森保ジャパン、8強入りならず(7)

伊東純也 “後半は前からいこうと それがはまった” 

 

「本当に勝つしかないと思ってたので、勝って次につなげてよかった。後半は前からいこうということでそれがうまくはまって2点入れることができた。個人としてはチームのために走って、失点しないという思いだった。次また勝たなければいけないので次に向けていい準備をしたい」と話しました。後半の途中から出場 浅野拓磨「前半の我慢が生きた」「絶対勝たないといけない試合だったので、勝って次に進めることがうれしい。後半は逆転しかないと前から行って、それがはまった。前半の我慢が生きた」と冷静に振り返りました。そのうえで「試合に入るときはチームのために走らないといけないということと、絶対失点しないことを考えていた。次に向けていい準備をしたい」と話していました。 

 

勝ち越しの決勝ゴール 田中碧「この次が歴史動かす瞬間」  

 

 

「難しいゲームになるのは分かっていたが自分たちを信じていたし、そのおかげで勝ったと思う。前半に失点してしまったのは少し想定外だったがドイツ戦と同じように逆転できてチームとしてすごくポジティブだと思う」と試合を振り返りました。自身のゴールについては「堂安選手が同点のゴールを決めてから少し流れもよくなっていた。三笘選手がラインを割らずにボールをうまく残してくれたのであとは触るだけだったが、最後まで信じてよかった」と話していました。そのうえで決勝トーナメントに向けて「きついグループだったが、ここまで来るのは最低条件だと思うので、この次が歴史を動かす瞬間だし、そこにむけてできればいいと思う」と意気込んでいました。 

 

決勝ゴールアシスト 三笘薫「強豪からの2勝は大きい」 

 

「予想どおりの展開だったし自分たちのプランで進めていたので前半の0対1は全然オーケーだと思って後半が勝負だと準備していた。これまで日本が出場したワールドカップの中でも強豪から2勝したことは大きいことだと思う」と振り返りました。また、クロアチアと対戦する決勝トーナメントにむけては「きょうのように相手にスペースがあるときには自分でボールを運んでアシストやチャンスメークができると思う。もうひとつ勝つか、勝たないかで大きく変わってくると思うのでまたしっかりと全員でひとつになって勝ちたい」と意欲をみせました。 

 

3回目の決勝T進出 長友佑都「みんながブラボー」 

 

「チームメート、監督、スタッフ、みんながブラボーです。スタジアムや日本のテレビの前で応援してくれたサポーターもみんなブラボーです。感謝したいです」と興奮した様子で話していました。そして試合について「コスタリカ戦に負けてから厳しい3日間を過ごしたがそれを乗り越えて強い気持ちで臨み、この結果につながった」と振り返りました。

自身3回目となる決勝トーナメントに向けては「あそこで2回悔しい思いをしているのでこの最高のチームで、新しい景色を見るために絶対に勝ちたい」と初のベストエイト入りへ意欲をみせていました。 

 

途中出場の冨安健洋「問題なく入れた」 

 

「監督からは特にはっきりした指示はなかったが、途中で出るなら右のウイングバックの出場だと思っていたので問題なく入れた。次の試合に向けてはしっかりリカバリーしてできるだけいい状態で試合に臨まないといけないと思っている。自分たちの目標が達成できるように頑張っていきたい」と話していました。 

 

先発出場の守田英正「勝ちながら守り切ることできてよかった」 

 

守田英正選手は「先制される時間が早かったが、ドイツ戦で1失点して勝ったことが経験としてあったので前半は1失点のまま終わることができたことについてはチームとして良かった。後半はメンバーチェンジもして最終的に点を取れた。きょうの試合は勝ちながら守り切ることができてよかったと思う」と話していました。そのうえで次の試合については「グループ1位で突破できてうれしいが、そのためにやってきた訳ではない。ベストエイトの壁を越えてまた、その先の新しい歴史を刻むためにやってきた。次の試合もしっかりやっていきたい」と意気込みを語りました。 

 

次戦出場停止もフル出場で奮闘 板倉「信じている」 

 

