爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(4)

やっぱり“公平”も“白黒”もないんですよ、この場合は。統一教会の実態を)知らなすぎると思うんですよ」と言う通り、彼・太田光統一教会の「教理」を知らないと見える。或いは、知っていてあのような発言をしているのかもしれない。 

 

「信者になった人に対する親御さん、兄弟の方々の『何とか脱会してもらいたい』という思いは、50年以上前からあるんです。親御さんたちは、人格の変わってしまった信者のために『保護・説得』を、ずっと努力してやってきたんです」言うことに対して白黒”を議論するのであれば、そのようになったいきさつや事案に対しても、より高い優先順位付けをして”白黒”を付ける議論をすべきなのであり、太田光は「保護・説得」の仕方の白黒だけではなくて、そちらの方の白黒をより重視して、発言・議論しなくてはならないものであろう。 

 

即ち、統一教会と言う教団の宗教の在り方についても、いわゆるその白黒を議論して発言してもらわなければならないものであろう。 

 

この統一教会のやり方は、宗教法人のやり方ではない、やくざや悪徳企業のやり方そのものである。悪徳企業が宗教法人と言う衣を着飾って金儲けの事業をしているに過ぎないのである。 

 

太田光統一教会の教理についての白黒をつけていないということ、おおもとについて白黒をつけていないと言うことは、彼は統一教会の信者かそれに準ずるものである可能性があると言われても、致し方ないのであろう。 

 

なんと言っても、太田光統一教会から「信頼できる人物」として大々的に信者達に紹介されている、と言うではないか。 

 

だから太田光統一教会にとって、「信頼できる人」なのである 

 

 

 

 

爆笑問題太田光、改めて「旧統一教会寄り」を否定も…教団が「信頼できる人」として信者に紹介 

2022/10/03 21:00 文=佐藤勇馬

TBS「サンデージャポン」公式ページより    

 

 噴出する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題に関して「教団擁護派」ではないかと指摘されている爆笑問題太田光2日、MCを務める情報バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(TBS系、以下サンジャポ)に出演。「僕は(旧統一教会を)助けるつもりはない」「白黒はっきりさせちゃうことに恐怖心がある」などと釈明したが、教団内で「信頼できる人」として扱われているとの情報が飛び交ったことで、物議を醸している。 

 

 番組では、2ちゃんねる開設者の「ひろゆき」こと西村博之が「ひるおび!』と『ミヤネ屋』(日本テレビ系)が統一教会に訴えられて、なんで『サンジャポ』が訴えられてないの? それは統一教会にとって、そのまま続けてほしいからだと思うんですね、太田さんが今のやり方をずっと続けてくれるのは、統一教会にとってはすごくラッキーなんだと思う」と指摘した。 

 

 旧統一教会は、同教団を糾弾している『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)と『ひるおび!』(TBS系)に出演する一部の弁護士と局に対し、9月末に名誉棄損で民事訴訟を起こしている。同じく大きく時間を割いて旧統一教会問題を扱っているはずの『サンジャポ』が、そこに含まれていないことについて、ひろゆき氏は太田の発言が教団に好都合だからではないかと推測したようだ。 

 

 これに太田は「僕は助けるつもりはないですよ、統一教会を」とキッパリ反論。続けて「我々は、それぞれの意見を聞かないとわからないと思うから、こっちの意見はどうですかってお伺いを立てたい。それが統一教会寄りの意見である場合もある。今の報道っていうのは白か黒にしたがるけど、これは白か黒かでは語れない問題だから。白黒はっきりさせちゃうことに対する恐怖心というか、懸念が僕の中にある」と、一連の言動の真意を語った。 

 

 しかし、即座にデーブ・スペクターが「これは白黒で語れる問題なんですよ」と一刀両断。「家族の苦しみを目にしたら、太田さんはそんな言い方はしないと思う。専門家になる必要はないけど、問題について意見を述べるのであれば太田さんは(実情を)知らなさすぎる」と苦言を呈した。 

