2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

続続・次世代エコカー・本命は?(108)

このロイターの記事を読んでも、メルケルのどっちつかずの考えがよくわかる。どっちつかずだと言う事はよくわかるが、メルケルがディーゼルの将来に対して何をしたいのかは、さっぱりわからない。 要はCO2やNOxなどの排気ガスをどうしたいのかと言うところが…

続続・次世代エコカー・本命は?(107)

ドイツはディーゼルの延命を図ったことになる。 独、ディーゼル車530万台無償修理 環境対応で延命 排ガス制御ソフトを修正 2017/8/3 9:44 ニュースソース 日本経済新聞 電子版 【フランクフルト=深尾幸生】ドイツ政府は2日、同国内のディーゼル車約530万台…

続続・次世代エコカー・本命は?(106)

ドイツ裁判所は、古いディーゼル車の各社のアップグレード対策に対して、不十分と却下したようだ。そのため2017.8.2にベルリンで政府と自動車大手(VW・Audi・Porsche、 Daimler、 BMW、 Opel、欧州Ford)は「ディーゼルフォーラム」を開催し、ディーゼル対…

続続・次世代エコカー・本命は?(105)

原油価格低迷の意味 国際エネルギー機関(IEA)によれば、2015年の世界の石油需要の約56%は輸送用燃料であり、そのうち約8割が自動車燃料と考えられる。産油国にしてみれば、今回のフランス政府の方針表明は、市場における核心的な需要の喪失を意味する。既…

続続・次世代エコカー・本命は?(104)

パリ協定の性格 2017年6月1日、トランプ大統領は、選挙公約に従って、米国のパリ協定からの脱退を発表した。ただ、実際の脱退は、発効3年後から通告可能で、通告の1年後に効力を有することから、将来の話になる。 そのトランプ大統領のG20ハンブルグ会議とフ…

続続・次世代エコカー・本命は?(103)

■高まる英国生産のリスク だが足元で状況は変わりつつある。昨年からの英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡って、外資系企業が現地生産を続けるリスクが顕在化してきた。米ゼネラル・モーターズ(GM)が英国に2拠点を構える子会社の独オペル…

続続・次世代エコカー・本命は?(102)

まあ排気ガスを排出する内燃機関ICEVのクルマの販売を禁止する目的は、地球温暖化の防止と大気汚染を防止するためである。今までCO2で代表して言及していた排気ガス問題であるが、CO2はどちらかと言うと地球温暖化に関与し、大気汚染には窒素酸化物のNOxが主…

続続・次世代エコカー・本命は?(101)

またルノーは次の示すようなシティーコミューターも持っているので、EV化にはおさおさ怠りがないものと推察できる。 2017.7月某日、ブルターニュのキブロンのさるホテル前にあったシティーコミューター「Twizyツイージー」 価格は約100万円弱、2人乗りの475…

続続・次世代エコカー・本命は?(100)

前章でも触れたように、2015.12.12に「パリ協定」が採択され2016.11.4にそれが発効している。 これで(アメリカのトランプは抜けてしまったが)全世界が、地球の温暖化を防ぐためには、地球の気温上昇を産業革命以前よりも2℃未満に抑えることをしなければな…

(12)モビリティ革命の進展や如何に? トヨタは2015.10.14に「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表している。 そこで「6つのチャレンジ」を表明して、2050年には新車や新工場でのCO2の排出を限りなくゼロにすることを約束している。 当ブログの2017.6.15のNO…

続続・次世代エコカー・本命は?(98)

まあトヨタがまずやらなければならないことは、高性能な電気自動車を売り出すことではないのかな、と小生には思われるのであるが、かの書籍では次の2点の対応策が考えられると記述されている。 第一には、持ち駒の「高付加価値化」を図ることである。 高付…

続続・次世代エコカー・本命は?(97)

