2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

尖閣諸島問題(49-3)

軍機関紙「解放軍報」などによると、中国海軍はすでに、尖閣諸島(中国名・釣 魚島)の領有権を主張する東シナ海でほぼ毎月、演習を実施しているもようだ。 14日付の解放軍報も一面トップで、「新型のミサイル快速艇が電子妨害を受け ながらミサイルを命中…

尖閣諸島問題(49-2)

64、中国海軍 創設60周年 紛争にらみ外洋型転換 東・南シナ海の作戦能力強化 2009.4.18 01:05 このニュースのトピックス:中国 【北京=野口東秀】今年創設60周年を迎える中国海軍が、台湾との紛争を想 定した近海防衛型から、太平洋やインド洋への展…

尖閣諸島問題(49-1)

今まで見てきたように、中国海軍は外洋型へ転換して、日本近海を含む太平洋 全域での作戦能力の増強を進めている。麻生首相は、このことをどのように見て いるのであろうか。中国の空母艦隊が、日本近海をうろちょろしだせば、日本の 外洋への進出やシーレー…

尖閣諸島問題(48-2)

34.8、温家宝首相が靴を投げられたことに「強い不満」中国外務省2009020310582009.2.3 10:58 中国外務省の姜瑜副報道局長は3日、訪英した温家宝首相が2日にケンブ リッジ大で講演中、男に靴を投げ付けられたことについて「強い不満」を表明、「こ うし…

尖閣諸島問題(48-1)

台湾でも、胡錦濤や温家宝の薄ら笑い的微笑みに対しては、警鐘を鳴らしてい る。あのような能面面(づら)的微笑に対しては、履いている靴を脱いで投げ返し てやりたいものだ。そう言えばイギリスで、温家宝はズック靴を投げられて、吃 驚暁天したようだった…

尖閣諸島問題(47-2)

コラムはまず、「何百万人もの普通の中国人が問題を抱える中、なぜ中国政府 は世界的な経済危機を引き起こした米国を助けるのか」という中国国内の疑問を 紹介。「米国債への投資をやめ、北京は中国の社会基盤や軍事力、社会福祉の 充実に資金を振り向けるべ…

尖閣諸島問題(47-1)

次はその「年次報告書」に関する記事だ。中国の過大な軍拡や過剰な民族主義 (小生の言う、覇権主義、植民地主義、独裁専制共産主義国家)に警鐘を鳴らし ている。 61.5、【環球異見】中国の軍事力増強 (1/3ページ)200904060817 2009.4.6 08:17 このニュ…

尖閣諸島問題(46-2)

(2/2ページ) 一方、セドニー次官補代理は「対話を増やし誤解を減らさなければならない」と対 話の意義を強調した。 米側は、国防費を大幅に増やしているだけでなく、太平 洋・インド洋で自国の影響力を拡大しようとする中国の動向に懸念を抱いてい る。この…

尖閣諸島問題(46-1)

その中国は、アメリカをもしのぐ軍事力の増強を進めている。自信を持って米中 対話に臨んでいる。そして軍事力の増強、兵器・装備の近代化、なかんずく航空 母艦建造の意図などは、依然として不透明のままだ。 40.5、中国、軍事でも新米中関係の構え 国…

尖閣諸島問題(45-3)

◇ さらにもう一歩、麻生首相は気力を振り絞って、日本の姿を歪(ゆが)めてきた 戦後体制を正さなければならない。それは集団的自衛権の行使を禁じている内 閣法制局の憲法解釈を、真っ当な解釈に変え、同権の行使を可能にすることで ある。それこそが祖父、…

尖閣諸島問題(45-2)

こんなときこそ、指導者は一ミリもひるまず、自分の使命に思いを巡らすのがよ い。 わずか20名の小派閥の長が首相に就任したのは、いかなる天命によるもの か。加えて、自分は何を訴えてきたのかを考えるのだ。 未曾有の金融危機から、日本はどの国よりも…

尖閣諸島問題(45-1)

それから、安全保障政策が直接「国家威信」とは関係ないとは、何を言おうとし ているのか理解に苦しむ。「国家威信」とは国の自尊心のことではないか。さす れば安全保障の根柢には「国家威信」が存在していなければならない。教授のよ うな考えでは、国は守…

尖閣諸島問題(44-3)

≪「今ある危機」が問題だ≫ 故に、現下の安全保障に絡む現実を前にすれば、田母神俊雄前航空幕僚長 が自らの論稿を通じて行おうとしたのが、主に「過去の戦争」への評価に関する 異議申し立てであったのは、率直に奇異なことであったと断じざるを得ない。筆者…

尖閣諸島問題(44-2)

第一に、日本の安全保障面での努力が国際的にも最低水準にあることは、あ らためて指摘しておくに値しよう。CIA(米国中央情報局)が発表している『世界 総覧(The world factbook)』には、世界各国の「軍事支出の対GDP(国内 総生産…

尖閣諸島問題(44-1)

このように軍備増強を続ける中国に対して、アメリカは本当に日本を守ってくれる 意思があるのか。相手は凶暴な共産主義国家である。サンフランシスコやロスア ンゼルスを火の海にしてまで、日本を護ってくれるだろうか。中国にそんな風に脅 かされるとしたら…

