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日本近代化の流れ(90)

■「北方領土問題」の発生、きっかけは第二次世界大戦だった

shigemitu
1945
92日、東京湾に停泊中の米戦艦ミズーリ号上での無条件降伏文書調印式に臨む日本側全権団

第二次世界大戦中の19414月、日本とソ連は「日ソ中立条約」を締結し、両国は互いに中立を保った。だが、広島に原爆が投下されてから2日後の194588ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄し、日本に宣戦布告した。

背景には南樺太(南サハリン)・千島列島のソ連領有を決定したヤルタ秘密協定の存在がある。

815日、日本は「ポツダム宣言」を受諾し、連合国に降伏。しかしソ連軍はその後も千島列島を南下し、95日までに「北方領土」を占領。ロシア側は「第二次世界大戦北方領土は合法的に自国領になったと」主張し、現在に至る。

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サンフランシスコ講和条約に基づく国境線

1951、日本は連合国と「サンフランシスコ講和条約」を締結。この条約で日本は、戦前に領有していた台湾や朝鮮半島をはじめ南樺太・千島列島を放棄することが確定した。

treaty of peace with japan yoshida
サンフランシスコ講和条約に調印する日本全権の吉田茂首相

ここで問題となるのが、「千島列島」が何を指し、最終的にどこに帰属するかという点だ。

調印に先立つサンフランシスコ講和会議では、日本全権だった吉田茂首相が「歯舞、色丹が北海道の一部で、千島に属しない」と述べた。しかし、択捉島国後島については「昔から日本領土だった」と言及するにとどまった

一方で、外務省の西村熊雄条約局長は195110月の衆議院特別委員会で「放棄した千島列島に南千島国後島択捉島)も含まれる」と答弁した

結局のところ、「千島列島」が何を指すのか日本側でもぶれてしまった。サンフランシスコ条約でも帰属は明記されなかった。また、東西冷戦の最中であったことから、西側諸国と対立していたソ連や中国はサンフランシスコ講和条約に参加せず、条約は「片面講和」になってしまった。

 

・・・・・・・・・・(略)

 

http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/24/hoppo-ryoudo-kaisetsu_n_10113020.html

 

 

ソ連は、日本の終戦直前の状態を絶好な好機と考え、

 

1945.4.5 に「日ソ中立条約」の破棄を通告してきた。

1946.4.25 には、これにより「日ソ中立条約」は失効することになった。そしてまだ有効であったが

1945.8.8 にはその「日ソ中立条約」を一方的に破棄して、対日宣戦布告をしてきた。そして

1945.8.9 未明に満州国、朝鮮北部に侵攻を開始する。

1945.8.11 にはソ連軍は日本領の「南樺太」に侵攻してきた。そして引き続き

1945.8.18 には千島列島最北端の占守島に航空機、揚陸艦を含む大部隊で侵攻してきたが、終戦処理中であった日本軍はこれに対して反撃し、見事撃退した。しかし日本政府の指示で停戦した。その後兵士たちはシベリアに拉致されている。

1945.8.28 には択捉島国後島色丹島に侵攻し

1945.9.1 には、これを占領した。そして

1945.9.3 には、歯舞群島に侵攻し

1945.9.5 にこれを占領した。その後、

1946.2.2 ソ連邦最高会議が、四島を一括してソ連邦に「編入」した。

 

北方四島は、1855年の日露和親条約で日本領として確定しているもので、放棄した千島列島には含まれていない。含まれているような話もあったが、日本政府は訂正している。

北方四島はこのように、ポツダム宣言受諾後の不法攻撃であり、明らかに不法占拠である。

 

日本は絶対にこの暴挙を許してはならない。先にも述べたように、ロシアには無駄金を使わせて経済的に疲弊させてゆかなければならない。日本に対する防衛対策として高額な軍事費を支出させるようにすることだ。日本は何とかして、憲法九条を破棄して国防軍を完備させ核をもち友好国と強固な同盟関係を保ち、ロシアをして怖がらせなければならない。

 

核に対しての高額な防衛費をロシアに支出させて、経済を疲弊させてゆけば日本の経済援助のありがたさを身に染みて感ずることになろう。その時には北方四島の返還が実現できると言う物である。

 

単なる信頼醸成だけでは、北方四島は返っては来ない。トランプに期待するのは、日本の核武装北方四島ではない。

 

日本の真の近代化は、自分の国は自分で守ることができ、そのためには核武装も厭わず、そして北方四島が確実に日本のものとなった時である。

(終わり)

日本近代化の流れ(89)

■そもそも「北方領土」ってどんなところ?