このZEVやSAVに代表されるモビリティ革命は、現代の社会にどのような変革をもたらすことになるのか、興味は尽きない。と言っても短期間に社会が変化するわけではないのであるが、次のような形の変化は今でも想像ができる。 かの本は、次のように述べている。…

続続・次世代エコカー・本命は?(96)

このように、かの書籍「モビリティー革命2030、自動車産業の破壊と創造」(デロイト トーマツ コンサルティング著、日経BP社発行)は、来るべき「モビリティー革命」を駆り立てる要素としてこの三つを挙げている。 (1)「モビリティ革命」を引き起こす第…

続続・次世代エコカー・本命は?(95)

トヨタは、ライドシェアー用にクルマを売りたいがためにUberと戦略的に提携したわけではないであろう。この戦略的と言うところに意味があるようだ。トヨタとしても、シェアリングエコノミーがどんな社会をもたらすかは、具体的には掴んではいないのではない…

続続・次世代エコカー・本命は?(94)

これもクルマの売り先を確保するためなのか。それとも来たるへき「モビリティ革命」に乗り遅れないための情報収集のためなのか、先ずは「ライドシェア」がどんなものか、トヨタはどう取り組むべきかの勉強のためなのであろう。トヨタはこれを「戦略的提携」…

続続・次世代エコカー・本命は?(93)

何れにしてもクルマも、ハードとソフトの両面で変革が必要となる。 先ずは巷にうごめいているクルマ(だけとは限らないが)の情報の収集が必要となる。 高機能センサー、高速データ通信網、大量のデータを蓄積して分析をする場所としての大容量ストレージ、…

続続・次世代エコカー・本命は?(92)

この環境問題が「モビリティ革命」を引き起こす第一の要因である。 と言う事は、ICEV(Internal Combustion Engine Vehicle内燃機関自動車)から早々にクルマは脱皮することを、迫られると言う事である。2017.6.15,NO.54~などを参照願う。 即ちCO2を排出しない…

続続・次世代エコカー・本命は?(91)

(11)モビリティ革命が始まっている。? 2015.12.12に採択された「バリ協定」とは、次の内容のものである。そして「バリ協定」は2016.11.4に発効している。先進国はもとより新興国や発展途上国と言われる国々も、この協定に拘束される。 2020年以降の温暖化…

続続・次世代エコカー・本命は?(90)

一寸古いが、序に次の論考を載せて、次の章(テーマ)に移ろう。トヨタとテスラとでは、成り立ちから技術的思考方法まで、全く異なっている会社であると(小生には)思われるので、うまくゆくとは到底感じられなかったのである。 トヨタとテスラ、両極端のパ…

続続・次世代エコカー・本命は?(89)

次に参考までに、テスラの年表を(わかる範囲で)綴っておこう。一部最新情報で内容を更新している。 1995年00月00日 イーロン・マスクが弟と共にオンラインコンテンツ出版ソフト提供会社を起業。コンパックに買収される。 1999年00月00日 X.com社共同設立者…

続続・次世代エコカー・本命は?(88)

もちろんボデーやシャシーは新しくなるのであるから、新型車として新しい経験ではあるが、このことは既に経験済みのことであり、普通ならそれほど心配することはなかろう。 何はともあれ、量産型の「Model 3」が楽しみであるが、イーロン・マスクもモデルX…

続続・次世代エコカー・本命は?(87)

F 価格や航続距離の問題も近い将来解決できるのでしょうか? ケルティー たしかにいまは価格の問題はありますが、それもギガファクトリーができるなどして、どんどん改善していくでしょう。航続距離もすでに500km走る。もう十分じゃないでしょうか。欲しいの…

続続・次世代エコカー・本命は?(86)

モデルSの1充電あたりの航続距離は500km以上。長距離ドライブもまったく心配ありません。 F 環境のことを考えてEVを選ぶ、EVに乗るという話ですが、電気を作る手段についてはどのようにお考えでしょうか? どうやって電気を作るのか? 石炭やLNGだとCO2が出…