尖閣諸島問題(43-4)

(3/3ページ) わが国では、中国の空母建造、外洋進出に関連して、その能力を過小評価す るような議論も散見されるが、これまで論じたように、中国の空母保有計画は長 い歴史をもっており、近年、にわかに始まったものではない。それは世界が70年 代に国連海…

尖閣諸島問題(43-3)

(1)2000年までに、各種艦艇の研究開発・建造と人材の育成を進める。 (2)2020年までに、大陸基地発進の中距離航空機部隊と攻撃型通常潜水艦を 主要な攻撃力とし、ヘリコプター搭載中型水上艦艇を指揮・支援戦力とする。 (3)2050年までに…

尖閣諸島問題(43-2)

この言葉を文字通りに受け取ると、空母を否定したともとれる。だが、それは表 面的な受け取り方であり、毛沢東は空母が政治的威嚇力であることを十分に認 識していたばかりか、空母保有の意思を伝えた重要な発言だった。 毛は建国以後の数年間に、朝鮮戦争、…

尖閣諸島問題(43-1)

中国は、台湾危機に際してはアメリカの空母艦隊に散々威嚇されていた。その ため台湾への攻撃は、金門島への砲撃程度しか出来ていなかった。そのため毛 沢東は切歯扼腕していたに違いない。次の記事をみれば明らかである。そして 着々とそれに対抗する手はず…

尖閣諸島問題(42-2)

(2/2ページ) パイロットらはウクライナで訓練を受けたうえで、すでに陸上模型での発着訓練 を開始している。電力制御システムの電圧配電盤などもすでに国内企業などに 発注されているという。 ロシアの技術者が中国入りしているとの情報はこれまで何度も指摘…

尖閣諸島問題(42-1)

中国軍は2015年就航をめどに、上海・長興島で国産空母2隻の建造に着手す る。 33.3、中国が初の空母建造へ 中型2隻、年内本格化2009010423322009.1.4 23:32 このニュースのトピックス:中国(1/2ページ) 【北京=野口東秀】中国は今年から初の国産…

尖閣諸島問題(41)

さらに中国は空母建造を企てている。 58、中国国防相が空母建造を初表明200903202300 2009.3.20 23:00 このニュースのトピックス:中国 (Photo)会談を前に握手する浜田防衛相(左)と中国の呉邦国全人代常務委員長 =20日、北京の人民大会堂(代表撮影、…

尖閣諸島問題(40-2)

もちろん米国は中国に抗議するとともに、インペッカブルを護衛するために イージス型駆逐艦を現場海域に派遣した。 中国はこれを嘲笑(ちょうしょう)するように、海外向けの中央テレビが漁業監 視船「漁政311」を南シナ海のパラセル(西沙)諸島に派遣し…

尖閣諸島問題(40-1)

さて、中国の海はまことに危険な海である。話を元に戻そう。 57、【湯浅博の世界読解】「中国の海」で米中熾烈 200903180915 2009.3.18 09:15 このニュースのトピックス:オバマ米大統領 中国海軍はこのところ、南シナ海を「中国の海」にすべく米海軍に真…

尖閣諸島問題(39-3)

平和ボケの日本人は、この遅浩田の「戦争が正に我々に向ってやって来る」話 なんぞは、露とも知らないだろう。麻生首相はこのことを声高に、日本国民に知ら しめなければならない。そして「靖国神社」に公式参拝して、日本は中国の意の ままにはならない、と…

尖閣諸島問題(39-2)

→伊原コメント: 「覇権を争う者は他の覇権の台頭を抑えようとする」という国際政治の力学の基本認識で徹底する点は "爽快" な程。 だから反撃力を持て、というのが妥當な結論。 日本はこの認識を欠くので独立を守れない。 だが遲浩田は飛躍して、隣国日本の殲滅…

尖閣諸島問題(39-1)

六、覇権は大国の本質的特徴 何を以て大国というか。覇権保持者が大国だ。覇権がないと分割され、運命 (発展権を含む) を他者に支配される木偶(筆者注、もくぐう、木の人形)と化す。覇権は今のような戦国時代に於ては客観的存在で、「他者の意志に依らずに…

尖閣諸島問題(38)

四、 (大) 外交が内政を決める 中国で現在最も好戦的な鷹派でも、必ずしも今すぐ戦争せよと主張している訳ではない。我々には、例えば国家統一の戦いや南シナ海の権益を守るためなど、 戦争するに足る充分な理由がある。つまり発展権のためなのだ。 160年来、…

尖閣諸島問題(37)

一、列強の一貫する国策は「中国近代化の進行過程を叩き潰すこと」だった 中国近代の歴史経験と教訓、更に中華人民共和国50年来の歴史経験と教訓に照して、次のような歴史規律──列強の中国近代化の進展過程に対するる打 撃(全面戦争を含む) がその一貫した国…

尖閣諸島問題(36-3)

遲浩田「戦争が正に我々に向ってやって来る」 同志諸君 この題目を掲げるのは氣分が重い。中国の近代化はその過程で屡々外部勢 力の打撃と直接侵略を受けて中断して来たからだ。典型的なものとして 1927~ 37年の「黄金の十年」がある。この十年は、今から見…