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北方領土の周辺図 北方領土o-HOPPOURYOUDO-570

北方領土」とは第二次世界大戦に絡み、ソ連(現在のロシア)が占領した歯舞群島(はぼまいぐんとう)、色丹島(しこたんとう)、国後島(くなしりとう)、択捉島(えとろふとう)の4つの島(北方四島)を指す。



面積はおよそ5000kで、千葉県や愛知県と同程度の面積だ。日ロ両国が自国の領土と主張し、現在ロシアが実効支配している。北方領土をめぐる日本とロシアの領有権の対立、これが「北方領土問題」だ。

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北方領土国後島 北方領土国後o-KUNASHIRI-570

北方領土の東側は太平洋、西側はオホーツク海に面している。南からの暖かい日本海流黒潮)と、北からの冷たい千島海流親潮)の影響で、周辺海域は水産資源も豊富だ。また択捉島は、本土四島(北海道・本州・四国・九州)を除くと日本最大の島火山島で、温泉が多いことでも知られる。

■日本とロシア、国境策定の経緯

戦前、日本とロシアは数度にわたって国境を決める条約を締結している。その主なものを地図と合わせて、簡単に振り返ってみよう。

11855年 日魯通好条約(日露和親条約

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日魯通好条約(日露和親条約)に基づく国境線 北方領土日露o-NITIROTUKOU-570

およそ160年前の18552月、日本(江戸幕府)とロシア(ロシア帝国)の間で初めて国境を確定した日魯通好条約(日露和親条約)が結ばれた。両国の国境線は、択捉島と得撫島(ウルップ島)間に定められた。樺太島(サハリン)には国境を設けず、これまで通り両国民の「混住の地」にすると定められた。

日本政府は、この条約を根拠に「北方領土はこの時に日本領となった」とする立場をとっている。

21875年 樺太千島交換条約

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樺太千島交換条約に基づく国境線 北方領土交換o-KAWAFUTOTISHIMA-570

明治維新後の1875年、日本はロシアと樺太千島交換条約を締結。日本は樺太島の領有権を放棄するかわり、千島列島をロシアから譲り受けた。この条約では、占守(シュムシュ)島から得撫(ウルップ)島まで18の島々の名を「千島列島」として列挙している。

この条約を根拠に、日本政府は現在に至るまで「歯舞群島色丹島国後島択捉島北方四島は、千島列島に含まない」としている。

31905年 ポーツマス条約

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ポーツマス条約に基づく国境線 北方領土ポーツマスo-POTUMASU-570

1904年、日露両国は朝鮮半島中国東北部の支配圏をめぐって日露戦争が勃発。これに勝利した日本は1905年、ポーツマス条約で南樺太を獲得した。

(続く)

日本近代化の流れ(88)

日露間では、「外務・防衛担当閣僚協議」(2プラス2)を年明けに再開することで調整していることが明らかになっている。これは、日本にとって、大いに喜べるニュースである。というのも、日本にとってロシアは、「安全保障面」で非常に重要だからである。

 

このことは、「日本・米国vs中国・ロシア」というどちらが勝つかわからない戦いから、ロシアを離して「日本・米国vs中国」という日米は必ず勝利できる 関係にもってきたということである。

 というわけで、日本は、米国との関係を強固に保つと同時に、中国とロシアを分裂させ、ロシアを中立にとどめておくことがとても大事なのだ。



中国は、日本の専門家やマスコミより、安倍総理の意図を正しく理解している。つまり、「安倍首相はロシアを抱き込み、中国に対する包囲網を強化したい考えである、と。確かに、今回のプーチン来日で、「中ロ分断に成功した」というのは大げさだ。しかし、日本は「中ロ分断にむけて一歩を踏み出した」ということはできるだろう。

確かに、今回のプーチン来日で、北方領土問題の進展はなかった。しかし、経済協力は大きく進み、安全保障分野の協力も再開される。だから、プーチン来日は、日本にとっても成功」と言えるのだ。その意味は、「中国とロシアを分断するのに、成果があった」ということだ。

 

これは次の論考の要旨である。

 

北方領土「進展なし」でもプーチン来日が成功だった理由

【第30回】 20161219日 北野幸伯 [国際関係アナリスト]

http://diamond.jp/articles/-/111753?page=4

 

ここ↑をぜひ参照願う。

 

それでもプーチンは、日本から北方四島の共同経済活動の実施の確約を得て、ほっとしたのか丁寧にお辞儀をして帰っていった。

 

 

ロシア大統領、帰国の途に

日ロ首脳会談のために来日したロシアのプーチン大統領は一連の日程を終え、16日午後7時ごろ、特別機で羽田空港から帰国の途に就いた。写真は特別機に乗り込む前にお辞儀をするプーチン大統領。【時事通信社   

http://www.jiji.com/jc/p?id=20161216193603-0022931353

 

安部首相は2016年には、3回ほどプーチンと会っている。先ず、

2016.5.6 に欧州歴訪(4.28~5.7)の中で、ソチで首脳会談を行っている。ロシアとしては

2014.3クリミア半島併合の結果欧米より経済制裁を受け四苦八苦しているので、ある意味この会談は渡りに船であったのではないのかな。というのも

 

2016.5.26~27 G7主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)への参加はままならず、領土問題を餌に日本国の首相と会えたのは、それなりのメリットがあったのではないのかな。そしてヨーロッパでは

2016.6.23 にイギリスではEU離脱可否の国民投票があり、僅差でEU離脱がきまり、安倍首相は

 

2016.9.2~3 ウラジオストクの「東方経済フォーラム」で、9.2プーチンと会っている。更には、

 

2016.11.19~20 リマでのアジア太平洋経済協力会議APEC)において、11.19にも会っている。

 

しかしながら、その何れにおいても北方領土問題に対しては、プーチンから色よい返事は聞けなかったようだ。そして今回の

 

2016.12.15~16 山口東京でのプーチンとのこの首脳会談であった。

 

