2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日清戦争開始120年に考える。(17)

生き残った土皇帝や土覇王 こうした人々は1949年に中華人民共和国が成立した後の改革によって根絶やしにされたはずだった。しかしながら、新中国になっても“土皇帝”や“土覇王”は生き残り、今や堂々と復活を遂げ、“蒼蠅”は“老虎”に変身するご時世なのである。…

日清戦争開始120年に考える。(16)

狙いの第四は、四中総会で検討しようとする「法律に基づく治国」が関係している。腐敗摘発から腐敗を防止する制度構築に向かわなければ、何の意味もなさない。 いわゆる「根治」制度と措置をまとめなければならない、と記述されているが、この「根治」制度の…

日清戦争開始120年に考える。(15)

中国共産党中央紀律検査委員会が周永康を規律違反で処罰すれば、周りの大物もひょっとしたら次は自分かもと、習近平には逆らえなくなる。 これが狙いの第二である。元政治局常務委員の周永康を逮捕・処罰することは、他の強烈な見せしめとなる。 さてここで…

日清戦争開始120年に考える。(14)

第3:周立件を見せしめに他の大物トラは叩かない 周を「倒した」後に、他の噂されている大トラ(温家宝などは外国メディアにときどきその家族の腐敗ぶりを報道されていた)や年老いた大トラ(とくに電力関連の李鵬一族についてはいろいろな噂がされている)…

日清戦争開始120年に考える。(13)

25年続いた不文律を破って前最高幹部・周永康立件に挑む習近平の狙い【第468回】 2014年8月6日 陳言[在北京ジャーナリスト]http://diamond.jp/articles/-/57209中国共産党が、前最高幹部の一人である周永康前常務委員を立件すると公表した。25年ぶりに「刑罰…

日清戦争開始120年に考える。(12)

反撃に打って出た石油閥掘削事件の「黒幕」か しかしまさに今年の3月後半当たりから、習近平氏の石油閥叩き作戦が暗礁に乗り上げる様子となった。まずは周永康氏自身が、当局の調査に対し横領などの容疑を全面否定、協力を一切拒んでいることが4月になって…

日清戦争開始120年に考える。(11)

掘削を実施した「中国海洋石油総公司」とは? このような状況では、掘削の開始からベトナム船に体当たりで衝突するまでの中国側の 一連の行動が果たして、中央指導部の指揮下におけるものであったのかどうか、という疑 問が当然生じてくるのである。 ASEAN首…

日清戦争開始120年に考える。(10)

さて、習近平政権誕生からの行動を時系列的に眺めてみよう。 2012.11.14~15、第18期1中全会で、習近平が共産党総書記、中央軍事委主席に就任2013.1.22、中央規律検査委員会で習近平総書記は、「虎 石油閥 もハエも一緒に叩く」と明言。2013.3.5~17、第12期全…

日清戦争開始120年に考える。(9)

先に、科学的発展→軍の近代化→海洋強国の建設→特色ある社会主義→中華民族の偉大な復興→個人の夢の実現 が習近平が考えている道筋だと述べたが、このためには膨大なエネルギーが必要となる。そのために中国における石油関連の事業は、一大国家プロジェクトな…

日清戦争開始120年に考える。(8)

オバマは2014.4.22から4.29の予定でアジアを歴訪した。しかし中国はその直後の5/3に中国初の最新式の深海リグをベトナム沖に設置した。ベトナムは当然黙ってはいない。中国と石油リグをめぐって、中国艦船に向かって阻止行動を取っているが、多勢に無勢だ。 …

日清戦争開始120年に考える。(7)

中国は日清戦争開戦120年を契機にその敗北を解析して、国家主権の防衛力の増強を人民にPRして習近平政権への求心力を高めるべく、そしてそれに乗じて西沙、南沙諸島への自国領としての認識を固定化し、軍事要塞の構築を目指しているのである。 それもオ…

日清戦争開戦120年に考える。(6)

中国が南沙諸島で不法埋め立て―フィリピンが抗議By Trefor Moss 2014 年 5 月 14 日 19:57 JST領有権の対立する南シナ海・南沙諸島のアユンギン礁で国旗掲揚式に参加したフィリピン海軍の兵士たち(3月) Reuters 【マニラ】フィリピンは14日、南シナ海の南…

日清戦争開始120年に考える。(5)

1カイリとは1.852kmであるので、排他的経済水域(EEZ,Exclusive Economic Zone)とは基線より200カイリ・370.4kmの水域で、国連海洋法条約に基いて設定される自国の経済的な主権の及ぶ水域の事で、資源の開発権利を独占できる。従って120カイリは222.24…

日清戦争開始120年に考える。(4)

しかしながら中国は、日本側が挑発したと嘯いている。盗人猛々しい中国であることよ。日本はどう対処したらよいのであろうか。その一部始終を録画して世界に公開するのも、一つの方法であろう。 【中国軍機また異常接近】中国国防省報道官が非難談話2014.6.1…

日清戦争開始120年に考える。(3)

先に挙げた習近平の中国の夢の実現方法を良く眺めてみると、真っ先に「科学的発展」が必要となっている。 科学的発展→軍の近代化→海洋強国の建設→特色ある社会主義→中華民族の偉大な復興→個人の夢の実現 が習近平が考えている道筋なのであるから、何としても…

日清戦争開始120年に考える。(2)

習近平は、2012.11.8~14の中国共産党第18回全国代表大会と翌15日の第18期第1次中央委員会全体会議で、党総書記、中央軍事委員会主席に就任し、習近平政権を始動させた。2013.3月の全国人民代表大会で、国家主席に就任し完全に中国を牛耳ることになった…

日清戦争開始120年に考える。(1)

既に2週間ほど過ぎてしまったが、先月の2014年7月25日は、日清戦争開戦から120年経過の記念日であった。120年前の1894年(明治27年)7月25日が、日清戦争が始まった日である。 日本では、とんと話題には上らなかったが、かの中国では…

東京都知事・舛添要一殿(3)

(5)日本軍による朝鮮女の強制連行はありません。 また朴槿恵はあなたに、「慰安婦問題の解決を要請し、「正しい歴史認識を土台に」を強調した」様だが、あなたは日本軍が朝鮮女を強制連行して慰安婦にしたのは事実だ、なんては思ってはいないでしょうね。…

東京都知事・舛添要一殿(2)

(3)都市外交とは何か、それはヒストリー外交であるべき。 いくら都市外交と言っても、卑しくも外交と言う言葉を使う以上、PM2.5や少子高齢化問題だけにとどまりません。反対に都市外交と言うから余計政治的な問題がいとも簡単に議題に上るのです。一端の…