世界の流れは、EV化(58)

豊田社長「これからトヨタが作るEVには興味がある」 

 トヨタの豊田章夫社長といえば、モリゾウ名義でレーシングドライバーとして活動するなど、根っからのクルマ好きで知られている。以前には「うるさくて、ガソリンくさくて、そんなクルマが大好き」とコメントするなど、大の「カーガイ」でもある。 

 

 そんな豊田社長率いるトヨタが、EVに本格攻勢をかける中で、発表会では記者から「1人のクルマ好きとしてEVが好きかどうか」を聞く質問があった。 

 

 豊田社長はこの質問に「あえて言うなら、今までのトヨタのEVには興味がなかった。これからトヨタが作るEVには興味がある」と答えている。 

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「EVは好きか?」と聞かれた豊田章男社長    

 

 豊田社長いわく、これまでの電気自動車の乗り心地は「(SUVもスポーツカーも)全て電気自動車になると、あたかもコモディティ化されたようになってしまう」との印象だったという。 

 

 このコメントからは、今回発表したEVは“トヨタらしい走り”をEVで実現したという豊田社長の自信が見て取れる。プラットフォームや骨格、制御など細かな点でカイゼンを積み重ねた結果として、EVでもトヨタらしい味付けを加えているだろう。 

 

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2112/15/news132.html 

 

 

ついでに一つトヨタイムズから抜粋して、追加しておこう。 

 

 

テクノロジー香川編集長の取材記トヨタは電気自動車にどこまで本気なのか?豊田社長インタビュー 

 

香川編集長chief_editor74_1280_720 

 

-(略)- 

 

香川
(後ろのBEVを見ながら)本当に魅力ある外観ですよ。

豊田
トヨタ自動車は最近、ショーモデルとほぼ同じ姿で(市販車が)出てきますから。これ、もう技術検討は全部終わっているクルマです。

香川
へえ、もう終わってるんですか!でもこれで半分でしょ。まだこの倍出てくるわけだから。350万台、本当に達成されるんですか。

豊田
トヨタっていう会社はね、何か言ったらやりますから。

香川
なんで、できちゃうんですか?

豊田
意志が強いからですよ。意志だと思いますよ、これは。

香川
その意志の強さはどこからくるんですか?

豊田
現場がしっかりしているからじゃないですか。私には仲間がいますから、ぜひともご期待いただきたい。

香川
まだまだ、やることはいっぱいありますから。お願いしますよ。楽しみにしております。 

-(略)- 

 

https://toyotatimes.jp/spotlights/chief_editor/074.html 

 

(続く)