世界自動車大戦争(52)

このわずか2日後の国外逃亡。その詳しい足取りが徐々に明らかになってきた。

1229日都内の制限住居を出たゴーン被告は協力者と落ち合い、JR品川駅から新幹線で新大阪駅に移動

さらに新大阪駅からはタクシーで関西空港近くのホテルに立ち寄り、深夜になってプライベートジェットに搭乗し出国したとみられることが分かった。



荷物検査の抜け穴を利用し音響機器の運搬ケースに身を潜める?

プライベートジェットといっても通常は保安検査を通って出国審査の手続きが行われる。しかし、ゴーン被告は映画さながらの方法で、音響機器を運搬する際に使う大型のケースに身を隠したとみられている。

関西国際空港ではこれらの箱がエックス線検査を受けていなかった。


逃亡に使用されたとみられる箱は、写真からみて、大きな黒い長方形のケースの角には金具も付いていて頑丈そうな印象を受ける。また、白い粉のようなものが付着しているが、これはトルコ当局が捜査で指紋を採取する際に付いたという。

空港を利用する男性:

正直びっくりしました。こんなにゆるゆるなの?って。



空港を利用する女性:

お金持ってると緩いのかなって気はしちゃいますね。私たちはこんなに厳しい思いをしているのに。

かつてプライベートジェットの発着に携わっていた関係者は電話インタビューに…



プライベートジェットの発着に携わっていた関係者:

基本ゆるゆるです

プライベートジェットの場合、お客様が到着した段階で、荷物だけを預かって直接飛行場のそばまで運べる

国土交通省によるとプライベートジェットに出国時の荷物検査は義務付けられていないという。

こうした抜け穴をゴーン被告サイドは事前に把握していた可能性がある。





米紙「ウォールストリート・ジャーナル」によると、ゴーン被告の支援チームは20回以上も日本を訪問。

それらを通じて、関西国際空港のプライベートジェット施設は、エックス線検査機が大きな荷物に対応していないことを発見していたという。

8日、現地で記者会見を行うと伝えられているゴーン被告。本人の口から一体何が語られるのだろうか。



ゴーン被告が隠れて国外脱出したとされる大型ケースとは?スタジオで生検証

「殺人犯」を追う手法で“協力者”を追い詰める警視庁 ゴーン被告の海外逃亡 悪いのは一体誰?

(Live News it! 16日放送分より)

https://www.fnn.jp/posts/00049659HDK/202001061950_livenewsit_HDK





今だから言えるのかもしれないが、「ゴーン被告は出国禁止リストに入っていた。」と言う事であれば、ゴーンが逃亡するのであれば、一般旅客と同じ出国手続きを受ける筈がないと思わなければならない。だから一般旅客の出国検査を厳密にするのも必要かもしれないが、それよりも、プライベートジェットのような検査の緩い出国検査などを重点に厳しくするような手は打てなかったのかと、残念でならない。

 

親方日の丸とは言わないが、東京地検も相当抜けていた、と言われても仕方がないであろう。本気で逃亡を防止するのであれば、ゴーンはどのようにして逃亡するかと言った簡単なシミュレーションなどを一回でもしていれば、プライベートジェットなどの使用が思い浮かんだのではないのかな。いくら忙しいと言っても、事務方にそのような宿題を出して検討させておくと言うようなことは、なかったのかと、残念で仕方がない。東京地検も全く抜けているとしか、言いようがない。東京地検は資格はく奪だとは言わないが、関係者全員降格減給だ


(続く)

世界自動車大戦争(51)

このブログでも、2020.1.8NO.44でも、そのことを紹介しているし、また、コントラバス用のケースを紹介したが、そんなものでなくてもそれくらい大きな音響機器の箱は存在するようだ。

 

もともと大きな箱であるので、X線検査機器には通すことはできない。当然プライベートジェットと言う事で保安検査は甘くなり、開封検査も行われないのが一般的のようだ。しかも義務化もされていないと言うではないか。

 

 

 

荷物のエックス線検査せず、関空

ゴーン被告、出国に利用か

2020/1/5 19:14 (JST)

