2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

世界の流れは、EV化(73)

新EV戦略の骨子 EV強化に向けて4兆円をつぎ込み、2030年に年間350万台のEVの販売を目指す。一方で、HEVなど他の電動車にも4兆円を投じる点にも触れている。(写真:日経クロステック) トヨタの新EV戦略 トヨタ、30年にEV世界販売350万台へ 電池に2兆円投資 …

世界の流れは、EV化(72)

電気自動車の場合、単純にバッテリーとモーターをつなぐだけでは、自動車としてはうまく動かないが、バッテリーとモーターだけなので機構はICEに比べればかなり単純である。 EVでは、バッテリーの充放電の制御、バッテりーの直流を交流に変換するインバー…

世界の流れは、EV化(71)

私財から「50億円」を投資 トヨタは社内にOTA推進室を設置したほか、社内の開発体制を大きく変更しようとしている。今のトヨタには車種のカテゴリーごとにチーフエンジニアがいて、ソフトもハードも車種ごとに同時並行で開発しているが、それを改め、ソフト…

世界の流れは、EV化(70)

トヨタが商標登録しているbZシリーズは、次の12種類である。 1. BZ 2. BZ1 3. BZ1X・・・・・・・・・・・・・・・・・bZSmallCrossover=コンパクト 4. BZ2 5. BZ2X 6. BZ3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・bZSDN=ミディアムセダン(or) 7. BZ3X・…

世界の流れは、EV化(69)

【コンパクト】bZ SMALL CROSSOVER bZ SMALL CROSSOVER(bZ スモールクロスオーバー)は、今回発表されたbZシリーズ車で最もコンパクトなSUVモデル。 電費性能(1kmの走行で消費する電力量)はコンパクトSUVクラストップの125kw/kmを実現しているとのこと。 …

世界の流れは、EV化(68)

トヨタが公開したbZシリーズ5車種を完全解説!23年までに全て発売予定2021年12月15日更新 トヨタ・レクサスが17車種もの新型BEVを公開 前列の5車種がbZシリーズ トヨタは2021年12月14日、今後のBEV(バッテリー式EV)戦略に関する説明会にて、bZシリーズを始…

世界の流れは、EV化(67)

トヨタと世間とのズレは、ハイブリッド車(HV)を主軸に置く戦略から生じている。1997年に「プリウス」が道を開いたHVの世界販売は1500万台を突破。新型「ヤリス」の燃費性能は現状、世界一に立つ。 豊田は過去にEVを造っていたことに触れつつ「HVはEVにもつ…

世界の流れは、EV化(66)

この論考の要旨を概略すると、次のようになろう。 (1) 2050年までに2℃以内の上昇に抑えないと地球は滅亡に向かう。 だからCO2の排出は速やかにゼロに抑えなければならない。COP26では「世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑える努力を追求する。そのための方策 も…

世界の流れは、EV化(65)

世界がEVシフトに「前向き」な理由 今、世界的に合意が取れているのは2050年までに世界全体でカーボンニュートラル、つまり産業活動や生活から排出されるCO2などの温室効果ガスと植物などが消費するCO2の総量が均衡する状態を達成する、というゴールです。な…

世界の流れは、EV化(64)

他の世界大手の発表した投資額は、次の通り。 (週刊エコノミスト 1月18日号による) VW 1 1 .0兆円 Daimler 7.7兆円 GM 4.0兆円 NISSAN 2.0兆円 TOYOTA 8.0兆円 と言うことで、トヨタの8兆円の投資額はそんなに引けを取…

世界の流れは、EV化(63)

途上国を支える日本の自動車メーカー こうした途上国で圧倒的なシェアを持っているのは日本の自動車メーカーである。欧州メーカーは高級車を中心としてわずかな台数を売っているにすぎない。生産台数でトヨタと肩を並べるフォルクスワーゲンも、BEV推進に積…

世界の流れは、EV化(62)

ところで、このトヨタの「2030年までに30車種のBEVを投入して350万台を販売する」と言う宣言に対しては、それほど評価されていないようだ。 その理由は、VWが全生産の50%がBEVであるのに対して、トヨタは高々35%に過ぎないのではないか、と言ったものだ。 …

世界の流れは、EV化(61)

Lexus Electrified Sedan Lexus Electrified Sport Lexus Electrified SUV Lexus RZ Micro Box Mid Box Pickup EV Small SUEV SPORTS EV ■関連サイト トヨタ 筆者紹介:鈴木ケンイチ 1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女…

世界の流れは、EV化(60)

もともとトヨタの戦略は「全方位」を基本としている。EVもやれば、エンジン車もハイブリッドも、水素で走るFCVも、すべてやるというわけだ。また、トヨタという自動車メーカーの特徴は、グローバル市場に向けてフルラインナップを販売するというのが特徴だ。…

世界の流れは、EV化(59)

どうもトヨタは本気のようだ。などと言ったら怒られそうだが、トヨタは真剣に350万台に向き合っている、社内全体が350万台で、ある意味湧きたっているのではないのかな。2030年と言えば、今年も含めるとあと9年しかない。 それにしても、すべて技術検討が…

世界の流れは、EV化(58)

豊田社長「これからトヨタが作るEVには興味がある」 トヨタの豊田章夫社長といえば、モリゾウ名義でレーシングドライバーとして活動するなど、根っからのクルマ好きで知られている。以前には「うるさくて、ガソリンくさくて、そんなクルマが大好き」とコメン…

世界の流れは、EV化(57)

14モデルは乗用車で、SUVタイプが9車種、セダンタイプが2車種、ピックアップトラック1車種、スポーツタイプ2車種というラインアップ。bZブランド以外の車種(主に写真最後列)については、数年以内での発売が決定しているものの、どのブランドで出すかなどは…

世界の流れは、EV化(56)

トヨタ自動車が、2035年までに西欧で販売する新車の二酸化炭素(CO2)排出をゼロにすると発表したのは、ヨーロッパ委員会(EC)の「ウルズラ・フォン・デア・ライエン」委員長が、2021.7.14にCN・カーボンニュートラルに関する「欧州グリーンディール法案」…

世界の流れは、EV化(55)

まあ一言言っておきたいのだが、グリーンピースなのかえんどう豆なのかソラマメなのかは知らないが、EVのバッテリーの生産時にどれほどのCO2を排出するのか、このえんどう豆さんは詳しくはないものとみえる。 場合によっては、HV車の方がEVよりもCO2の排出量…

世界の流れは、EV化(54)

多様な観点からニュースを考える ※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。 伊藤さゆりニッセイ基礎研究所 経済研究部 研究理事 EUは、2050年の脱炭素化のために、この10年間の取り組みを重視しており、2030年の中間…