2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

次世代エコカー・本命は?(87)

研究の内容 本研究は、金属リチウムの負極側にのみ有機電解液を用い、正極の空気極側では水性電解液を使うという着想を基にしている。負極側の有機電解液と空気極側の水性電解液の間に、リチウムイオンのみを通す固体電解質を隔壁として使用すれば両電解液の…

次世代エコカー・本命は?(86)

それらの論考を載せる前に、その内容から小生なりにこの「リチウム・空気電池」を概略する。正しく内容を表現しているかは保証できないが、次のようになる。 (1)先ず電池であるからして、電解質を挟んで負極と正極がある。負極が金属リチウムで正極が空気で…

次世代エコカー・本命は?(85)

FCVは究極の環境自動車か FCVについても可能性と疑問が同居する。燃料電池は確かに見かけ上はゼロエミッション車といえるが、ライフサイクル全体を見渡せば搭載する水素燃料の大半は天然ガスからの改質で生産され、その際に二酸化炭素を排出している。この議…

次世代エコカー・本命は?(84)

白熱する電動車両開発、日本は勝てるかカギを握るのは電池技術 2014年3月13日(木) 佐藤 登 1カ月ほど前の話になるが、2月上旬に米アトランタで開催された国際会議「AABC(Advanced Automotive Battery Conference)」に参加してきた。その名の通り、車載用…

次世代エコカー・本命は?(83)

3.その他について その他にも「冷暖房をつけて走行距離が縮まっても困らないケースがある」や「充電器渋滞は台数が増えるので一般的ではない」といった説にも正直疑問が残る。 はっきり言ってテスラのようにリーフやアイミーブと比べ圧倒的に走行可能距離が…

次世代エコカー?本命は?(82)

とすれば、今度のプリウスの燃費の40km/Lは、本当の話なのであろう。エンジンの改良もさることながら、バッテリーで走行する距離も相当に伸びているのであろう。 どんなEVを考えているのかは定かではないが、トヨタも大変である。HVもFCVも、更にはEVにも目…

次世代エコカー・本命は?(81)

■次期プリウスでは10%燃費向上 トヨタはHVシステムの技術を活用してFCVを実用化する一方、燃費の大幅向上を目指した次世代プリウスの開発も進めている(表)。次世代プリウスは、モーターや電池を小型・高性能化することなどで、米国燃費基準(EPA)で10%…

次世代エコカー・本命は?(80)

このように、ノルウェーでは政府の政策目標の下、EVのイニシャルコストとランニングコストの双方を優遇したことで、まさにEVで走れば走るほどユーザが得をするようになったのだ。また、ノルウェー国民の39%はセカンドカー(2台目の車)を保有しているという…

次世代エコカー・本命は?(79)

「想定以上に拡大する可能性のあるEV市場にトヨタが目をつけた」と言った主旨のことが書かれているが、まあそんなところであろう。何と言ってもFCVは5年10年かけて普及が進む車であるからして、ここでは20~30年と書かれているが、その間、当然ある程度EVが幅…

次世代エコカー・本命は?(78)

なんと言っても昨年2014年の12月15日にトヨタが、世界に先駆けて燃料電池車「ミライ」を発売した事である。トヨタが何故FCVを造ったのかに対しては、いくつもの理由があるが、その最も重要なものの一つは、この2018年ZEV規制対応であったと小生は思って…

次世代エコカー・本命は?(77)

■ 三菱『MINICAB-MiEV VAN』 軽商用電気自動車。容量10.5kWhの蓄電池を搭載。エコカー減税と補助金を適用することで156万円から入手可能。 マツダ『デミオEV』 2012年から中国地方の自治体や法人にリース販売を開始。現在レンジエクステンダー搭載モデルを開…

次世代エコカー・本命は?(76)

アウディの本気EVスポーツカー「R8 E-tron 2.0」登場 2015.03.06 12:30 アウディ渾身の電気自動車。 ガソリンからの脱却は自動車メーカーにとっては最大の課題。これを乗り越えなければ確実にメーカーとしての未来はありません。ゆえに、各社が電気や水素な…

次世代エコカー・本命は(75)

このモニター調査は個人にi-ROADを貸し出して、その使い勝手などを検証しようとするものであったが、今年2015年の4月には、個人持ちではなくて乗り捨て方のワンウェイのカーシェアリングの実証実験を東京都心で行う、と言っている。まあ個人持ちとシェアリ…

次世代エコカー・本命は?(74)

先ず昨年のモニター調査の話から。 電気自動車:角を曲がる動作が面白い、トヨタの超小型EVが首都圏を走る 2014年03月20日 16時40分 更新 トヨタ自動車は1人乗りの電気自動車「TOYOTA i-ROAD」のモニター調査を2014年3月から同6月まで東京都と神奈川県で進め…

次世代エコカー・本命は?(73)

果たして日本での販売価格は? それにしても、そんなe-up!の走りのテイスト全般が、びっくりするくらいに上質であることには驚かされた。 エンジン音がしないことはもとより、ロードノイズも抑え込まれているために、期待と想像以上の静粛性を実現している。…

次世代エコカー・本命は?(72)

BクラスのEVのバッテリーは「リアシートの下に収められている」と記載されているが、小生が2015.2.20のNO.60で紹介した「Bクラス エレクトリック ドライブ」では、中央の床下にバッテリーが納められている絵を紹介している。決してリアシートの下ではない。…

次世代エコカー・本命は?(71)

これらの記事から、EVの比較表を作成してみた。 e-up! e-Golf B class electric drive ・航続距離 150km 190km 200km ・LWH 3,545×1,650×1,520mm 4,265×1,800×1,480mm 4,400×1,785×1,545 ・Wheel B 2,420mm 2,635mm 2,700mm(←↑↓B180) ・最小回転半径 4.6m 5.…

次世代エコカー・本命は?(70)

電気自動車のゴルフ「eGolf」|Volkswagen vw_eGolf_001 H s5nk CAR NEWS 2013.08.28 Volkswagen eGolf|フォルクスワーゲン eゴルフ 量産型 EVゴルフ登場 ゴルフ7(七代目ゴルフ)をベースに、最高出力85kW(115PS)、最大トルク270Nm(27.5kgm)を発生する…

次世代エコカー・本命は?(69)

VWはその前夜祭で、フランクフルトモーターショーの重点テーマは、「自動車の電動化」だと宣言している。そしてEVやHVを披露したのである。 CAR NEWS 2013.09.12 Volkswagen Group Night|フォルクスワーゲン グループ ナイトフランクフルト前夜祭 (1)フォ…

次世代エコカー・本命は?(68)

『BMW i8』1917万円 【『BMW i8』の主な特徴】 ・最大出力170kW/231ps、最大トルク320Nmの直列3気筒1499ccのBMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載・電気モーターは定格出力96kW/131ps、最大トルク250Nmを発生・システムトータルで最高出力266kW/362ps、…

次世代エコカー・本命は?(67)

「i3はフル充電で200キロの走行が可能・・・」と書かれているが、これは最もエコなモードで慎重に運転した場合のことであり、通常は130kmも走れば御の字であろう。走行モードがECO PRO+だからと言ってガソリン車のような普通の運転状態であれば、とても…

次世代エコカー・本命は?(66)

そして更に今日、2015.2.24、あの屈辱の証言の日から丁度5年目の日に、燃料電池車「ミライ」の生産工場である元町工場の生産ラインを報道陣に公開して、その鬱憤を晴らしたのであった。 まああの時に鬱憤が晴れたかどうかは知らないが、この燃料電池車「ミ…