©一般社団法人共同通信社

カルロス・ゴーン被告が出国に使った可能性があるプライベートジェット機の専用施設の入り口=4日、関西空港    


 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した事件で、被告が出国に使った可能性があるプライベートジェット機に持ち込まれた荷物が、関西空港エックス線検査を受けていないことが5日、関係者への取材で分かった。

 プライベートジェットの保安検査の要否は運航会社や機長の判断に委ねられており、関空関係者は「利用者の多くは搭乗実績が豊富なため保安チェックは甘くなる」と指摘。荷物のエックス線検査はしないケースが大半だといい、手薄な検査態勢の隙を狙った可能性がある。

 航空法では保安検査は運航する航空会社の責任で行い、エックス線検査は義務化されていない

 

https://this.kiji.is/586478602513859681

 

 

2020.1.8NO.44で紹介した「東洋経済」の論考によれば、このプライベートジェットは'19.12.28に、マダガスカルのアンタナナリポを出発し、ドバイで給油して1/29朝に関空に来ている。そしてすぐにゴーンをその音響機器の箱に収納して、玉響を通過してその日の夜'19年12月29日午後11時10分にまんまと日本を出国していった訳だ。

 

そしてトルコのイスタンブールに当日の午前5時過ぎに着き、そこで別のプライベートジェットに乗り換えて、12月30日にレバノン入りしたのである。そして12/31の「私はいまレバノンにいる。」となった訳である。別の機に乗り換えたのは、給油などせずに素早くレバノンに飛び立つためだ。

 

 

このように特にビジネスジェットについては、日本政府は2010年前後から手続きを簡素化して利便性に向上に乗り出していた。そのため国内の空港の発着回数はおよそ1.5倍に増加していると言われている。こうした中の今回のプライベートジェットによるゴーンの逃亡である。

 

プライベートジェットをいいように使われたトルコの航空会社の「MNG Jet」もいい面の皮である。この会社は自社のJetが違法に使われたとして、トルコの捜査当局に刑事告訴したと言う。

 

それにしても、ゴーンはどのようにして、東京から関空にたどり着いたのか、興味あるところであるが、ゴーンは逃亡開始を祝って行きつけの「焼き鳥店」で、娘と共に酒盛りをしていったと言うではないか。きっと前祝をしたかったのでしょう。

 

移動の経路を詳説しているその記事を次に載せる。

 

 

【独自】ゴーン被告の足取り詳細判明 逃亡直前に行きつけ焼き鳥店で最後の晩餐?

  202016日 月曜 午後7:50

【独自】ゴーン被告の足取り詳細判明 逃亡直前に行きつけ焼き鳥店で最後の晩餐?

 

逃亡直前に行きつけ焼き鳥店で最後の晩餐か

音響機器を運搬する箱に隠れるという映画さながらの方法で海外に逃亡したとされるカルロス・ゴーン被告。

ゴーン被告は出国2日前の20191227、東京・港区にある大衆的な焼き鳥専門店を訪れていたことが分かった。逃亡直前最後の晩餐だったのだろうか。

 

焼き鳥「串若」・宮地淳店主

ここにゴーン被告が座られて、向かい側に娘さんが座られた。




以前からの行きつけで、126日にも訪れたというこの店に、秘書が予約を入れ現れたという。

焼き鳥「串若」宮地淳店主:   

ゴーン被告は明るかったですよ。

娘さんと一緒だからにこやかで、お客さんもみんな気づいて記念撮影しまくりでした。

終始笑顔だったというゴーン被告。焼き鳥や好物の和風サラダなど総額6000円分の料理を注文した。

日本での最後の晩餐を楽しんだのだろうか。店主に「センキュー」とだけ告げて店を後にしたという。

新幹線で新大阪に移動…詳しい足取りが明らかに


(続く)

世界自動車大戦争(50)

次の記事には、ゴーンが隠れたと同じ音響機器の黒い大箱の写真もある。

 

 

ゴーン被告支援チーム、訪日重ねて「抜け穴」発見 米紙

ニューヨーク=藤原学2020161309

 

写真・図版ウォールストリート・ジャーナルが、「ゴーン前日産会長が逃亡するのに使った」と報じた箱の写真

写真・図版カルロス・ゴーン被告



 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した問題で、米紙ウォールストリート・ジャーナルは5日、逃亡を支援した一人が約3カ月前関西空港に出国の保安検査上の「大きな抜け穴」を発見していたと報じた。ゴーン前会長は同空港からプライベートジェットで出国したとされ、この「抜け穴」が重要な役割を果たしたという。

