と言うことで、トヨタも新体制でBEVの開発へまい進することに
なる。
電気自動車がCO2の唯一の解決策だと言う訳ではないが、いよいよBEV戦国時代に突入と言うことだ。
トヨタ次期社長、新体制でEV開発を加速へ-CFOなど幹部一新
稲島剛史2023年2月13日 15:29 JST更新日時 2023年2月13日 17:56 JST
車台など全てをEV最適で考えた次世代車をレクサス開発、26年目標
EV化などが迫る中、トヨタは社長を若返り-全方位戦略は維持へ
トヨタ自動車は13日、佐藤恒治次期社長(53)の新体制下で電気自動車(EV)の開発を加速する考えを明らかにした。
佐藤氏は記者会見で、具体的な取り組みとしてEVの足元のラインアップを拡充すると発言。2026年を目標に電池やプラットフォーム(車台)、車の作り方など全てをEV最適で考えた次世代車両を同社の高級車「レクサス」ブランドで開発していくと語った。
トヨタの佐藤次期社長Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
トヨタは先月('23年1月)26日、執行役員の佐藤氏が昇格して社長、豊田章男社長(66)は代表権のある会長に就くと発表した。自動車業界は「100年に1度の変革期」を迎えていると言われ、トヨタは佐藤氏の指揮の下、新たな経営陣でEVや自動運転といった新たな技術への対応を図ることになる。
欧米の自動車メーカーを中心にEVへの転換が進むのに対し、トヨタはハイブリッド車(HV)や燃料電池車(FCV)なども含めた全方位で開発を続ける方針だ。トヨタは21年12月、EV販売目標の引き上げや電動化に向けた大規模な投資計画を発表したが、環境団体などからはEVに後ろ向きとの批判が根強くある。
佐藤氏は、幅広い選択肢を提供するマルチパスウェイ(複数の道筋)の方針は「全く一切ぶれることなく、変わっていない」と強調。その考え方の中でEVも「重要な選択肢」だとし、地域や国でエネルギー事情が違う中で「ワンソリューションで解決できる問題ではないということを強く思っている」と語った。
トヨタ新執行部のメンバーPhotographer: Toru Hanai/Bloomberg
(左から新郷和晃氏、宮崎洋一氏、佐藤恒治次期社長、中嶋裕樹氏、サイモン・ハンフリーズ氏(日刊自動車新聞))、黒字が副社長
トヨタは同日、4月1日付で社長に就く佐藤氏の下で幹部を務める陣容を発表。宮崎洋一氏が副社長に昇格し、現在のチーフコンペティティブオフィサーのほか、最高財務責任者(CFO)を兼任する。また、トヨタのミッドサイズ・ヴィークル・カンパニーのトップを務める中島裕樹氏も副社長に就任し、チーフテクノロジーオフィサー(CTO)を兼任する。
現在の副社長3人はアジアや電動化など同社が重点事業と位置付けるテーマの「現場のリーダーとして陣頭指揮」を執ることになる。
現在CFOを務める近健太副社長は、トヨタ傘下で自動運転技術やスマートシティーの開発などを行う子会社でCFOに就任予定。同子会社は4月に現在のウーブン・プラネット・ホールディングスからウーブン・バイ・トヨタに改名するという。
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(会見での発言などを追加して更新します)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-13/RQ08NYDWRGG201
4月1日付 執行役員体制
宮崎 洋一 副社長
Chief Financial Officer(CFO)
Chief Competitive Officer
事業・販売(President)
中嶋 裕樹 副社長
Chief Technology Officer(CTO)
Mid-size Vehicle Company(President)
CV Company(President)
新郷 和晃 Chief Production Officer
Toyota Compact Car Company(President)
Simon Humphries Chief Branding Officer
(サイモン・ハンフリーズ) クルマ開発センターデザイン領域(統括部長)
(https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/38774288.html)
(続く)