2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ならず者国家・中国、アレコレ!(30)

成長鈍化を受け入れよ 「中国政府は財産を再分配できる制度を速やかに取り入れるべきです。驚くべきことに、中国には相続税がありません。それは、格差を助長させる要因にもなっています。資産を持つ者に対しては相続税を課すべきです。加えて中国政府は、所…

ならず者国家・中国、アレコレ!(29)

まず腐敗をなくすことから始めるべきだ 2014年11月、上海の名門、復旦大学で開かれたピケティ氏の講演会で、こんなやり取りがあった。会場の参加者から「中国のこれからの発展に関して、習国家主席に何かアドバイスはありませんか」と質問を受けたピケティ氏…

ならず者国家・中国、アレコレ!(28)

そして2種類の特徴について述べている。 即ち「六つの特徴」と「九つの特徴」である。この二つの種類の特徴を分けているところを見ると、違う種類の特徴と見える。 小生には、「六つの特徴」はマクロで見た特徴を現しており、「九つの特徴」は、どちらかと…

ならず者国家・中国、アレコレ!(27)

常態化した経済構造と政治・社会を変える 要するに、中国は改革開放以後、常態化していた経済構造を変えていくつもりだ、ということである。また、その転換の際には、今までと違う異常事態が起こるだろうが、それは新常態として受け入れよ、ということである…

ならず者国家・中国、アレコレ!(26)

それは、新築住宅価格の上昇が止まったことであった。先にも紹介した日本経済新聞社編の「中国バブル崩壊」によると、2014年9,10,11月と3ヵ月連続で、主要70都市で新築住宅価格の上昇が見られなかったと言う。住宅市況の不振は、不動産関連投資の終焉を意味…

ならず者国家・中国、アレコレ!(25)

続く写真2は、体育館の近くに建設中のビルだが、工事はストップしていた。地元の人は途中で造るのを止めたようだと言っていた。まさに、バブル崩壊の象徴と言える。 次の写真3は体育館から車で10分ほど離れたところの風景だ。どこの国かと思ってしまったが、…

ならず者国家・中国、アレコレ(24)

「4兆元の景気刺激策によって内需拡大へ」(http://www.nissui.co.jp/academy/market/17/03.html)によると、 「家電下郷」では、農村部での家電製品の購入に際してはその金額の13%を補助すると言うもので、農村部での家電製品の普及率が急速に伸びたと言わ…

ならず者国家・中国、アレコレ!(23)

さて中国経済の減速はなぜ起こったのであろうか。あれ程盛隆を誇っていた中国の経済であるが、中国政府は7.0%の成長は維持していると言っているが、実際のところは5%を切っていると経済の専門家達には思われているが、それほど今はその不透明感で、世界各国…

ならず者国家・中国、アレコレ!(22)

まあ中国が失速しても、直接的には、日本にはそれほど影響はなかろう。と言うのも、日本の対中輸出のGDPに占める比率は、2%台前半しかないのである。幸か不幸かあの「尖閣諸島問題」で、日本の中国離れが進んでいたのだ。しかし中国経済が失速したため東南ア…

ならず者国家・中国、アレコレ!(21)

その魂胆は判らないが、アメリカのSDRの割合は、Wikipediaによると (現在) (2016.10.1~) ドル・41.9%---41.73% ユーロ・37.4%--30.93% (人民元)0.0%--10.92% ポンド・11.3%---8.09% 円・9.4%-----8.33% となっている。即ち一単位のSDR…

ならず者国家・中国、アレコレ!(21)

中国の成長率への疑心暗鬼 実体経済に表れているこういった現象を捉えて、中国のGDPは信頼できず、実際はさらに悪いといった意見もある。また、それとは逆に、「中国経済が減速しているというが、あまりに悲観視しすぎている」といった声もある。 中国のGDP…

揺らずもの国家・中国、アレコレ!(20)

夫々の経済統計の傾向はわかると思う。 これらは中国では、比較的正しいと思われている統計数字である。 (1) 鉄道貨物量(トン・キロ)の対前年同月比 明らかに低減していることがわかる。2013年は-3%、2014年の数字は-5%、2015年数字は、 -12%ぐらいで、4倍…

ならず者国家・中国、アレコレ!(19)

人民元の上昇余地乏しく 企業収益低迷の副作用として、人民元のドルに対する上昇余地が乏しくなっていることも指摘しておきたい。輸出の伸びが鈍化していることから分かるように、元高は少しずつ中国の輸出競争力をそいでいる。2005年夏の管理変動相場制への…

ならず者国家・中国、アレコレ!(18)

この論考に掲載されている中国のGDPの成長率は、2012年に7%代に下降していることがよく判る。まあそれでも7.7%と、とても高い成長を見せているが、それ以前の10%以上の成長率に較べると、成長率は格段に下落していると言ってよい。中国は余剰労働力が豊富に…

ならず者国家・中国、アレコレ!(17)

重ねて言うが、「中国人民抗日勝利・・・」何ぞと言う表現を大々的に掲げているが、これこそが大いなる捏造で日本は共産党軍などと戦争をしたことは一つもないのである。日本軍が戦った相手は蒋介石の国民党軍である。共産党がそう仕向けたのであるが、共産…

ならず者国家・中国、アレコレ!(16)

個人投資4400億元も消え、青色戸籍も打ち切り これは天津市が2007年から税制優遇措置とセットにして呼びかけた新区開発への個人投資募集で2011年までに4409.51億元を集めていた。だが、この投資募集にかかわる数十企業が汚職などで倒産、閉鎖に追い込まれ、…

ならず者国家・中国、アレコレ!(15)

浜の真砂は尽きるとも、中国に汚職の種は… これらの事実は反貪局による取り調べの中で李存要が供述したものであり、その供述を裏付けた重要な証拠が、李存要が克明に書き記していた『贈賄メモ』であった。なお、李存要は1審判決を不服として“昆明市中級人民…

ならず者国家・中国、アレコレ!(14)

それでは、事の発端となった趙傳水が告発した贈賄事件とはどういうものだったのか。中国メディアが報じた事件の概要を取りまとめると以下の通り。 ネットで暴露、子会社糾弾が発端 【1】2014年の初春、ネットの掲示板に「徳州商人の“行賄日記(贈賄日記)”」…

ならず者国家・中国、アレコレ(13)

■庶民にはびこる腐敗 中国には誰もが知る有名なことわざがある。 「過了這個村,没這個店」 村をいったん通り過ぎてしまえば、もうお店を見つけることはできない――。日本のことわざで言うなら、「柳の下の泥鰌(どじょう)」。柳の下で一度、泥鰌を捕まえた…

ならず者国家・中国、アレコレ(12)

■「権限委譲、好都合だった」 しかしなぜ、コンプライアンス(法令順守)に厳しいはずの日本企業で、こんな不正が可能なのか。寧に毎月、キックバックを振り込むIT関連企業の中国人男性担当者、張建新(36、仮名)との接触に成功した。彼は中国ビジネス社…