 同紙によると、支援者のチームは複数の国籍の10~15人で構成され、数カ月前からゴーン前会長を日本から逃亡させる計画の準備を進めてきたという。チームは日本を20回以上訪問し、国内の10カ所以上の空港を下見。その結果、関空のプライベートジェット専用施設は他の空港と比べて静かで、フライトが到着する場合を除いてほぼ無人であることや、X線検査の機械が大きな荷物には対応していないことを発見。「弱点」だとして関空を選んだという。

 ゴーン氏が逃亡計画の実行を決断したのは、逃亡直前の昨年12月下旬だったという。同紙は関係者の話として、年末の休暇シーズンに妻キャロルさんと連絡を取ることを裁判所が認めなかったことや、裁判が何年もかかる見通しであることなどが影響したと伝えている。また、逃亡計画には数百万ドルかけられたという。

 同紙はこれまで、ゴーン前会長の逃亡で音響機器を入れるための大型の箱が使われ、その箱には息をするための穴が開けられていたと報じている。5日には、その箱とされる写真も報じた。(ニューヨーク=藤原学思)



https://www.asahi.com/articles/ASN163RCKN16UHBI00S.html?iref=comtop_8_04

 

 

この箱の写真は、ゴーンが使ったモノと言っているので、同種の物ではなくてその物なのでしょう。このウォールストリートジャーナルの写真を見ると、相当大きな箱に見える。高さと横幅が約1mと言われているので、この写真からすると、奥行きは2m近くになるものと思われる。

 

相当大きな箱である。普通に一般道をゴロゴロと台車に載せて運んだとすれば、すぐ目についてしまうであろう。そんな話もあまり聞こえてこないようなので、多分ホテルの玄関にジャンボタクシーのような大きな車を乗り付けさせて、素早く載せたものなのか。それとも楽団関係者然として、楽器を運んでいるように見せかけたかもしれない。いづれにしても、大胆な犯行である。

 

2mもする音響機器の箱であれば、コントラバスを収容するものかもしれない。

 

 

笹山登生‏ @keyaki1117


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やっぱりゴーン氏が日本脱出に使った楽器のケースはこれ↓に違いない。

 

18:46 - 202011

 

https://twitter.com/keyaki1117/status/1212565793205940224/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1212565793205940224&ref_url=https%3A%2F%2Fanogate.jp%2Fgone-minkan-3108

 

 

 

関空のプライベートジェットの保安検査場は、玉響(たまゆらと呼ばれた豪華な施設であり、プライベートジェットと言う事もあり、かなり検査もゆるいと言う事は既に指摘されている。

(続く)

世界自動車大戦争(49)

ならば日本政府にも考えがある、と言うものである。レバノンへの日本からの援助は、即刻中断すべきである。日本は「チョロい」と言われていますよ。

 

 

ゴーン逃亡レバノン援助231億円 安倍政権“バラマキ外交”まるで効果ナシ

日刊ゲンダイDIGITAL / 202018926

写真

全てを見越し…(ゴーン被告)/(C)日刊ゲンダイ

 今こそ、バラマキ外交の成果を問うべきだ。海外で「ハリウッドエスケープ」と称される日産前会長のカルロス・ゴーン被告の密出国劇。逃亡先のレバノン当局は、日本側への身柄引き渡しを拒否する姿勢を重ねて示している。

 逃亡費用2000万ドル(約22億円)以上とされる。日本政府はこのまま、金満ゴーンの「逃げっぱなし」を許すのか。「いざ」という時に効果ナシとは、無尽蔵な札束外交に意味はない。

231億円援助のレバノンもスルー

 そもそも、安倍政権の海外支援は日本自身の「国益確保」が建前だ。第2次政権の発足した2012年以降、海外へのバラマキ総額は実に累計60兆円を突破。特にイスラム過激派組織「IS」の怒りに火を注いだ15年1月の安倍首相のカイロ演説以降、中東諸国の支援に力を入れ、ご多分に漏れずレバノンにもカネをばらまいている。

