纏向遺跡と邪馬台国(日本古代史の謎)(44)

さてここで一応「天地初発之時」からの系譜をたどってみたいので、簡単にまとめておく。

 

天地初発之時」には、「高天原」は既に存在していたことになる。 

 

先ず最初に別(コト)天つ神・五柱が誕生することから始まる。 

 

(別天つ神)  二柱の独り神と 

天御中主神   五代の十柱の男女の神 

高御産巣神 → (五代目の二柱の神が)    

神産巣神    伊邪那岐イザナギ)神 → 大八洲国を生む 

二柱の神    伊邪那美(イザマミ)神 → 火神を生み死亡する 

 

 

  伊邪那岐伊邪那美   伊邪那岐は      伊邪那岐 

→ 黄泉の国に逢いに行く → イザナミの屍骸を → 逃げ帰り 

               見て驚く       禊をする 

 

 

  左目を洗うと 天照大神が生まれる   →高天原を治めよ・首飾を渡す 

→ 右目を洗うと 月読命が生まれる     →夜の国を治めよ 

  鼻を洗うと  建速須佐之男命が生まれる→海原を治めよ と分治命令 

 

 

  スサノオが拒み   スサノオが下界に    スサノオに邪な心がない 

→ 高天原を追放  → 降るために天照大神 → ことを宇気比で確かめる 

  されてしまう    にあいさつに昇る    ことになる 

 

 

  先ずアマテラスが  次にスサノオが   男神の最初の神は 

→ スサノオの剣を → 天照大神の勾玉 → 正勝吾勝勝速日天之 

  かみ砕き三柱の   と玉から五柱の   忍穂耳命である 

  女神を吹き出す   男の神を吹き出す 

 

 

  スサノオの剣からは    葦原中つ国が平定    忍穂耳命は子供の 

→ 三つ柱の女神で、負け → されたので天照御神 → 邇邇芸命を降ろし 

  たので(?)大暴れし、  と高木神は忍穂耳命に  てほしいと申し 

  天照大神は岩屋に籠る   地上に降りるように   出る 

  (この話は省略する)   伝える 

 

 

  ニニギの降下の途中で       そこで大山津見神の娘の 

  国つ神の猿田彦をお伴に      木花之佐久夜毘売に逢い 

→ 五柱の神と三種の神器、稲種と → 結婚し、海幸彦山幸彦を生む 

  更に三柱の神と共に高千穂の峰   海幸彦・山幸彦の物語となる 

  に天降り、笠沙の御崎に住む    (細部は省略する) 

 

 

  火遠里命(ホオリ)山幸彦 

  綿津見神の宮で娘の豊玉毘売命 

→ と結婚しウガヤフキアエズの命   → 以後「神武東征」となる。 

  が生まれる。同命は妹の玉依毘売命 

  と結ばれ、若御毛沼命(わかみけぬ) 

  ・神武天皇をお生みになる。 

 

 

 

こうして時系列で並べて(日本神話を)見てみると、なんとなく日本国家の成り立ちが解るような気がする。 

(続く)