2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

次世代エコカー・本命は?(65)

2013.3.6に発表したこの大幅な組織改変が豊田社長の、2010.2.24の米下院公聴会召喚での屈辱に対抗する回答でもあった。豊田章男社長は、「小さなトヨタ」への組織改変でその仇をとったものでもあった。その「小さなトヨタ」で、アメリカで走らせる豊田章男社…

次世代エコカー・本命は?(64)

正しい判断をされんことを祈る他はないが、2010.2.24の米下院公聴会召喚での証言はかなり屈辱的な体験であったに違いない。豊田章男は前年の2009年6月に社長になったばかりであった。 そして2013年になって豊田章男社長は、現地現物で経営の判断が出来るよう…

次世代エコカー・本命は?(63)

世界に先駆けて量産型燃料電池車「ミライ」を売り出し、更には過去最高益を出しているトヨタであるが、そのトップである豊田章男社長が、能力に関係なく好き嫌いで役員人事を執り行っていると言う事は、もし真実であれば、まことに由々しきことである。この…

次世代エコカー・本命は?(62)

ダイムラーもVWも、FCVだけではなくて、EVも持っている。トヨタはFCV一本槍だから、そうなったらどの様に対抗してゆくのであろうか。長距離一辺倒ではなく、近中距離にも目配せが必要となろう。近中距離用EVの開発、世界のトヨタと言われるだけあって、それ…

次世代エコカー・本命は?(61)

ここで言及されている「スマート・フォーツーEV」は、すでに紹介しているようにテスラ製バッテリーから自国製のバッテリーに載せかえられて“smart fortwo electric drive”となっているが、「Bクラス・エレクトリックドライブ」にはまだテスラ製のバッテリー…

次世代エコカー・本命は?(60)

但し、B-class Electric Driveには、まだテスラ製のバッテリーを使っている様だ。これはガソリンエンジン車のボデーをそのまま使用してEVとしているために、バッテリーを置く床下の形状がまだドイチェアキュモーティブDeutsche Accumotive社製リチウムイオン…

次世代エコカー・本命は?(59)

このテスラの「18650」バッテリーはダイムラーの「Smart for 2 EV」(第2世代スマート)にも搭載されていたが、トヨタがテスラとの提携話を解消した頃に、ダイムラーもテスラとの資本提携を解消してスマートにテスラ製バッテリーの搭載を止めている(2014.12…

次世代エコカー・本命は?(58)

◆企業文化の衝突この一件についてインテリジェンス・オートモーティブ・アジアのマネージングディレクターであるAshvin Chotai氏は「手を組む2つの企業が互いに成功しているからといって、その提携までもがうまく成功するということにはなりません。業界内に…

次世代エコカー・本命は?(57)

これらの超小型EVは簡易な乗り物だとしても、全天候型であったほうがよい。幸いi-ROADは全天候型であるが、いくら近距離用だといっても、少なくとも雨・風を防ぐことが出来なければ、長期的には使われないのではないのかなと危惧している。雨・風の強い日に…

次世代エコカー・本命は?(56)

CEATEC JAPAN 2013トヨタ、3輪の2人乗り電動車「i-ROAD」を出展 2013/10/02 17:44 林 達彦=日経Automotive Technology トヨタiRoadthumb_230_01 トヨタiRoadthumb_230_02 トヨタiRoadthumb_230_03全長/全幅/全高 2,350/850/1,445mm パワーとレイン 電動モー…

次世代エコカー・本命は?(55)

このリチウムイオンバッテリーには、寿命と言うものがある。車を走らせると言う事は、EVの場合、このLiイオンバッテリーを酷使することになる。そのため車の使い方によってその蓄電能力(寿命)は、極端に異なってくるようだ。だから老化が進むと満充電した…

次世代エコカー・本命は?(54)

この記事は2013.7月のものであるが、アメリカでの日産リーフはティッビングポイントとやらをそろそろ(現在は2015.1月だが)超えつつあるのではないのかな。 それにしても先のデータでは、プリウスのPH(E)Vが世界(USA,カナダ,日本,独,蘭,ノルウェイの6カ国…

次世代エコカー・本命は?(53)

まあいずれにしても「日産リーフ」はアメリカで月平均2,400台程度(=24,411÷10)は売れているので、世界で月平均3,300台の販売は納得できるものである。 参考までに日産リーフの日本での販売台数は、2014.1~5月で次のようになっていて更に売り上げを伸ばしてい…

次世代エコカー・本命は?(52)

電気自動車を売るために企業が行った努力 まず、購入検討者の不安事項に対して、企業としてその不安の払拭に力を入れていることが挙げられる。多くの人にとって、これまでの乗りなれているガソリン車から、充電といった電気自動車固有の機能など扱いが異なる…

次世代エコカー・本命は?(51)

トヨタのFCV「ミライ」、2年後には4倍強の3千台に増産 予想上回る受注で 2015.1.22 19:19 トヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」 トヨタ自動車は22日、世界初の市販型燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を2016年には現在の3倍弱の年間2千台程度に、17…

次世代エコカー・本命は?(50)

GMと提携しているホンダが2016年3月にもFCVを発売する予定なので、その内にGMも(ZEV規制対応も含めて)FCVやEVを発売せざるを得ないものと思われる。GMはこの他にPHEVのVoltと言うレンジエクステンダーEVを持っているので、75miles以上のEV走行が出来れば加…

次世代エコカー・本命は?(49)

VWは、e-upとe-Golfと言う電気自動車を持っているので、ZEV規制は、当分はこれらのEVで対応するつもりかもしれない。しかし航続距離はというと、e-upは130kmでe-Golfが140kmだと言う。かなり短い距離だが、そのためか、エアコンなどの電装品の電力消費を段階…

次世代エコカー・本命は?(48)

何はともあれ、ホンダのFCVの発売には目途がついたが、GMなどはどんな状況であろうか。そしてVWの燃料電池車はどうであろうか。VWのFCVの航続距離は500kmだと言う。水素タンクは4本をリアに搭載している。そして現実問題として水素ステーションの構築もさる…

次世代エコカー・本命は?(47)

(6)FCV・他社の状況について さてEVに移る前に、他社のFCVの状況にも興味がある。2014.12.26の当ブログNO.24で、FCVの各社の販売開始時期を伝えている。それによるとGMと提携しているホンダが2015年度中に発売を予定し、ダイムラーとフォードと提携してい…

次世代エコカー・本命は?(46)

FCVのトヨタとEVのTesla、覇権を狙う両社がデトロイトで火花 久米 秀尚 2015/01/15 10:28 電気自動車(EV)か燃料電池車(FCV)か――。 自動車業界がガソリン安に包まれる中で開幕した米国最大の自動車展示会「The North American International Auto Show(N…