 レバノン国内には、シリア危機の長期化に伴い約150万人もの難民が流入。政情不安と経済低迷も長引き、日本は医療、廃棄物処理、食糧、教育、技能・職業訓練、治安維持など、あらゆる支援を続けてきた。その総額は12年以降、計約2億1000万ドル(約231億円)に及ぶ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。

「バラマキも相手国との信頼関係が構築できなければ無意味です。レバノンとの間に犯罪人引き渡し条約が結ばれていないとはいえ、何事にも例外はある。実際にレバノンは昨年、引き渡し条約のない米国の要請を受諾し、レバノンと米国の二重国籍を持つ容疑者をFBIに引き渡した。それだけ日本は軽くあしらわれているのです。安倍首相も“外交のアベ”を自任するなら、この7年間で世界が無視できないカリスマになっていなければ、おかしい。実態は真逆で、単なるキャッシュディスペンサー扱い。ゴーン逃亡もレバノンに対し、日本がにらみを利かせられないことを見越した犯行でしょう。ゴーン被告の見ている風景こそ、世界各国の安倍外交へのまなざし。つまり『チョロい』ということです

 ドヤ顔でカネをばらまいても国益はおろか、ナメられっぱなしだ。

 

https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_599585/

 

 

 

ゴーンの脱出には相当の調査が行われた筈だ。相当大掛かりな陣立てで、かなりの期間にわたって、ゴーンを逃がすための調査を日本で行っていた筈だ。日本にいるゴーンの行動にはそれなりの制限がついているので、その手配はレバノンで行われたの考えるのが順当な考えだ。ゴーンのレバノンルートが暗躍したものと思う、当然キャロル夫人の役割も大きい筈だ。

 

 

ゴーン被告逃亡、多国籍チーム10人以上が関与か…20回来日し空港10か所下見

  2020/01/06 14:25 ゴーン被告逃亡

 【ニューヨーク=橋本潤也】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は5日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が関西空港から日本を脱出した際、異なる国籍で構成する10〜15人のチームが関与したと報じた。このチームは20回以上、来日し、関西空港を選ぶ前に、少なくとも10か所の日本の空港を下見していたという。

 ゴーン被告らが事前に関空の保安態勢を調べた上で、計画的に脱出したことが明らかになった。

 計画を知る関係者の話によると、ゴーン被告が実行を決断したのは12月下旬だが、計画自体は約3か月前から検討されていたという。チームは下見で関空発のプライベートジェット(PJ)のターミナルに普段は人がいないことや、大型荷物が検査機器に入らないことなど、保安上の特徴も把握していたという。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ゴーン被告は関空で、息ができるように穴を開けた音響機器運搬用の大型の黒い箱に潜み、米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」の元隊員らが同行した上で、トルコのイスタンブールに向かったと報じている。脱出計画には、数百万ドルのコストがかかっているとも伝えた。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20200106-OYT1T50158/



3か月前から検討されていた、と書かれているが、実際にはもう少し前、半年くらい前から考えられていたのではないのかな。そして調査が具体化したのが3か月前から、と言うところではないのかな。

 

それと言うのも、ゴーン被告の娘が丁度そのころ「父が自由になる」などと、言っていたと言う情報があるのである。

 

 

ゴーン被告娘「父が自由になる」

23カ月前、友人に語る

2020/1/6 16:44 (JST)1/6 17:23 (JST)updated

©一般社団法人共同通信社

 【ベイルート共同】会社法違反の罪などで起訴された前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した事件で、被告の娘が23カ月前、家族ぐるみの親しい友人に「父が自由の身になると話していたことが分かった。この友人が6日までに共同通信の取材に答えた。

 ゴーン被告はレバノン到着後、米国の代理人を通じて声明を出し、逃亡に家族は関与していないと述べた。だが友人は、娘が事前に計画の一端を把握していた可能性があると指摘した。

 友人の説明によると、23カ月前に東京都港区で被告の娘と会った際、娘は「父はもうすぐ自由の身になる」と語っていた。

https://this.kiji.is/586822988084020321



 

丁度同じ3か月前頃に、逃亡支援チームが、関空のプライベートジェットの出国検査場には、X線検査施設が小さくて大きな荷物には適応されないことを見つけていた、と言う。しかも専用施設であるため、検査が緩く「弱点」だと見抜いていたと言う。それにしても大胆な行動であった、「ハリウッドエスケープ」と呼ばれて当然である。