 

 長年カルト問題に取り組んでいるジャーナリストの有田芳生も、太田が洗脳された信者を取り戻そうとする家族らの行動について以前番組で「拉致して監禁して閉じ込めたり」といった表現を使ったことに対し「子どもを救おうとする親御さんの努力を『拉致・監禁』というのは統一教会の主張と同じなので、そういう表現はやめてもらいたい」と諭した。 

 

 だが、太田は集中砲火を受けても「いい人、無垢な人がいまも信者にいる」「テレビが悪だと決めつけていいのか」と意に介していない様子で、これまでのスタンスを崩すつもりはないようだった。 

 

太田は教団にとって「信頼できる人」!? 

 

 翌3日、有田氏は自身のTwitterで「太田光さんの発言を聞いて、何冊もの関連本を読まれていることは、わかった」とした一方、関係者から「昨日のサンジャポ、お疲れ様でした。山上○○さん(原文は本名)が通う奈良の教会はLINEで信者に『信頼できる人』として太田光さんを紹介しています」とのメールが寄せられたことを報告した。「山上○○さん」は安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也容疑者の母親のことで、有田氏は「LINEでの発信を指示しているのは誰か。おそらく奈良教会独自のものではないでしょう。調べてみます」としている。 

 

 3日付の東洋経済オンラインの記事「銃撃事件を引き寄せた『統一教会と家族崩壊史』政府に守られた教団と放置された宗教2世たち」でも、山上容疑者の母親と同じ教会に通う信者の証言として「テレビはいっさい見ない。文芸評論家の小川榮太郎さんやタレントの太田光さんなど、信頼できる人の情報を教会がLINEで知らせてくれるので、毎日それを見ています」というコメントが掲載されている。 

 

銃撃事件を引き寄せた「統一教会と家族崩壊史」政府に守られた教団と放置された宗教2世たち」(東洋経済オンライン2022/10/03 5:00配信) https://toyokeizai.net/articles/-/622516 

 

 もし太田は「助けるつもりはない」という意識だったとしても、旧統一教会からは一連の発言が「教団に好意的」とみられている可能性が高いといえそうだ。 

 

 太田の旧統一教会関連の発言をめぐっては、Twitterで「太田光をテレビに出すな」というハッシュタグがトレンド入りするなど炎上が頻発。太田はラジオ番組で「バカだな、あいつらも。俺がもっと傷つくハッシュタグがあるのに」と批判を受け流す余裕を見せたが、直後に所属事務所のタイタンがそうした反応の中に“誹謗中傷”にあたるものがあるとして、厳格に法的措置をとっていく姿勢を発表。一部では「ダブルスタンダードでは」とも指摘され、その言動のブレがさらなる批判を呼ぶ状況となっている。 

 

「芸人(芸能人)が時事問題を語ることに関して、ここ数年はABEMAなどでもそういう番組が増えてきている。世間からは『何も知らないのに、お前らが語るな!』という意見も飛び交い、出演者たちもなぜ芸能人が政治問題や社会問題を語ってはいけないかという問いに関してフラストレーションが溜まっているようです。ただし、やはりテレビを使ったタレントの発言力は強力で、太田さんのように関連本などを読んでいたとしても、素朴な疑問や意見、正常化バイアス的な発言がどのような影響があるのか図りしれません。かといって本人たちもそこに責任を持つようなことはありませんよね。 

 

 今回まずかったのは、太田さんの対応を見ていると、旧統一教会問題のみならずやっぱり芸能人が政治や社会について語っても責任を取らないんだ、のらりくらりと持論を展開して、逃げるだけなんだ、という風に見えてしまうことだと思いますよ」(大手ウェブメディアニュース担当) 

 

 番組冒頭、太田は自身の発言が炎上していることについて「本当に毎回、人騒がせな男ですけど」と他人事のように語ってボケたが、もはやネタにできる段階は越えてしまったのではないだろうか 

 

https://www.cyzo.com/2022/10/post_323605_entry 

(続く)