2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(111)

マルチパスウェイプラットフォームとは? 他に類のない異形水素タンクに注目集まる まずは、トヨタテクニカルワークショップ2023から振り返る。 朝10時から夕方6時まで、各種の実車を運転したり、同乗走行したり、また次世代の全固体電池の実物を見たりと、…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(110)

※ 運送業者は戸畑物流・久留米運送・福岡食品サービス・福岡運輸の4社で、2021年8月~12月の8月から12月までの5か月間で、各社それぞれ1カ月余の期間トヨタ「ダイナ」のFCトラックを借受けて輸送実証を行っている。(https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploa…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(109)

コンビニ3社、トヨタFC小型トラックで配送実験 清宮信志 2021年8月10日 12:48 セブン‐イレブンのFC小型トラック セブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの3社は、水素を燃料とした「燃料電池(FC)小型トラック」などの導入を開始した。3社は2…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(108)

福岡県は、 2021年8月から12月にかけて、県内の運送事業者4社とトヨタの「ダイナ」のFCトラックで輸送実証を実施している。そして 2022年3月には、「福岡県地球温暖化対策実行計画(第2次)」が策定され、 2022年12月には、CJPTと水素社会構築を目指して「…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(107)

1 FCトラック導入事業者(2社) 福岡県水素グリーン成長戦略会議のFCトラック導入補助金の公募により決定。 ・福岡運輸株式会社(福岡市博多区空港前2丁目2番26号) 主な運行エリア:福岡圏域 主な輸送品 :食料品等 ・株式会社博運社(福岡県糟屋…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(106)

◆1回の充電で260キロ走行 二酸化炭素も排出せず 「FCトラック出発です、どうぞ」 福岡県庁の前で開かれた出発式には、服部知事や企業の関係者など約20人が参加しました。福岡県は地球温暖対策として二酸化炭素を出さないFCトラックの導入が必要だ…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(105)

液体水素エンジンverも現れるか トナミ運輸のウェブサイト(画像:トナミ運輸) もうひとつ、今回の実証実験車両は既述の通り高圧水素を使っている。しかし最新の技術情報においては、水素エンジンにおける燃料は気体から液体へとスイッチしようとしている。…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(104)

内燃機関が水素を燃料とすると、炭化水素である化石燃料とは異なり、排ガス中にCOやCO2は生成されない。わずかの窒素酸化物は生成されるものの、カーボンフリーという意味では申し分ない。 エンジンの特性や操縦感覚においても、既存のディーゼルエンジンか…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(103)

CO2の排出はないのだが、航続距離がそれほど稼げないのが "玉に瑕”と言ったところである。 「水素トラック」は何が新しくて、どこが欠点なのか? 意外と知らないメリット・デメリット、トナミ運輸ら6月実証走行から考える 2023/7/13(木) 14:11配信 産学協同…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(102)

CN(Carbon Neutral)にするためには燃料電池も重宝するものであるが、水素H2を直接燃やす燃料としてトラックを走らせる実証実験も始まっている。 これは国内初のことだそうだ。 なんと言っても、燃料電池には不純物が混じらない純水素が必要となるが、燃…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(101)

トヨタとダイムラー・トラックとの提携は、単に日野の厄介払いだけにとどまらないのではないのかな、と思っている。と言うのも、トラックには水素化が適していると思われるからであり、トヨタもダイムラーも共に、水素技術を持っているからである。 先ずは燃…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(100)

そんなわけで、トヨタとダイムラートラックにとっては、今回の提携話は渡りに船であった訳であろう。 トヨタ、日野自の不正で戦略立て直し 2023/5/30 21:28池田 昇 会見冒頭で握手する、トヨタ自動車の佐藤恒治社長(左)とダイムラートラックのマーティン・…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(99)

日野と三菱ふそうが経営統合へ、規模拡大で脱炭素化に対応 Reuters ビジネス2023年5月30日3:40 午後2時間前更新 日野自と三菱ふそうトラック・バス経営統合へ、トヨタと覚書 [東京 30日 ロイター] - 日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは30日、経営…

だから「百年に一度の大変革期」と言われているのではないのかな。この変革期をどのようにして乗り越えるのか、トヨタとしてもある意味暗中模索の状態ではないのかな。この状態は2026年頃まで続くようだが、それにしてもトヨタ(だけではないのだが)は現在…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(97)

日本の自動車供給網、迫られる構造転換 世界最大の自動車メーカーのトヨタ自動車が電気自動車(EV)を起点に生産改革に動き始めた。国内の部品や素材などのサプライヤーも構造転換を迫られる。「サプライチェーンは変わると深く認識している。部品会社とは議…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(96)

車台(プラットホーム)にモーターや電池などを載せて走行できる状態にまで車体を組み立てた後、残りの工程を車が自走して移動する。コンベヤーが不要となり、活用できる工場のスペースが広がる。設備の配置を変えやすくなり、投資も抑えられるようになる。 …

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(95)

遅ればせながら、トヨタもBEVの「ものづくりの革新」に取り掛かりだしたようだ。 テスラが「モデルY」で採用した「メガキャスティング」などの革新技術で、原価を半減させた方式に、トヨタは遅ればせながら追従すことになる。 驚くことに、その製造装置…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(94)

2023年、主要メーカーの電気自動車(BEV/PHV/FCV)販売台数推移(画像:マークラインズ) こうなると話は少し変わってくる。 確かに全固体電池の予想スペックは素晴らしい。その将来性もおそらく高いだろう。しかしコスト面での未知数がネックとなるのはいか…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(93)

「製造コスト」の課題山積 全固体電池(画像:トヨタ自動車) ただし良いことばかりではない。実用化に向けて加速し始めた全固体電池ではあるが、 「製造コスト」 に対する見通しが現時点ではほぼ立っていない。 トヨタ以外の他社での例も踏まえた試作レベル…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(92)

矢吹明紀氏の次の論考も参照されるとよい。 全固体電池ばかり注目してはいけない! トヨタ発表で垣間見えたリチウムイオン電池「商品性向上」の可能性、今後のBEV戦略を予想する 2023.6.14 矢吹明紀(フリーランスモータージャーナリスト) トヨタは6月13日…

カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(91)

航続距離が飛躍的に伸びる「次世代電池」 トヨタ、2027~28年、BEVへの搭載目指す トヨタは2023年6月13日、全固体電池BEVの発表をした。これに呼応するように、経済産業省は16日、トヨタのBEV用電池の開発と生産に最大約1200億円の補助金を出すと発表した。 …