(続く)

世界自動車大戦争(48)

「ゴーン元会長、フランス旅券使っていない」 仏外相
レバノン側と説明食い違い

2020/1/7 10:09
日本経済新聞 電子版

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 ゴーン被告とみられる人物がレバノンに入国した際に提示したパスポートをめぐり、フランス側とレバノン側の説明が食い違っている=共同

フランスのルドリアン外相6日、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告がフランスのパスポート(旅券)で逃亡先のレバノンに入国したと伝えられていることに関し「我々が知る限りではフランスの旅券は使われていない」と述べた。仏テレビBFMの番組で語ったとロイター通信が伝えた。

レバノンの治安当局者はゴーン被告とみられる人物が入国した際、仏パスポートを提示されたとしていた。仏側とレバノン側で説明が食い違う格好となっている。

ルドリアン氏はゴーン被告からフランスへの逃亡を打診されたことはないとし、国外にいる一般のフランス市民と変わりない扱いを受けていると語った。ゴーン被告は所持する仏旅券2通のうち1通を弁護団に預け、もう1通は鍵付きのケースに入れて本人が携帯していた。

【関連記事】





https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54098900X00C20A1EAF000/?n_cid=SPTMG053



 

ゴーンは日本を出国するときには、音響機器の大きなケースに隠れてプライベートジェットの荷物室に載せられていた訳だし、トルコのイスタンブールでは、そのケースが待機していたもう一機のプライベートジェットに荷物として載せ替えられた、と伝えられている。

 

こんな状況では、当然出国検査などはされていないし、パスポートも使用されてはいない。それなのに、レバノン政府は「ゴーン氏はフランスのパスポートで合法的に入国した」と表明している。

 

レバノン政府は、「テロ組織」である「ヒズボラ」を支援している「テロ支援国家」である。こんな違法な処理は、朝飯前なのであろう。

 

しかもゴーンがレバノンに就いた時には、政府関係者たちが総出で(かどうかは知らないが)迎えに出ていたのである。ゴーンの逃亡劇には、レバノン政府も相当強くかかわっていた筈だ。そうでなければ事前に、出迎える筈がない。

 

 

【独自】レバノン高官、ゴーン被告を空港で出迎え…逃亡を事前把握か

2020/01/06 08:37 ゴーン被告逃亡

 

 【ベイルート=上地洋実、金子靖志】日産前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が国外逃亡した事件で、レバノン治安当局の高官が空港でゴーン被告を出迎えていたことが4日、分かった。レバノン政府関係者が読売新聞の取材に明らかにした。レバノン政府は逃亡への関与を否定しているが、逃亡を事前に把握していた可能性が高まった。

 政府関係者によると、ゴーン被告がレバノンの首都ベイルートの空港に到着した際、治安当局の高官らが出迎えた。その後、ゴーン被告はアウン大統領とも面会したという。ゴーン被告の知人とされる国会議員は取材に対し、「今回の逃亡にはレバノン外務省が絡んでいる。一部がゴーン被告から金品を受け取っている可能性がある」と語った。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20200106-OYT1T50059/



しかもレバノンの大統領までもが、ゴーンを歓待している、と言うではないか。日本からそれ相応の援助を受けているにも拘らず、憚(はばか)ることなくゴーンを保護すると大統領は言っている。

 

これって、一寸気にならないですか。最初からグルになっていたとしか思えない。

レバノン政府の関与濃厚に アウン大統領、ゴーン被告保護を約束」のニュースを参照のこと。

これに対して日本政府も黙っていた訳ではない。日本の駐レバノン大使が、アウン大統領に文句を伝えている。当のアウン大統領は、「日本への協力は惜しまない」と表明しているものの、その裏では「赤んべー」をしているのだ。「レバノン政府は全く関与していない」などと、日本も舐められたものだ。

 

 

レバノン大使、「看過できず」と協力要請 大統領は関与否定―ゴーン被告逃亡

202001080003

 

レバノンのアウン大統領(左)との会談に臨む大久保武駐レバノン大使=7日、ベイルート近郊の大統領府(代表撮影)

