西村智奈美幹事長は同日の記者会見で、旧統一教会との接点が明らかになった14人について「旧統一協会と(接点があった団体との)関係を認識していなかった」と説明。「知らずに祝電を打ったり、知らずに代理出席していたりだった」としつつ、「知らなかったとはいえ、反省すべきものであることは言うまでもない」とした。
西村氏によると、選挙での組織的な“手伝い”や、会合に出席して挨拶をした議員は今回の調査では「今のところ出ていない」という。教団が2015年に名称を変更したことにも触れ、「目がくらまされたところもあったと思う」などとも述べた。
一方で、西村氏は「政府や自民党も次々と閣僚や個人が(過去の接点を)公表しているが、自民党は党として調査していない。我が党は党が責任をもって調査し、一括で公表した。政権与党の自民党も、個人に任せず党が全面に出て調査・公表すべきだ」と話した。
旧統一協会をめぐっては、現役閣僚や自民党の萩生田光一政調会長をはじめとした自民党議員にとどまらず、立憲民主党のほか国民民主党、日本維新の会など野党議員も関連団体などを通じて何らかの接点があったことが次々と明らかになっている。
西村氏によると、自民党の茂木敏充幹事長に旧統一協会問題に関する「国会事故調」の設置要請を8月3日に申し入れようとしたが、要請の受け取り自体を拒否されたという。
立憲民主党の調査によると、接点が認められた14議員は以下の通り(※敬称略)。
出典:立憲民主党
2017年 地元会合(日韓トンネル研究会九州支部報告会)に祝電
2015〜19年 地元会合(日韓トンネル推進佐賀県民会議)に秘書が3回代理出席、祝電も送付
2004年 世界平和女性連合千葉第一支部が、一周年記念パーティー(会費1万円)を購入
2005年か06年 地元会合(平和連合神奈川県大会)に祝電
2018年 地元会合(世界平和フォーラム)に祝電
2015年 地元会合(日韓トンネル推進佐賀県民会議)に秘書が出席するも、直ちに退席
岡田克也(元副総理、元外相など)
1992年、2001年 世界日報にインタビュー記事掲載 2002年 世界日報に座談会記事掲載
2006年 世界日報に座談会記事掲載
2010年 世界日報にインタビュー記事掲載
2010年 世界日報にインタビュー記事掲載
2003年から06年まで5回祝電
2004年 関係団体会合に祝電
統一教会ピースロード2018三重に祝電
世界平和女性連合の会費支払い
https://www.businessinsider.jp/post-258292
自民党は自民党で、相当数の統一教会と関係を持っていた又は持っている議員はいる筈である。多分数えきれないほどの人数となるであろう、そんな表現が相応しくなるほどの数となろう。
なんと言っても、安倍晋三元総理大臣からして、統一教会とべったりであったわけであるから。
第2次岸田改造内閣でも、関係者がぞろぞろいたわけで、統一教会と接点がない議員の方が少なかったようで、今後統一教会とは関係を持たないと誓約したものだけを(政務三役には)任命せざるを得なかったようだ。
その数、なんと33人に昇る。
岸田内閣、少なくとも30人が旧統一教会と“接点”…祝電、選挙支援、パーティー券購入も(一覧)
吉川慧 [編集部]
Aug. 17, 2022, 10:40 AM 国内
(略)
大臣=8人
総務相:寺田稔(岸田派)*初入閣→国際勝共連合に会費2万円支払い
法相:葉梨康弘(岸田派)*初入閣→世界日報月刊誌にインタビュー掲載
厚労相:加藤勝信(茂木派)*再入閣→世界平和女性連合に会費3万円支払い
環境相:西村明宏(安倍派)*初入閣→統一教会イベントで代表世話人
経済再生担当相:山際大志郎(麻生派)*留任→会費支払い、出席、既述
地方創生担当相:岡田直樹(安倍派)*初入閣→メッセージ、出席
経済安保担当相:高市早苗(無派閥)*再入閣→世界日報に対談が掲載
副大臣=11人
デジタル、内閣府:大串正樹(谷垣グループ)→教会側がパーティー券購入
内閣府:和田義明(安倍派)→祝電
外務:山田賢司(麻生派)→会合出席、教会側がパーティー券購入
農林水産:野中厚(茂木派)→出席
環境:山田美樹(安倍派)→出席
政務官=12人
総務:国光文乃(岸田派)→祝電
総務:中川貴元(麻生派)→フォーラム参加
法務:高見康裕(茂木派)→フォーラム出席
外務:高木啓(安倍派)→秘書出席
外務:吉川有美(安倍派)→祝電
留任した官房副長官=2人
官房副長官:磯崎仁彦(岸田派)→イベントに出席
https://www.businessinsider.jp/post-257978
自民党の政務3役(いわゆる内閣の役付き)では、統一教会との関係があった議員は以上の内容であるが、経産大臣から党の役員に代わっていた萩生田光一は、当然ながらここには名前は上がってこない。
萩生田光一は内閣にいればかなりの矢玉が飛んでくることを予測して、早々に内閣を去り党の役員へとすり替わっていたわけだ。
萩生田は安倍内閣時代には2019.9.11~2021.10.4の第25~26代の文部科学大臣、岸田内閣時代には2021.10.4~2022.8.10の第27~28代の経済産業大臣を経験しているので、大臣であることのうまみは当然知り尽くしているはずだ。それが党の役員に進んで代わっていたわけだ。
他党のように、自民党も党として真剣に「統一教会との関係」を調査すべきものであろう、萩生田のような人物がぞろぞろと出てくることであろうが。
(続く)