 

さてそこで日本の北方領土が、なぜ日本の固有の領土であるのか、をおさらいしてみよう。

 



北方領土問題とは、そもそも何? わかりやすく解説 【今さら聞けない】

The Huffington Post  |  執筆者: 吉川慧

 

投稿日: 201605251415JST 更新: 201612161714JST

RUSSIAN PRESIDENT VLADIMIR PUTIN AND PRIME MINISTE

会談する安倍晋三首相(左)とロシアのプーチン大統領(ロシア・ソチ)201656| Kommersant Photo via Getty Images


安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領121516日露首脳会談に臨む。そこで注目されるのが、両国間で懸案となっている「北方領土問題」の行方だ。

安倍首相は5、日露首脳会談の際に「今までの停滞を打破するべく、突破口を開く手応えを得ることができた」と発言9ウラジオストクプーチン氏と会談した際も、「新しいアプローチに基づく交渉を具体的に進めていく道筋が見えてきた。その手応えを感じた」と発言するなど交渉の進展を強調してきた。

しかしここへきて、交渉の行方は不透明さを増している。

安倍首相とプーチン大統領1119APECの開催地ペルー・リマで会談。プーチン氏の訪日前最後の首脳会談ということで、北方領土問題と平和条約の締結について詰めの議論が交わされたとみられる。だが会談後に安倍首相の口から出たのは、これまでのムードを覆すものだった。

70年間できなかったわけで、そう簡単な話ではない」
「大きな一歩を進めることはそう簡単ではない」

安倍首相が語ったのは、北方領土問題への厳しい見通しだった。これまでの交渉進展ムードからは一転、明らかにトーンダウンしていた。http://www.asahi.com/articles/ASJCN1S1PJCNUTFK002.html

プーチン氏も1120日の記者会見で「北方四島は)国際的な文書によりロシアの主権があると承認された領土だ」と明言。厳しい姿勢を崩さず、日露間の歴史認識のズレが改めて如実になった。

加えてロシアは、北海道の道東全域を射程内におさめる最新鋭のミサイルを北方領土に配備プーチン氏の訪日を前に、北方領土自国領土として防衛力を強化する姿勢を鮮明にしているかのようにも見える。

結局「北方領土問題」はどうなるのか。日露首脳会談の前に、その歴史的経緯を振り返ってみる。

(続く)

日本近代化の流れ(87)

ロシアとの平和条約なんぞはそれほど急ぐ必要はない。中国に対しての重しとなる、ということは一理あるということはわかる。ロシアがこれ以上中国に近付かないように、日本がロシアと仲良くするということは大事な事ではあるが、何もそれが平和条約でなければならない、ということにはならないのではないのかな。

 

 

北方四島で共同経済活動=日ロの法的立場害さず-安倍首相、プーチン氏と合意 

2016/12/16-18:40

ロシアのプーチン大統領(左)と共同記者会見する安倍晋三首相=16日午後、首相公邸

 

 安倍晋三首相は16日午後、ロシアのプーチン大統領首相官邸で2日目の会談を行った。焦点の北方領土問題を含む平和条約締結に向け、日ロ双方の法的立場を害さない形で、北方四島での共同経済活動に関する協議を始めることで合意した。4島の帰属問題では実質的な進展はなかったとみられる。活動の制度設計は今後の協議に委ねられるが、実現した場合でも、領土問題解決につながるかは不透明だ。会談では、経済・民生分野の協力強化も確認した。

「ロシアの懸念考慮を」=北方領土問題-プーチン大統領

 約1時間10分の会談後、両首脳はプレス向け声明を発表した。声明は、択捉、国後、色丹、歯舞4島での共同経済活動に関する協議を開始することが「平和条約締結に向けて重要な一歩になり得るとの相互理解に達した」と明記。共同経済活動の実施は「平和条約に関する両国の立場を害さない」ことに立脚するとした。両首脳の平和条約締結への「真摯(しんし)な決意」も盛り込んだ。
 首相は会談後の記者会見で、共同経済活動に関し「特別な制度について交渉を開始することで合意した」と説明。領土問題については「解決にはまだまだ困難な道が続く」と認めた。プーチン氏は「共同経済活動を実現することで平和条約締結に向けた信頼が醸成される」と述べた。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121600623&g=pol

 

北方四島の共同経済活動の実施については、純然たるロシア領内としての活動実施ではなく、特別な制度を作って(日本領ではあるが)どちらかの領土として認められるようなものではないものを作って、共同経済活動をやってゆこうということのようだが、結局はああでもない、こうでもないと言う格好になって時間ばかりかかって何も得られないということになるのではないのかな。

 

 

日ロ首脳、4島の共同経済活動協議で合意 平和条約締結へ1 

World | 2016121617:10 JST  関連トピックス: トップニュース

 12月16日、ロシアのプーチン大統領と安倍首相は、日ロ首脳会談後に発表された声明で、北方4島の共同経済活動に関する交渉を進めることで合意し、平和条約問題を解決する真摯な決意を表明した。写真は都内の首相官邸での両首相。代表撮影(2016年 ロイター)

 12月16日、ロシアのプーチン大統領と安倍首相は、日ロ首脳会談後に発表された声明で、北方4島の共同経済活動に関する交渉を進めることで合意し、平和条約問題を解決する真摯な決意を表明した。写真は都内の首相官邸での両首相。代表撮影(2016年 ロイター)

