2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

続続・次世代エコカー・本命は?(85)

F ここではクルマ用の電池を作るのですか? ケルティー クルマ用と蓄電用の両方です。それぞれの電池は全く同じでもなく、全く違うというものでもありません。用途が違います。例えばクルマ用の電池は、振動や熱にも耐える必要がありますし、ある日は100km走…

続続・次世代エコカー・本命は?(84)

F それはクルマには載せたくないって、いまケルティーさんもおっしゃったじゃないですか(笑)。 ケルティー そうですね(笑)。まぁ、そういうことになって、いろんな会社にいきました。最初は皆ネガティブな反応でした。そこでやっと三洋電機が話にのって…

続続・次世代エコカー・本命は?(83)

JAIA設立50周年 特別シリーズ企画 INTERVIEW TOPインタビュー テスラモーターズディレクターカート・ケルティ http://www.jaia-jp.org/50th/interview/018/index2.html 2015.9.11 テスラモーターズは2003年、アメリカのシリコンバレーに設立されたEV(…

続続・次世代エコカー・本命は?(82)

(3/3) NUMMIをリノベーションした立役者 もうひとり、この会社を支えるエンジニアを紹介したい。生産部門担当の副社長を務めるGilbert Passin(ギルバート・パサン)氏だ。トヨタ自動車をはじめ数社で生産技術の経験を積み、唯一の“北米産レクサス”である「…

続続・次世代エコカー・本命は?(81)

(2/3) 同価格帯のエンジン車に見劣りしない実力 実際のところ、モデルSをEVとして優れているかどうか評価する以前に、最低価格が5万米ドル(約393万円)の市販車として見て、通常のエンジン車と競合させてみても見劣りしない。はやりの4ドアクーペ風のスタイ…

続続・次世代エコカー・本命は?(80)

テスラには、取締役会会長兼最高経営責任者のElon・Musk氏(CEO、Chief executive officer)の他にElonを支える3人の重要人物がいる。彼らはテスラの現場を支える重要人物とみてもよかろう。 先ず第1に、最高技術責任者(CTO・Chief Technical (or Technol…

続続・次世代エコカー・本命は?(79)

トランプ政権で逆風も テスラがEVの量産体制構築を急ぐのは、環境規制の強化に伴って世界中の自動車や電池メーカーがテスラに負けじとEVやバッテリーの量産体制を整え始めていることもある。 GMなどにリチウムイオン電池を供給する韓国のLG化学は、ポーラン…

続続・次世代エコカー・本命は?(78)

人手に頼ることなく確実に生産が出来るように、自動化できるところは徹底的に自動化を図っている筈だ。そうでもしないと10,000台/週の生産は覚束ないのである。そのためテスラは、ドイツの生産自動化を手掛ける企業を買収していた。 「車両工場の能力増強を…

続続・次世代エコカー・本命は?(77)

元三菱自動車でi-MiEVの開発責任者を務めた和田憲一郎氏によると、テスラは既に一介のベンチャーの町工場かられっきとしたEVの量産自動車メーカーに脱皮しているのではないか、と言う事であった。 と言う事は、開発途中のクルマを販売して、販売しながら修正…

続続・次世代エコカー・本命は?(76)

前述の「テスラのフォーラムでモデルSのバッテリーパックを分解している投稿を見つけました。」(http://www.teslamotorsclub.com/showthread.php/34934-Pics-Info-Inside-the-battery-pack)の写真を見ると、床下に敷き詰められている電池パックは完全に密…

続続・次世代エコカー・本命は?(75)

このシャシーの中央の黒い部分にリチウムイオン電池の今のところは18650が7,000個程収まっている。そのうち「ギガファクトリー」で生産される2170に変わるかもしれない。Model 3は2170を使うようだ。 そして後車軸上にあるのが、モーター、ギアボックス、イ…

続続・次世代エコカー・本命は?(74)

テスラでは、屋根型太陽光発電と蓄電池を円滑に組み合わせた製品を開発し分散型電源として機能させ、1つのスマートフォンアプリで注文やアフターサービスを実施するためには、2つの会社ではなく1つの会社に統合した方がメリットを発揮できるとマスタープラン…

続続・次世代エコカー・本命は?(73)

太陽光:ついにテスラが太陽光発電メーカーへ、創エネから蓄エネまで一貫提供 2016年08月03日 11時00分 更新EVベンチャーであるテスラモーターズは、2016年6月から買収提案を進めていた米国の太陽光発電ベンチャーであるソーラーシティを買収することで合意…

続続・次世代エコカー・本命は?(72)

テスラにしてみれば、アメリカの一介のEVのベンチャー生産メーカーであったものが、世界のパナソニックを傘下に従えた様な雰囲気を持つに至り、ある意味ふんぞり返りたい気持ちではないのかな。パナソニックは自主性を失わないことだ。 パナソニックとテスラ…

続続・次世代エコカー・本命は?(71)

理想と現実 マスク氏のビジョンはさておき、テスラの企業活動の核は、結局、自動車だ。これなしでテスラは成り立たない。この先、ソーラーシティやテスラエネルギーが自動車関連事業を超える可能性を否定はしないが、屋台骨はあくまで自動車の製造、販売だ。…

続続・次世代エコカー・本命は?(70)

現在テスラのEVは、カリフォルニア州のフリーモント工場で、生産されている。フリーモント工場は昔のNUMMIである。言わずと知れたGMの遊休工場だったものを、トヨタとの合弁でコンパクトカーを生産するNUMMIとして再生された自動車工場である。カローラ(ス…

続続・次世代エコカー・本命は?(69)

「ペンタゴン(米国防総省の本部ビル)の3倍以上のサイズになる世界最大の工場で規模のメリットを追求し、電池を低コスト化する。長距離走行できる電気自動車(EV)を安価にして、みんなの手が届くようにしたい」。Musk氏はこう強調した。 「電気をためてク…

続続・次世代エコカー・本命は?(68)

イーロン・マスクの言う年間50万台のEVを売るためには、この「2170」バッテリーと「ギガファクトリー」は絶対に必要となるものであるから、自慢も当然であろう。 テスラの新型バッテリーセルは「世界で最もエネルギー密度が高く、最も安価」になるとイーロン…

続続・次世代エコカー・本命は?(67)

テスラは、この「モデル3」を、2018年には1週間あたり1万台の生産をする計画だと言う。確かに1万台/週であれば、年間は52週となるので、50万台の生産は計算上は可能だ。工場設備もさることながら、全世界でディーラー網も3割は増やす計画だと言う。 どうもイ…

続続・次世代エコカー・本命は?(66)

テスラの新しいテクノロジーの生産スピードを上げることがカギか? 出典: www.carbuzz.com テスラの公式発表では、「10月末から12月上旬にかけてが、新しいオートパイロットのハードウェアへの過渡期として、製造上で短期的に支障をきたしました。そのため予…