レバノンアウン大統領(左)との会談に臨む大久保武駐レバノン大使=7日、ベイルート近郊の大統領府(代表撮影)

 【ベイルート時事】大久保武駐レバノン大使は7日、アウン大統領ベイルート近郊の大統領府で会談した。日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告のレバノンへの逃亡について「不法に出国し、誠に遺憾だ」と表明。「わが国として到底看過できるものではない」と伝え、事実関係の究明を含めた必要な協力を正式に要請した。

 

レバノン政府、関与否定に躍起 対日関係悪化を懸念―ゴーン被告無断帰国

(https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010300431&g=int)

 

 これに対しアウン大統領は「日本との関係を重視しており、全面的な協力を惜しまない」と応じた。ただ、逃亡に関しては「レバノン政府は全く関与していない」と説明した。

 会談は日本側から求めた。ゴーン被告については、国際刑事警察機構(ICPO)が日本の要請に基づき、身柄拘束を求める手配書を出している。だが、レバノンは日本と犯罪人引き渡し条約を結んでいない上、国内法で自国民の外国政府への引き渡しを禁じており、引き渡しを拒否する姿勢を重ねて示している。

 ゴーン被告の日本出国にはレバノン政府の関与が指摘されているほか、同じキリスト教マロン派であるアウン氏と被告は近い関係であることも知られている。レバノン検察は今週、ゴーン被告への事情聴取を行う見通しだが、日本の協力要請にどこまで応じるかは不透明だ。

 大統領府は会談後、ツイッターで「レバノンと日本の関係とビジネスマンのゴーン氏の件について大使と協議した」と表明した。

 一方、レバノンの国会議員で、日本との友好議連会長を務めるアライン・アウン氏は7日、取材に応じ、8日に予定されるゴーン被告の記者会見について「日本との2国間関係を傷つけるような発言を控えてほしい」と述べた。

 ただ、被告の身柄引き渡しに関しては「あり得ない」と断言し、捜査が必要なら日本の要請に基づき、レバノン当局が行うべきだという認識を示した。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010700873&g=int

 

 

 

日本との2国間関係を傷つけるような発言を控えてほしい」などと、ゴーンの記者会見に注文を付けている様だが、それはゴーンに対してだけではなくレバノン政府に対しても、言うべき言葉ではないかい。

 

レバノン政府は、ゴーンの逃亡に関与している(?)にも拘らず、「レバノン政府は全く関与していない」とか「身柄引き渡しに関しては「あり得ない」」などと勝手な事ばかり言っているではないか。


(続く)

世界自動車大戦争(47)

日本は、レバノンに強くゴーンの引き渡しを、延々と要求すべきである。何と言っても日本の主権が破られた訳で、その犯罪者をレバノン政府は庇(かば)っている。有りとあらゆる方法を使って、レバノン政府(とゴーン)の不法を世界にPRして、レバノンの言う国が「テロ支援国家」であることを認めさせる必要がある。

 

マスコミも、もっともっとレバノンやゴーンに対して、怒る必要があるのではないのかな。

 

 

 

[社説]日本の主権揺るがすゴーン被告の逃亡

2020/1/2 19:05
日本経済新聞 電子版

まさに驚くべき事態というほかない。特別背任などの罪で起訴され、裁判を控え保釈中だった日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告が日本から秘密裏に出国し、レバノンに逃亡した。

保釈され、法律事務所に立ち寄った日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(20193月、東京都千代田区) ゴーン保釈立ち寄り



元会長は「海外渡航の禁止」を条件に保釈を認められており、東京地裁は保釈を取り消した

ゴーン元会長はレバノンで日本の司法などを批判し、「裁判から逃れたのではなく、不公平さと政治的な迫害から解き放たれた」などとする声明を出した。

司法制度はそれぞれの国の歴史や文化の上に成り立つ。自分たちの考えや仕組みと違うとしてもそれを無視し、破ることが許されるはずはない。元会長の行為は刑事訴追、裁判、出入国管理など日本の主権や法治をないがしろにするもので、強く非難すべきだ。

一方で元会長は米証券取引委員会(SEC)とは、日本での逮捕容疑となった自身の報酬に関する虚偽記載について約1億円の課徴金を支払うことで和解している。米国とは争わず、日本では逃げ切れると考えたのだとすれば、ずいぶん見くびられたものである。