 

[東京 16日 ロイター] - ロシアプーチン大統領安倍晋三首相は16日、日ロ首脳会談後に発表された声明の中で、北方4島の共同経済活動に関する交渉を進めることで合意し、平和条約問題を解決する真摯な決意を表明した。

日ロ首脳は、択捉・国後・色丹・歯舞の4島における共同経済活動の協議開始が平和条約締結に向け重要な一歩との理解に達した。両首脳は漁業・養殖・観光・医療などの共同経済活動の条件・形態・分野の調整に向けた協議を開始するよう関係省庁に指示したことを明らかにした。

両国は、国際約束の締結を含む共同経済活動実施のための法的基盤の諸問題を検討すると声明で述べた

http://jp.reuters.com/article/japan-russia-statement-idJPKBN1450QN

 

 

 

日本の経済協力でそれなりに豊かになれば、軍隊を養うことがよりしやすくなる。ロシアはそれを目指しているのではないのかな。ロシアは、北方四島に更に強力な軍隊を、駐留させることにはならないのかな。我々はそれを危惧する。

 

まあ一般的に平和条約では、適正な形で国境が定まり、天然資源に対する両国の関係も決められることになる訳であるが、今回の場合は北方四島がきちんと日本のものであるということが定まらない限り、平和条約は締結することが出来ない。現在の状態でも、日本のものであると帰属が明確に規定されれば、それでも良いと日本は言っているのであるが、ロシアはそれでは納得しない。だから永遠に平和条約は締結できない。

 

日本のものにするためには、ロシアが譲歩せざるを得ないほどののっぴきならない状態に押し込むことしかないのである。それはロシア(経済)を一層の困窮状態にさせることである。丁度日露戦争の時に、帝政ロシアの崩壊を手助けしたように。だから経済制裁の強化なのである。

 

 

平和条約ない状態に終止符打つ決意、声明に明記=日ロ会談で安倍首相 

Markets | 2016121616:05 JST

[東京 16日 ロイター] - 安倍晋三首相は16日午後、プーチンロシア大統領との2回目の首脳会談の後の共同記者会見で、同大統領と、日ロ間に平和条約がない異常な状態に終止符を打たなければならない決意を確認し、同時に発表した声明に明記したと語った。

また北方4島での共同経済活動を行うための特別な制度について交渉を開始することで合意した、とし、共同経済活動は両国の立場を害さないという共通認識のもとに進められる、と述べた。

*この記事の詳細はこの後送信します。新しい記事は見出しに「UPDATE」と表示します。

(石田仁)

http://jp.reuters.com/article/idJPT9N1DT085

 

 

平和条約の無い状態に終止符を打つことは、言うなれば、理想中の理想である。生半可な事では、ロシアはそれには乗っては来ないであろう、北方四島を返すことになるから。北方四島をロシア領として平和条約を結ぶことは、日本は絶対に出来ない。

 

もう一度言うが、ロシアとの平和条約の締結をそんなに急ぐ必要はない。

 

日本は功を焦らず百年の計で、ことを進めるくらいの戦略が必要である。そうでなければ『北方四島』は戻っては来ない。

 

丁度『THE HUNDRED-YEAR MARATHON』である。

(続く)

日本近代化の流れ(86)

だから、「まずは両国の信頼を醸成し、その上で領土問題の解決と平和条約の締結につなげようとするもので、ようやく出発点に立った格好だ」と考えること自体が、間違い。信頼が醸成されたからと言って不法占拠した北方四島を返してくれる筈はない。それにもましてロシアとは、信頼関係が醸成されるということは、かなり難しい筈だ。不可能と言ってもよかろう。

 

信頼の醸成への努力にブラスして、もう一つ何かが必要となろう。それは何か。

 

その前に「北方4島での共同経済活動」の内容を確認しておこう。

 

 

日ロ経済協力、過去最大規模=官民80件で3000億円-政治主導で進出加速

2016/12/16-22:03

合意文書交換式で、ロシアの代表者と握手する世耕弘成経済産業相(中央右)。左端はプーチン大統領。右端は安倍晋三首相=16日午後、首相公邸

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 日本とロシアは16日、安倍晋三首相とプーチン大統領の首脳会談を踏まえ、エネルギーや医療・保健、極東開発など8項目の経済・民生協力プランに基づき、官民で80件の合意文書を交わした。政府間で12件、民間レベルでは当初想定のほぼ倍の68件の広範な経済協力で合意した。日本側の投融資は3000億円規模過去最大規模の対ロシア経済協力となる。政治主導で日本企業のロシア進出が加速する見通しだ。

「大統領と同じ秋田犬を」=プーチン氏と登場で人気-ロシア



安倍首相は記者会見で「今までの日ロ関係で前例のないことだ」と強調。プーチン大統領は極東地域での石油・天然ガス開発に触れ、「ガスと電力を非常にいい価格で日本に最短距離で届けられる」と語った。経済協力を先行させ、領土問題で譲歩を引き出す環境を整備するのが狙い。
 エネルギー分野では、石油や天然ガスなどロシアの地下資源開発で両国が協力するほか、東京電力福島第1原発廃炉の技術協力など原子力平和利用が盛り込まれた。民間では、三井物産三菱商事が参加するサハリン(樺太)沖の天然ガス・石油開発「サハリン2」の生産設備増強に加え、丸紅国際石油開発帝石などがロシア国営石油会社とサハリン沖の炭化水素探査などで合意した。
 欧米からの経済制裁資金調達に苦しむロシアの意向を受け、三井住友銀行みずほ銀行が国営天然ガス独占企業ガスプロムに融資するなど資金供給面でも協力する。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121600613&g=eco