「隙を見せて失点してしまったところは僕自身反省するし、失点がなかったらもっとチームを楽にしたという思いがある。後半、前線の選手が2点取ってくれたので最後は必死で守ろうという気持ちだった」と振り返りました。

板倉選手はこの試合でイエローカードを受け、今大会で合わせて2枚となったため次の試合に出場できません。板倉選手は「非常に悔しいけど、今のチームに託せるしやってくれると信じているので僕自身はチームをサポートしたい。チームとしては、この3日間でクロアチアへの対策をしっかり練っていきたい」と話しました。 

 

FW前田大然ブスケツ選手 うまくブロックできた」 

 

前線からの守備について「スペインのブスケツ選手に起点をつくられないようにうまくブロックできた」とみずからを評価しました。試合については「前半は我慢の時間だったが、後半は最初の方からうまくはまり、そこから点を取ることができた」と振り返りました。そして、決勝トーナメントにむけて「失点してしまうと苦しい展開になってしまうので、前半を0点で抑えて後半につなぐという日本の強みをいかしてしっかり勝ちたい」と意気込んでいました。 

 

きょうも好セーブ連発 権田修一「ここからが本当の勝負」 

 

「相手がスペインという強いチームなので、リードされる状況もある程度、想定していた。2失点してしまうと、チームとして厳しくなるので、“みんなで0対1で耐えるんだ”という思いで、しっかりとできたことがよかった。今までやってきたことを信じきょうは力を発揮できた」と振り返りました。決勝トーナメントに向けては「きょうはみんな相当、疲弊していると思うので、まずは休むことが大事だ。次の試合まで中3日しかないので、72時間でできる限りの準備をして臨みたい。僕らはベストエイトへの挑戦権を得ただけで、ここからが本当の勝負だ。みんなで戦っていきたい」と意欲をみせていました。 

 

遠藤航 右ひざの状態「10分くらいしか出ていないので大丈夫」 

 

「チームみんなで勝ち取った1次リーグ突破だと思う」としたうえで「僕らの目標はまだ達成できていないので、ここからがスタートということで、次の試合に向けてチームみんなでいい準備をしたい」とはやくも気持ちを新たにしていました。一方、第2戦のあと痛みを訴えていた右ひざの状態については「きょうは7割、8割くらいだが10分くらいしか出ていないので大丈夫だ」と話していました。 

 

先発出場のMF鎌田「自分たちを信じて戦いたい」 

 

「自分たちは引き分け以上か勝ち以上じゃないと突破できないという状況で、相手に先制されて難しい展開だったがしっかりチームのみんなで勝ちきれてよかった」と振り返りました。試合の展開については「自分たちのゲームプランが前半を0対0だったり悪くても0対1でしっかり終わって、後半にエネルギッシュな選手を入れてたたみかけるというやり方でそれがみんなきちんと実行できた」と納得していました。
そして、決勝トーナメントのクロアチア戦にむけて「1次リーグではドイツやスペインといった世界的な強豪チームに勝つことができたが、コスタリカには負けてしまった。サッカーは本当に何が起こるかわからない。次のクロアチアもいいチームだが勝てるチャンスはあると思うので自分たちを信じて戦いたい」と話していました。 

 

スペイン エンリケ監督 1次リーグ突破も「全然うれしくない」  

 

 

「この試合に勝ち1次リーグを1位で通過したいと思っていた。しかし、日本は後半に入って5分間に2つのゴールを決め、ペースを完全に握ってしまったのでそれは不可能だった」と話しました。また、前半に先制しながら後半に2失点を喫して逆転されたことについて「ハーフタイムに選手には『気をつけろ。彼らは失うものがないから攻撃してくるぞ』と話をしていたが、対処できなかった」と反省を口にしました。そのうえで「1次リーグは突破したが、全然うれしくないし喜ぶことは何もない。私たちはあらゆることを試し、選手を交代してゴールを決めようとした。日本がアグレッシブな守備をしてきた時に困らないチームは世界のどこにもないだろう」と日本の戦いぶりを称えながらも悔しさをにじませていました 

(続く)