日本は、自分の国は自分で守らなければならないのだ

 

しかも、ロシアが北海道を攻撃し、同時に、中国が南西諸島・沖縄を攻撃してくる可能性も大いにあるのである。日本の北と南の両面から、ロシアと中国が攻め込んでくることも想定しておく必要があろう。

 

このところ盛んに中国とロシアは共同軍事訓練を行っていることを考慮すれば、それも大いにありうることである。中国とロシアの爆撃機が日本近海を共同で威嚇飛行するのは、これで4回目となる。日本も黙って見過ごすわけにはいかないのだ。

 

だから、核武装を含み、日本は国防体制を早急に整える必要があるのである。

 

 

 

中国とロシアの爆撃機日本海東シナ海・太平洋を共同飛行 空自が対応

 

防衛省統合幕僚監部は、2022524()午前から午後にかけて、中国とロシアの爆撃機が日本周辺を共同飛行したと発表しました。いずれも航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、継続的に監視を行い、領空侵犯はありませんでした。202111月、202012にも中国とロシアの爆撃機日本海東シナ海で編隊飛行を実施しています。

中国のH-6爆撃機

ロシアのTu-95爆撃機

今回の飛行は、東シナ海から日本海へ中国のH-6爆撃機2機が日本海へ向かい、ロシアのTu-95爆撃機2機と合流し、東シナ海へ共同飛行しました。さらに、中国のH-6爆撃機2機が新たに飛来した推定中国のH-6爆撃機2機とロシアのTu-95爆撃機2機の計4機は、東シナ海から宮古海峡を経て、太平洋へと飛行しました。同日に別のロシアのIL-20情報収集機1機が、北海道礼文島沖から能登半島沖までの公海上空の飛行が確認されています。

ニュース画像 2枚目:中国・ロシア爆撃機、ロシア情報収集機の飛行ルート中国・ロシア爆撃機、ロシア情報収集機の飛行ルート    



防衛省は、宮古海峡から南の太平洋上で521()、中国海軍ジャンカイⅡ級フリゲート、レンハイ級ミサイル駆逐艦、クズネツォフ級空母「遼寧」、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦3隻、フユ級高速戦闘支援艦1隻の計7隻が、東シナ海へ向かったと発表しています。この7隻は、51()東シナ海で確認後、太平洋へ南下し、遼寧」では戦闘機による離発着が実施されていました。これと入れ替わりで523()、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦宮古海峡を南下して太平洋へ展開しています。

ニュース画像 3枚目:「遼寧」から発進するJ-15戦闘機遼寧」から発進するJ-15戦闘機

 

また、日本海には522()から523()にかけて、中国海軍ジャンカイⅡ級フリゲートの動きが確認されています。中国とロシアの爆撃機による日本周辺の共同飛行は、こうした艦船との連携も考えられます。

 

https://flyteam.jp/news/article/136756/53205

 

 

官房長官「中国はロシアとあえて軍事訓練」

2022/5/25 11:46

松野博一官房長官は25日の記者会見で、中国軍とロシア軍の爆撃機計6機が日本海から太平洋にかけて共同飛行したことに関し、中国に責任ある役割を果たすよう求めたことを明かした。中国について「ロシアがウクライナ侵略という国際法違反を現に行っており、国際社会がやめさせようと努力している中、ロシア軍とあえて共同軍事訓練を行った」と指摘した。

ロシア対しては「ウクライナをめぐる状況を緊迫化させている中で、さらに東アジア地域の緊張を高める行動を取ることは看過できないと申し入れ、重大な懸念を伝達した」と説明した。

松野氏は中露の共同飛行が4回目だと説明した上で「日本に対する示威活動だと捉えざるを得ない」と指摘。今回の共同飛行が日米豪印の協力枠組み「クアッド」首脳会合に合わせて行われたことにも触れ「挑発の程度を増すものだ」との認識を示した。

https://www.sankei.com/article/20220525-7Q4QOE5D2FOZ7AR7VMWXQZYFXU/

 

 

ウクライナで戦争をやっているにも拘らず、このようにロシアは中国と一緒になって、日本を威嚇する行動を行い、しかも中国は中国で、世界から孤立しているロシアを助けて共同行動を喜んで行っていることに対しては、日本は看過できない。早急に憲法を改正して核武装も含み国防体制の確立することを提起する必要がある。

(続く)