 

 

迂闊ではないにしても、ロシアにそんなに軽々しく金は貸さないことだ。貸すにしてもそれなりに目の飛び出るような利息を貰うようなものにしないといけない。そうすれば、少しは言い訳が立つと言う物ではないのかな。

 

そしてロシアには更に、金を使わせることを考えないといけない。余分な金を使わせて、ロシア経済を更に困らせることをやらないといけない。

 

どっちみち北方四島を返す気がないのだから、更に無駄金を使わせて困窮させることだ。

 

その方法が一つある。それは、日本の防衛にもとても役に立つものである。日本が自立することにも資するものである。

 

それは、日本が核武装することである。当然核弾頭を備えたミサイルも持つことになる。

 

すると、中国などは迂闊に日本に手は出さなくなるであろうし、ロシアも対日本に対する防衛を考えなくてはならなくなり、余分に金を使うことなる。そのようにロシアには無駄金を使わせることである。

 

そして、何らかの信頼関係が成り立てば、例えばの話だが日露通商同盟(軍事でも可)などを締結して、その関係が続けば日本の核がそれほど脅威とみなされなくなりロシア側がより経済協力を欲するようになり、領土問題の解決の道が開けてくるのではないのかな。

 

いずれにしても、ロシアに対しては、それほど甘く考えないことだ。安倍さんも少し、甘くなったのではないのかな。甘くないよ、ロシアは。何せ日露戦争で、予想に反してこっぴどく叩かれたことを、いまだに根に持っている筈だから。

 

日ロが共同経済活動へ交渉、領土問題は「困難な道」と安倍首相 

World | 2016121623:15 JST    関連トピックス: トップニュース

 

 12月16日、安倍晋三首相(写真右)とロシアのプーチン大統領は、2日間にわたる首脳会談を終え、60以上にわたる経済協力事業を進めることで合意した。写真は経団連会館での会合に出席する両首脳(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) 安倍プーチンr

 

[東京 16日 ロイター] - 安倍晋三首相とロシアプーチン大統領は16日、2日間にわたる首脳会談を終え、60以上にわたる経済協力事業を進めることで合意した。一方で、日本が最重要課題に位置付ける領土問題に関連して一致したのは、4島における共同経済活動に向けた交渉の開始のみ

まずは両国の信頼を醸成し、その上で領土問題の解決と平和条約の締結につなげようとするもので、ようやく出発点に立った格好だ。

15日に安倍首相の故郷の山口県長門市で、16日に東京の首相官邸で会談した両首脳は、択捉、国後、色丹、歯舞の4島での共同経済活動に向け、交渉を開始することで合意した。漁業や養殖、観光、医療などを想定し、法的立場が侵されないことが前提とする日本、自国の法律に基づき実施するとしているロシア双方の主張に沿う特別な制度を検討する

16日午後の共同会見で公表した声明には、共同経済活動と平和条約締結を結びつける表現を盛り込んだ。安倍首相は「互いにそれぞれの正義を何度主張しあっても解決できない」としたうえで、「新しいアプローチ、未来志向のアプローチこそが最終的な結果に結びつく道と確信している。平和条約締結に向けた重要な一歩だ」と語った。

プーチン大統領は共同会見で経済協力について多くの時間を割きつつも、平和条約についても言及。「共同経済活動のための特別な制度というメカニズムのもと、最終的な平和条約締結に近づけるようにもっていくことが大事だ」と語った。

しかし、共同経済活動に向けて交渉し、実際に活動を始め、信頼関係を十分に構築した上で領土問題を含む平和条約を締結するには相当の時間を要することが予想される。安倍首相は「領土問題の解決にはまだまだ困難な道は続く」と述べた。

日本が平和条約締結の前提としている4島の帰属についても、両首脳が議論したかどうかは不明だ。安倍首相とプーチン大統領は通訳だけを同席させて1対1で議論する時間があったが、政府高官は「中身については話せない」としている。

国際政治が専門の拓殖大学の川上高司教授は、「まさに入口に立ったというところ。時間はかかるだろう」と指摘。一方で、「それほど時間はない。安倍首相とプーチン大統領がいるうちに解決する必要があるし、(トランプ次期大統領の)米国とロシアが接近する前に話をどんどん進める必要がある」と語った。

両国の経済協力についても議論した両首脳は、地下資源の探査事業など68の事業を進めることで合意した。日本企業からの投資、融資を合わせると総額3000億円の規模になるという。

プーチン大統領は、ロシアは日本との経済協力だけに関心があるのではないかとの見方を否定。「私にとって最も重要なのは平和条約の締結。それがロ日の長期的な協力につながる」と語った。

最大野党・民進党蓮舫代表はコメントを出し、「経済協力の『食い逃げ』につながるのではないかという懸念が残り、肝心の北方領土問題の解決に向けての具体的な進展が見られなかったことは残念だ」とした。

*内容を追加します。

(久保信博、石田仁志、Ekaterina Golubkova 編集:田巻一彦)

http://jp.reuters.com/article/2ndmeeting-abeputin-idJPKBN1450E1?sp=true

 

 

安倍晋三首相は、ロシアとの平和条約の締結が偉業の一つだと思っていらっしゃるようだが、我々国民はそうは思わない。ロシアと平和条約を結んで何の得があるのであろうか。今までも、普通にロシアとは付き合ってきたではないのかな、平和条約がなくても。

(続く)

日本近代化の流れ(85)

12) プーチン来日するも、ロシアには気を許すな!