日本政府はこの事態を深刻に受け止めなければならない。レバノンとの間には犯罪人引き渡し条約が結ばれていないため、同国の国籍を持つ元会長の引き渡しを求めても実現しない可能性が高い。それでも元会長の不正を説明し、引き渡すよう強く要請すべきだ。

元会長の密出国の手口については海外のメディアが様々に報じているが、現段階で明確になっていない。事態を収拾できなければ第2、第3の海外逃亡を招きかねず、国際的な信用の失墜にもつながる。なによりこのまま逃げ得を許せば、国民の信頼を損ねる。

法務・検察や出入国在留管理庁は、出国が禁じられている著名な人物をなぜ見逃してしまったのか。徹底的に解明し、手助けした者や法に触れる行為があれば厳正に対処すべきだ。

ゴーン被告への捜査をめぐり、罪を認めないと長期間勾留される「人質司法」が強い批判を浴びた。東京地裁は特捜部が手がけた事件としては異例となる保釈を認めたが、結局、逃亡された。

保釈中の被告による犯罪や逃走は、他にも相次いでいる。そうした人物をどう見極め、保釈中の行動をどのように把握していけばいいのか。保釈制度のあり方や運用についての議論を急ぎたい。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54013040S0A100C2SHF000/?n_cid=SPTMG002

 

 

何と言っても、ゴーンの逃亡には、レバノン政府が関与していることは確実ではないのかな。

 

 

レバノン政府の関与濃厚に アウン大統領、ゴーン被告保護を約束

202001021946

 

 

レバノンのアウン大統領=2019年11月、ベイルート近郊バーブダ(AFP時事)

 【ベイルート時事】日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が国籍のあるレバノンに無断帰国した問題で、レバノン政府が逃走劇に関与した疑いが濃厚になっている。アウン大統領はゴーン被告に「レバノン市民としての保護」を約束し、昨年12月30日に帰国を果たした直後、本人に面会したと報じられている。

 

<関連ニュース 日産自動車前会長 ゴーン被告>

 

 英紙インディペンデントのアラビア語版は1日、政府関係筋の話として、ゴーン被告の脱出計画について「レバノンの治安、政治関係者が少なくとも(実行される)数週間前には把握していた」と報じた。地元テレビのアルナシェラによれば、ゴーン被告がベイルートの空港に到着した際、被告に「近い友人ら」が出迎えた。この後、被告は大統領と非公式に面会した。

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=2019年4月、東京(AFP時事) 

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=2019年4月、東京(AFP時事)

 ただ、レバノン政府は、ゴーン被告の日本脱出への関与を公式には否定している。大統領府高官は2日、AFP通信に対し「ゴーン氏は大統領府に来ていないし、大統領に会ってもいない」と改めて強調し、相次ぐ報道にいら立ちを示した。レバノン外務省筋は取材に対し、ゴーン被告について「合法的に入国した」と話している。

【国際記事一覧へ】 【時事ドットコムトップへ】

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010200244&g=int

 

 

レバノン政府(外務省)は、「ゴーン氏は合法的に入国した」と言っているし、レバノンへの入国に際しては「フランスのパスポート」が使用されていると、レバノン政府は表明している。この件は、当ブログの2020.01.06~07NO.42~43を参照願いたいが、これに対してフランス政府はフランス旅券は使用していないと表明している。

(続く)

世界自動車大戦争(46)

寝耳に水でびっくり何ぞと、頓珍漢なことを言っている余裕はないぞ、弁護団は。

 

 

 

ゴーン被告の弁護士、日本出国は「寝耳に水でびっくり」

2019123116:05 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア レバノン 中東・北アフリカ ]

 

   都内で報道陣の取材に応じる弘中惇一郎弁護士(20191231日撮影)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP

 

1231AFP会社法違反などの罪で起訴され保釈中だった日産自動車Nissan Motor)の元会長、カルロス・ゴーンCarlos Ghosn)被告が公判を前に突如日本を出国したとの報道について、同被告の主任弁護人を務める弘中惇一郎Junichiro Hironaka)弁護士は31日、「寝耳に水でびっくり」だと語った。

