2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

続・次世代エコカー・本命は?(20)

これは中国共産党が、日本を中国内戦に引っ張んだ「第2次上海事変」にまつわる話を念頭に、言及したものであるが、ことのついでに、小生のブログ「第2次上海事変(1~2)」(2012.5.28~29)から概要を引用しておこう。 『 1937(S12)年8月9日夕刻、日本軍・上海…

続・次世代エコカー・本命は?(19)

そしてFCVに関しては、BMWは意外とそっけない感じがするものである。何といっても第2次世界大戦ではドイツの戦闘機のエンジンを一手に(?)引き受けていたと言う自負があるので、(FCVに関しても)ちっとやそっとでは頭は下げないつもりのようだ。何といっ…

続・次世代エコカー・本命は?(18)

とするとトヨタ、ホンダときて、次に特許件数の多い日産製のFCVが日の目を見ることになるのかな。日産はダイムラーとフォードと提携しているが、2017年にはFCVを発売するとかねがね言っていたので、来年には日産製のFCVが見られるのではないのかな。 日産、…

続・次世代エコカー・本命は?(17)

次に、中規模自動車メーカー8社の燃料電池関連特許件数を表2に示します。企業グループを形成している企業については、企業グループとしての特許件数も併せて示します。 表2:中規模自動車メーカー6社の燃料電池関連特許件数(クリックで拡大)※出典:Espacen…

続・次世代エコカー・本命は?(16)

VWオブアメリカが、燃料電池車の実証実験を始めている様だ。 米VW、燃料電池車実証実験…中国製 パサート を使用 (レスポンス)2016年02月24日 フォルクスワーゲンオブアメリカは23日、中国製の燃料電池車、『パサートLingyu』を使用して、カリフォルニア州…

続・次世代エコカー・本命は?(15)

だからホンダは、2018年にはFCVクラリティかEVで2%だけはZEVを販売しなければならず、残りの2.5%はPHVを販売してゆかなければならないのである。だからホンダとしてはPHVの開発も必須事項となったのである。もちろんFCVクラリティで2%分を満たすことが出来な…

続・次世代エコカー・本命は?(14)

ホンダはFCVのネックは、(1)高コストである、(2)水素ステーションの数が足りない、と言う二つだと言っている。 コストダウンについてはGMとの共同開発に相当期待しているようだし、水素ステーションについてはSHS(Smart Hydrogen Station)を積極的に販売し…

続・次世代エコカー・本命は?(13)

こうしてみると、ホンダのエコカーの主力はもちろんFCVであるが、当分の間はPHVとEVにも注力しなければならない。何といっても加州の2018年ZEV対策には、かかりっきりにならざるを得ないであろう。だから既にFCVは最優先課題から外されている、ものと思われ…

続・次世代エコカー・本命は?(12)

そしてこの論考で言及されている3人の役員が、専務・常務執行役員から取締役・専務執行役員へと(晴れて)会社法上の役員へと昇格したのである。 言うなれば、八郷は執行役員でしかも専務でなく常務執行役員から(ある意味)一足飛びに、代表取締役社長にまでぼ…

続・次世代エコカー・本命は?(11)

敗れざる「ミスター6極」 6極体制が効果を発揮することを示した松本宜之氏 松本氏の経歴は華麗だ。開発責任者を務めた初代「フィット」は、小型車市場でホンダの地位を確固たるものにした。伊東社長が掲げた600万台の販売計画も、フィットを中心とした小型車…

続・次世代エコカー・本命は?(10)

丁度1年前の記事となるが、この記事を参照願う。 危機のホンダ、「いい人」が新社長の理由「チーム八郷」を支えるキーマンの横顔 2015年3月16日(月)広岡 延隆 小型車「フィットハイブリッド」で異例の5回ものリコール。米国で社会問題へと拡大した、タカ…

続・次世代エコカー・本命は?(9)

こうした課題のクリアに向けてホンダが重要視しているのが、2013年に発表したGeneral Motors(GM)との燃料電池車開発における提携だ。水素タンクの他、特にFCスタック部分のさらなる改良や低コスト化にも注力していくという。 ホンダ 執行役員の執行役員の…

続・次世代エコカー・本命は?(8)

電気自動車:走り出すホンダの燃料電池車、その未来を左右するGMとの提携戦略2016年03月11日 07時00分 更新 ホンダは新型の燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」の販売を開始する。まずは企業や自治体を中心にリース販売を行い、1年半後をめどに一般発売も開始す…

続・次世代エコカー・本命は?(7)

ここでトヨタFCV「MIRAI」とホンダFCV「CLARITY FUEL CELL」との性能比較をしてみよう。5年以上も早く開発を始めたホンダの方に、一分の進歩があるのかな? ホンダの燃料電池のセルの数がいくつかわからなかったが、小型化したと言っているので多分トヨタの3…

続・次世代エコカー・本命は?(6)

しかし (1) 燃料電池スタックと駆動用モーターを、ボンネット内に収めている。小型化に成功。 (2) 簡単に水素ステーションが設置できる「スマート水素ステーション」も開発(2014.9月)している。これは2015.4.24の小生のブログでも紹介している。 (3) 更に…

ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領の傲慢な矛盾

2016.4.7(木)の東京新聞と中日新聞に前ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏の来日の記事が、一面に大きく掲載されている。 表題は「安保法「大きな過ち」、世界で一番貧しい大統領」と言うものである。 日本の「安保法が大きな過ち」と言っているので、その…

続・次世代エコカー・本命は?(5)

燃料電池車はトヨタだけのものじゃないよ、と相当気張っていたと思われるのだが、当初は2015年中に販売すると言っていたものだったが、主力車の「フィットハイブリッド」などのリコールが相次いで結局2015年度中となってしまい、今回の2016.3.10のホンダ燃料…

続・次世代エコカー・本命は?(3)

実質価格は558万円 今回の新型車にはトヨタへの対抗意識が随所に垣間見える。ミライの一充填あたりの走行距離は650キロだが、ホンダの新型車は700キロ以上。また、FCVのパワートレインを出力を上げつつ小型化したことで、世界で初めてセダンのボンネット内に…

続・次世代エコカー、本命は?(2)

A昇順の表の、合計点Aと、総合評価Bとを見比べてみると、両者の点数の相関として(仮にあったとして)、次のような関係が見受けられる。まあこれは小生が、偏見と独断で区切ったものであるので、異見もあるかと思うが、とりあえずこの区切りでの対比表で…

続・次世代エコカー・本命は?(1)

(1)2016年版「間違いだらけのクルマ選び」 さて今回は、2016年版「間違いだらけのクルマ選び」の巻末付録の「車種別採点簿」を眺めることから始めよう。 評価の仕方は、2015年版と同じく、個別項目評価の七つと、クルマ全体を見たこの本の作者の総合評価…