 

終戦直前日本は、ソ連を通じて対米交渉の糸口を得るべく希望を託したが、見事に裏切られている。日本は、ソ連による突然の不可侵条約破棄満州北方領土への侵攻を許してしまったのであった。

 

そんなロシアであるが現在はクリミア問題で、世界から経済制裁を受けて四苦八苦である。

 

話は飛ぶが、昨年末の2016.12.15~16と大統領のプーチンが、来日している。そして日本からの経済協力を得たことから、経済制裁に風穴があいたと評価しているという見方も出ている。

 

 

制裁網に風穴=プーチン大統領訪日を評価-ロシア有力議員

2016/12/17-05:57

 【モスクワ時事】タス通信によると、ロシアのスルツキー下院外交委員長(極右・自由民主党)は16日、プーチン大統領の訪日で日ロが経済協力強化で合意したことについて「(ウクライナ危機をめぐる日米欧の対ロシア制裁網に風穴を開けたと見なすことができる」と評価した。

 スルツキー委員長は「米国の影響下、残念ながら日本も(制裁に)加わった」と指摘。こうした中で行われた日ロ首脳会談で「全面的な協力の発展に向け、全面的な協議が行われた。これはロシアの国際的孤立が米政権のつくった神話であることを証明した」と語った。

 スルツキー委員長は、両首脳が北方領土の共同経済活動に向けた協議開始で合意したことを「日ロ双方にとって大きな外交的勝利だ」と強調。ただ、「重要なのはロシアが北方領土の)帰属に関する自国の立場を改めて確認したことだ」と述べ、今後も領土問題での譲歩は困難との認識を示した。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121700045&g=pol

 

 

プーチンの訪日を評価しているということは、今の経済制裁が相当効いているということではないのかな。ロシアには、まだまだ経済制裁を利かせる必要がある。ロシアは大国である。領土は余るほどある。昔のことであるが、何といってもあのアラスカを安い値段で、アメリカに売っているほどである。

 

そんな国が、日本の固有領土である北方四島を、第二次世界大戦のどさくさに紛れて、不法にも占領している。そんな大国が、こんな小さな北方四島に固執しているということは、(安全保障上の問題もあるが)ロシアの経済活動はそれほどうまくいっていないのではないのか、と思われる。

 

日本は、そのことを攻めるべきである。ロシア経済に寄与するようなことは、表立ってすることは控えるべきであろう。ロシアが困れば困るほどそのことが、日本に有利に働くとみるべきである。

 

共同経済活動も、ほどほどにやり過ごすことに越したことはない。平和条約なんぞは、そうそう早めに締結するものでもないよ、特にロシアとは。

 

満州や朝鮮で、ロシア人に虐殺された日本人家族や凌辱された日本人婦女子に申し訳ない、と言うものだ。

 

 

プレス向け声明

安倍晋三日本国総理大臣及びV.V.プーチンロシア連邦大統領は,2016年12月15日-16日長門市及び東京で行われた交渉において,択捉島国後島色丹島及び歯舞群島における日本とロシアによる共同経済活動に関する協議を開始することが,平和条約の締結に向けた重要な一歩になり得るということに関して,相互理解に達した。かかる協力は,両国間の関係の全般的な発展,信頼と協力の雰囲気の醸成,関係を質的に新たな水準に引き上げることに資するものである。

 

安倍晋三日本国総理大臣及びV.V.プーチンロシア連邦大統領は,関係省庁に,漁業,海面養殖,観光,医療,環境その他の分野を含み得る,上記1に言及された共同経済活動の条件,形態及び分野の調整の諸問題について協議を開始するよう指示する。

 

日露双方は,その協議において,経済的に意義のあるプロジェクトの形成に努める。調整された経済活動の分野に応じ,そのための国際約束の締結を含むその実施のための然るべき法的基盤の諸問題が検討される。

 

日露双方は,この声明及びこの声明に基づき達成される共同経済活動の調整に関するいかなる合意も,また共同経済活動の実施も,平和条約問題に関する日本国及びロシア連邦の立場を害するものではないことに立脚する。

 

両首脳は,上記の諸島における共同経済活動に関する交渉を進めることに合意し,また,平和条約問題を解決する自らの真摯な決意を表明した。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000212165.pdf

 

 

 

121516日にプーチン大統領訪日。会談内容は

北方4島での共同経済活動

交渉を開始することで合意

安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は16日、2日間にわたる首脳会談を終え、60以上にわたる経済協力事業を進めることで合意した。一方で、日本が最重要課題に位置付ける領土問題に関連して一致したのは、4島における共同経済活動に向けた交渉の開始のみ

