さてここで一応「天地初発之時」からの系譜をたどってみたいので、簡単にまとめておく。
「天地初発之時」には、「高天原」は既に存在していたことになる。
先ず最初に別(コト)天つ神・五柱が誕生することから始まる。
(別天つ神) 二柱の独り神と
天御中主神 五代の十柱の男女の神
高御産巣神 → (五代目の二柱の神が)
二柱の神 伊邪那美(イザマミ)神 → 火神を生み死亡する
→ 黄泉の国に逢いに行く → イザナミの屍骸を → 逃げ帰り
見て驚く 禊をする
左目を洗うと 天照大神が生まれる →高天原を治めよ・首飾を渡す
→ 右目を洗うと 月読命が生まれる →夜の国を治めよ
鼻を洗うと 建速須佐之男命が生まれる→海原を治めよ と分治命令
→ 高天原を追放 → 降るために天照大神 → ことを宇気比で確かめる
されてしまう にあいさつに昇る ことになる
→ スサノオの剣を → 天照大神の勾玉 → 正勝吾勝勝速日天之
かみ砕き三柱の と玉から五柱の 忍穂耳命である
女神を吹き出す 男の神を吹き出す
スサノオの剣からは 葦原中つ国が平定 忍穂耳命は子供の
→ 三つ柱の女神で、負け → されたので天照御神 → 邇邇芸命を降ろし
たので(?)大暴れし、 と高木神は忍穂耳命に てほしいと申し
天照大神は岩屋に籠る 地上に降りるように 出る
(この話は省略する) 伝える
ニニギの降下の途中で そこで大山津見神の娘の
国つ神の猿田彦をお伴に 木花之佐久夜毘売に逢い
→ 五柱の神と三種の神器、稲種と → 結婚し、海幸彦山幸彦を生む
更に三柱の神と共に高千穂の峰 海幸彦・山幸彦の物語となる
に天降り、笠沙の御崎に住む (細部は省略する)
火遠里命(ホオリ)山幸彦は
綿津見神の宮で娘の豊玉毘売命
→ と結婚しウガヤフキアエズの命 → 以後「神武東征」となる。
が生まれる。同命は妹の玉依毘売命
と結ばれ、若御毛沼命(わかみけぬ)
・神武天皇をお生みになる。
こうして時系列で並べて(日本神話を)見てみると、なんとなく日本国家の成り立ちが解るような気がする。
(続く)