© Kazuhiro NOGI / AFP
都内にある弘中惇一郎弁護士の事務所を後にするカルロス・ゴーン被告(201943日撮影)。

 弘中弁護士は報道陣に対し、「寝耳に水という状況でとてもびっくりしている」と述べ、現在はゴーン被告と連絡が取れない状況だと説明した。

https://www.afpbb.com/articles/-/3261760?cx_part=top_topstory&cx_position=2

 

 

 

特別背任罪で起訴されているゴーンの公判は、今年の春(4月)ごろには始まる予定であった。そのゴーンに逃げられてしまったのだ。

 

それこそ「世界に恥をさらした」ことになる。検察としては、この逃亡を一番懸念していた筈だ。裁判所と相談してでも、逃亡阻止のために施策を施さなかったか、大いに疑問が残るところであるが、何と言っても外圧に屈した裁判所の判断が大間違いであった。

 

 

 

「外圧に屈した」ゴーン被告の保釈 異常事態招いた裁判所の判断

2019.12.31

大勢の報道陣に囲まれながら、弘中弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=3月12日、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影) 大勢の報道陣に囲まれながら、弘中弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=3月12日、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

 

 裁判所が早期に被告の身柄拘束を解く流れは、カルロス・ゴーン被告の保釈を機に一気に加速した。被告に十分な公判準備の時間を確保する必要があるとの観点からだが、海外逃亡により公判すら開かれない可能性が浮上するという本末転倒の異常事態となった。近年相次ぐ異例の保釈判断が真相究明という刑事司法の目的を阻害しているとの懸念が現実となった形だ。

https://special.sankei.com/a/society/article/20191231/0002.html?utm_source=newsletter

 

このことは「日本の刑事司法の恥さらし」である。安易に保釈を許可した裁判所の責任は重い。

 

そしてあれやこれやで圧力をかけて、保釈を請求し続けた弁護人の責任は、なお重い。

 

それにしても、よくも「世界に恥」をさらしてくれたものだ。

 

執拗に保釈請求をした弁護人の弘中惇一郎はじめ、安易に保釈を許可した東京地裁嶋田一裁判官達は、夫々の資格を剥奪する必要がある、というものである。

 

日産幹部の驚きは、想像に余りある。

 

 

 

 

日産幹部「それ見たことか」 保釈判断に疑問の声も



大鹿靖明、久保智 2020110647

写真・図版レバノンの首都ベイルート中心部にあるカルロス・ゴーン被告が利用していた邸宅=2018年11月、渡辺丘撮影



 日産自動車カルロス・ゴーン前会長がレバノンに出国したとの報道に、日産の幹部やOBらは一様に驚きの声を上げた。

https://www.asahi.com/articles/ASMD02GV9MD0ULFA001.html?iref=pc_extlink

 日課のジョギング中に記者からの電話で出国を知った元幹部は「本当か」と絶句。レバノンとの間に犯罪容疑者の引き渡し条約がないことなどから、「『逃げるとしたらレバノンだろう』と聞いたことがある」と明かし、「それが現実のものになるとは」。

 レバノンベイルートにはゴーン前会長が使っている住宅があり、日産がオランダに設立した非連結子会社ジーア」が購入費や改修費を支払っていた。別の元幹部によると、いまもジーアが所有し、ゴーン前会長の妻が住んでいるといい、「売却したくてもできない状態」。この元幹部は「レバノンで彼は英雄。かばってくれると考えているのではないか」と指摘した。

 ある現役幹部は、会社からの電子メールで出国を知った。2020年春にも始まる予定だった刑事裁判で、ゴーン前会長側はすべての事件で無罪を主張する方針だっただけに、「自分の正当性を主張する手段が国外脱出なのか」と痛烈に批判。「全面否認の被告を保釈するなんてあり得ない。それ見たことか、という感じだ」と東京地裁の判断にも疑問を投げかけた。



https://www.asahi.com/articles/ASMD05FMGMD0ULFA00J.html?iref=comtop_8_03

 

 

 

日産幹部驚きは想像に難くないが、犯罪者に逃げられたと言う事は、全くの恥さらしであることは言うまでもないが、何と言っても日本の主権が踏みにじられたことであり、日本全体がもっともっと怒ってもよいことである。


(続く)