引用/ 日ロが共同経済活動へ交渉、領土問題は「困難な道」と安倍首相 ロイター

日ロ間のみに創設される「特別な制度」の下で行うことに

首相は会談後の記者会見で、共同経済活動に関し「特別な制度について交渉を開始することで合意した」と説明。領土問題については「解決にはまだまだ困難な道が続く」と認めた。プーチン氏は「共同経済活動を実現することで平和条約締結に向けた信頼が醸成される」と述べた。 

引用 北方四島で共同経済活動=日ロの法的立場害さず―安倍首相、プーチン氏と合意 / 時事通信

北方領土の帰属問題

領土問題自体は実質的な進展なし

4島の帰属問題では実質的な進展はなかったとみられる。活動の制度設計は今後の協議に委ねられるが、実現した場合でも、領土問題解決につながるかは不透明だ。

引用 北方四島で共同経済活動=日ロの法的立場害さず―安倍首相、プーチン氏と合意 / 時事通信

一方で、日本が最重要課題に位置付ける領土問題に関連して一致したのは、4島における共同経済活動に向けた交渉の開始のみ
まずは両国の信頼を醸成し、その上で領土問題の解決と平和条約の締結につなげようとするもので、ようやく出発点に立った格好だ。

引用 日ロ首脳、共同経済活動の交渉入りで合意 平和条約へ信頼醸成 / ロイター

安倍首相「まだまだ困難な道は続く」

画像 平和条約のない状態に終止符打つ決意を確認=日ロ会談で安倍首相 / ロイター

今回の会談の成果については「領土問題の解決にはまだまだ困難な道は続く。今回まずはしっかりした大きな一歩を踏み出すことができた」と位置づけた。

引用 平和条約のない状態に終止符打つ決意を確認=日ロ会談で安倍首相 / ロイター



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http://news.infoseek.co.jp/feature/vladimir_putin/

 

 

ロシアとしては、領土問題で譲歩することは、金輪際考えられない。たぶん信頼関係を醸成していても、それはない筈だ。ロシアは領土で譲歩することはない、安倍首相はプーチンに、ある意味誑(だぶら)かされているのであろう。

(続く)

日本近代化の流れ(84)

396可愛い奥様2013/06/03() 17:13:09.10 ID:3balZdMM0
日本敗戦後一年が過ぎても北朝鮮 内の日本人の移動は禁じられていた。
筆者のグループは賄賂を使ってトラックを雇い南朝鮮への脱出を決行する事になった。

昭和21年9月中旬、朝鮮警察のトラックを使用する。
料金は一人千円ということで、赤ん坊も含めて、私は六千円を支払った。

市辺里で全員トラックから下ろされ、後は徒歩になったのだが、
牛車が2台待っていて使用を強制され、荷物を載せて身軽で歩いた。

牛車代は多額が要求され、次の部落では次の牛車に載せ替えられて
また金を巻き上げられる。山の中腹に煙が見えた。

そこはチゲ部隊の交替地であった。

もうこの頃には、醵出する金は無くなっていたが、物でもいいと言われ、せっかく、
わざわざここまで運んできた物を大部分取上げられてしまう。

稜線まできたチゲ部隊に、
「こんな少しばかりで、お前ら、日本へ帰れると思うのか。もっと出せ出せ!!」
と威かくされ、残りの物まで投げ出し、疲労困憊の老幼男女は、狂気のように
この38度線の山稜を駆け下る。

・・・生きて祖国へ5 死の三十八度線  引揚体験集編集委員会編 


397
可愛い奥様2013/06/03() 17:13:57.99 ID:3balZdMM0
文坪の町も日に日に治安が悪くなっていた。
しばらく鳴りを潜めていた朝鮮過激分子の跳梁が始まってきた。

