森保ジャパン、8強入りならず(9)

中東初のワールドカップを大いに盛り上げた」だけではダメなのだ、勝たなくては。 

 

折角献身的な走りを見せている前田大然が、こぼれ球を押し込んで先制したのだが、その直後にヘディングで同点にされてしまった 

 

この時の日本の動きは、一寸スローになったような気がしたのは、私だけであったろうか。 

 

まあ、点を入れられるときとは、往々にしてそんなものであろうが、もっと動かなくてはならないのであろう、ボール保持者に即座に近付きディフェンスすることが必要なのだ。そうすれば相手は正確な動きが出来なくなる筈だから。 

 

丁度ロシア大会のベルギー戦でのカウンターでのベルギーのドリブルの選手に素早く近づいてゆけば、相手のパスも精度は狂ったはずだ。 

 

その結果、決勝点は奪われなかったかもしれないのだから。 

 

 

残り1分の3点目、ベルギーカウンター

は誰の責任? 山口蛍、「棒立ち」の

原因とは

 

2018年07月03日18時51分 

 

https://www.j-cast.com/2018/07/03332926.html?p=all 

 

 

惜しくも森保ジャパンは、その目標の「BEST8」は達成できなかったが、ドイツ、スペインと言う世界の強豪を打ち破って決勝トーナメントに進出出来たことで、いささか舞い上がってしまったような感じが、しないでもない。 

 

うれしさで喜ぶのはよいが、舞い上がるのはもう一寸先ではなかったか。 

ドイツ、スペインと言っても、昔のそれではない。今のドイツ、スペインは並みの上と言ったところではないのかな。 

 

 

サッカー日本代表帰国、森保監督「新

代見せてくれた」サッカーワールド

カップ 

 

2022年12月7日 21:05 (2022年12月7日 22:21更新) [有料会員限定] 

 

 

(VTR) 

 

 

新しい時代を見せてくれた――。サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会から7日夜、日本代表が帰国し、森保一監督(54)と主将の吉田麻也選手(34)が記者会見した。激闘を終え、疲れをにじませながらもすがすがしい表情の2人。森保監督は「我々の戦いが皆さんに喜びと活力をもたらせていれば、本当に幸せ」と笑顔で語った。 

 

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日本代表は強豪のドイツとスペインを破り、1次リーグを首位通過。列島全体が歓喜と希望に包まれた。決勝トーナメントのクロアチア戦で惜敗したが、森保監督は「選手たちは個の良さと団結力をもって世界で戦えることを示してくれた」と感慨深げに話した 

 

吉田選手は記者会見の冒頭、「(クロアチア戦後)泣きすぎて、すこぶる体調が悪い」と会場を笑わせながら「今までで一番短いW杯だったが、一番楽しかった」と言い切った。「チームは解散するが、歩みは止めてはいけない」と前を向いた。 

 

約1時間の記者会見の間には、質問への応答を相談するように2人が目を合わせる場面も目立ち、監督と主将の信頼関係の深さもうかがえた。 

 

森保監督が印象的なシーンとして挙げたのは、クロアチアに敗れた後のピッチ上の光景だ。悔しがる選手、涙を流す選手を見て「(ベスト8への)壁を本当に破るんだという思いを強く持って戦ってくれた」と痛感したという。「結果を目の当たりにしてのリアクションは忘れられない」と語った。 

 

「新しい景色は見ることができなかったが、(選手たちは)新しい時代を見せてくれた」と述べた森保監督。現役時代、最終盤でゴールを許しW杯初出場を逃した1993年の経験を引き合いに「ドーハの悲劇から、歓喜を味わわせてもらった」と総括した。 

 

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森幹晴弁護士・東京国際法律事務所 代表パートナー
 

 

ひとこと解説 

 

強豪の独・西に逆転勝利と、新時代を感じたW杯でした。森保監督の戦術と吉田主将の指導力を軸に、強豪相手に後ろで守備ブロックを構え、前半は耐えて後半勝負と言う形は「森保マジック」と賞賛を浴びた。「個で勝てないから組織で勝つ」という強化策の到達点だろう。他方、コスタリカクロアチアに負けた事実は課題として残る。若い選手は欧州の舞台で闘っており、従来の発想には世代ギャップもあるかもしれない。主体的に戦っても俺たちはやれるはずと。新時代の課題として、海外経験・知見のある次世代の指導者、ボールを保持したときに相手ゴールをどうこじ開けるか、攻守両面で個の局面で上回る選手を増やせるか、4年後のW杯が楽しみだ。 

2022年12月8日 6:41 

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE072I50X01C22A2000000/?n_cid=NMAIL006_20221208_A 

 

 

海外メディアからも称賛され、森保ジャパンは良く団結して戦ってくれた事は確かであり、褒められて当たり前である。そのことは誇ってもよい。 

 

しかし、目標の「BEST8」は達成できなかった。このことをもっともっと印象に残るように、口にしてほしかったのである、「ひとこと解説」にある様に。 

 

マスコミでの論調も、「森保ジャパン、よくやってくれた」の大盛り上がりであったか、喜ぶのはよいのだが反省と分析も必要、これを忘れてはうまく次にはつながらないのではないかと危惧する。 

 

それこそ「日本は何も達成していないのに浮かれている)」のである。 

(続く)