元山でも朝鮮人が暴徒と化して、日本人経営の店や住宅にまで押しかけて
暴行、略奪を始めたという噂が入ってきた。

ソ連兵は保安隊員の先導で日本人の住宅地区にやってきて、
家中を物色しありとあらゆる家財道具を略奪し始めた。

その内のめぼしい物がなくなってくると今度は、
「女!女!」と言って若い女性を連れ出すようになってきた。

私達若い女性は、頭髪をぷっつり切り落とし丸坊主になり、
貧しい男の子のように薄汚れた服を着るようにした。

ソ連兵や保安隊員が来ると、いち早く床下に隠れたり、
前もって準備して掘った穴に身を潜めた。

・・・私の三十八度線突破記録  梶山緑


北鮮に入って来たソ連軍は、満州におけると同様、
略奪、放火、殺人、暴行、強/姦をほしいままにし、

在留日本人は一瞬にして奈落の底に投じられる事になった。

白昼、妻は夫の前で犯され、
泣き叫ぶセーラー服の女学生はソ連軍のトラックで集団的にら致された。
反抗したもの、暴行を阻止しようとした者は容赦なく射殺された。

ソ連兵に触発された朝鮮人の暴行も多かった。
富坪の避難民3000名中、その半数が死/亡した。

一日も早く引揚げさせてくれという要望はソ連軍当局によって無視され、
日本人はただただ餓死を待つよりほかない状況に追い込まれた。

在留日本人社会では「38度線さえ越えれば」というのが唯一の悲願となった。

やせこけた身体に乞食のようなボロ をまとい、
山を越え谷を歩き強盗にささやかな所持品を奪われ、歩哨の銃弾に倒れ、
人々は南に辿り着いた。

・・・「韓国 ・朝鮮と日本人」 若槻泰雄 


403
大日本帝国陸軍航空隊 桜花五号機2013/06/03() 17:22:49.48 ID:3balZdMM0
爆弾投下続行します。

悪夢のような数日の怒りがこみ上げてくるのであろう、
「畜生、ロ*ケのやつ」「山賊朝鮮人め!」髪を振るわして、
朝鮮人の顔役がズラリ顔をそろえてやって来て、打つ、蹴る、殴るの「見せしめ」が始まる。


この日も悪い奴がやって来た! と思ったが、炊事当番の人々が知らぬ顔をしていると、
「負けたくせに生意気だ」と食って掛かって来た。

あまりの雑言にきっと目をすえると、「これでも食え!」と言いざま、
足もとの土砂をすくって、パッと味噌汁の鍋にたたきこんで逃げていった。

久しぶりのご馳走というので、窓、窓には笑顔が並んでいたが、
この光景に、窓の表情はたちまち青ざめた憤りに変わった。
今日もまた「命令」と称して朝鮮人のトラックが乗りつけて来た。

カーキー色のものは服といわず靴といわず、一物も余さずかっさらって行く。
これらは軍需品だから没収するというのである。

これから寒さに向かうというのにシャツ1枚でも無駄にはできない、
その貴重品をトラックに山積みにして今日も引揚げていく。


407
可愛い奥様2013/06/03() 17:24:58.21 ID:3balZdMM0
避難の人々は、最後の1枚を没収されないためにチエを絞り出した。
明日もまた現れるであろう没収団の為、有り合わせの染料で他の色に染め変えてしまった。

その翌日、朝鮮側の命令は例のとおりやってきた。

一同は一夜で変わった黒や青色の服で列を作ったが、
予想に反して今度は服装には目もくれず、意外な命令が言い渡された。

「今度は一切の所持金を提出しなければならない。
もし、この命に違反し、一銭といえども所持していることが後で分った場合は銃殺される。

では、本日ただちに提出するように」有無を言わせない強制処置である。
今後何か月かかるか分らない長い苦難を前に、金こそは命の綱である。

その命の綱を一銭残らず供出したら
――
今までに子供がおなかをすかせれば芋の一つも買ってやれたのに、
無一文は死の宣告も同然である。

しかし、銃殺で脅かされた一同は、泣く泣く最後の一銭までも提出してしまった。
その夜、カユをすすった避難民一同は絶望の中に寝られぬ夜明けを迎えた。

その朝も、恐怖の的である命令が来た。

1日1日この命令で心臓を締め付けられてきた一同は、
伝令の姿が現れると、もうそれだけで体が震え出した。

「命令」冷厳な、その命令は疎開本部代表に針のような鋭さで伝達された。

「17歳以上、50歳までの男子は、ひとり残らず軽装で集合せよ」
十分の猶予が与えられて男子は校庭に集合した。

この部隊はそのまま朝鮮保安署に連行された。

残された婦人たちは「いつもの使役だとよいが…」と冷たい雨の中を去っていく
男子部隊をいつまでもいつまでも見送っていた。

この雨中の別れが、長い長い別れとなった。
この男子部隊はその夜、移駐を命じられ、遠くシベリア送りとなったのである。

・・・「大東亜戦史 8 朝鮮編」池田佑編 富士書苑


408
可愛い奥様2013/06/03() 17:26:40.06 ID:3balZdMM0
戦後の日本人引き揚げ時の真実は、語り継いでいかなければならないと思います。

繰り返しますが、日本人と一緒に戦争していた朝鮮人は、
日本が敗戦すると知ると手のひらを返して日本人に対して、
略奪・強/姦・虐/殺などあらゆる暴虐の限りを犯したのです。

陸海空と英霊たちが命をかけて守ろうとした家族・祖国日本ですが、
敗戦と同時に生き残った人たちも死ぬのと勝るとも劣らない苦しみ~
一瞬にして死ぬのでなく長く続く精神的・肉体的苦痛は、
まさに「生き地獄」に落とされたのです。

二度とこの様な事にならない為には、戦争をしない事は勿論ですが、
戦争を起こさせない事です。戦争は、水が低きに流れるのと同じように、
(軍事)力が弱い所に(軍事)力が作用して起こります。

明確に言えば、支那尖閣列島に触手を伸ばせば、
日本・支那間で戦争が起こりうるのです。

そうしない為には、相手が手を出せない様に、
手を出せば大火傷をする・唯では済まないような準備する事しかありません。

やくざは、警察力相手に喧嘩はしません。強い相手には喧嘩は仕掛けないのと同じです。

支那も米国 には手を出しません。
日本がこのまま何もせずにいれば支那は確実に尖閣列島に手を出します。

そうしない為には、日本は、
支那に手を出させない様に」軍備力を充実させる事を早急に・確実に実施すべきです。

・・・・・・・・・・(略)

 

http://hosyusokuhou.jp/archives/27937619.html

(続く)