カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(108)

福岡県は、 

2021年8月から12月にかけて、県内の運送事業者4社とトヨタの「ダイナ」のFCトラックで輸送実証を実施している。そして 

 

2022年3月には、「福岡県地球温暖化対策実行計画(第2次)が策定され、 

 

2022年12月には、CJPTと水素社会構築を目指して「FCモビリティ」の普及に向けて連携協定を結んでいる。
そしてトヨタいすゞが関係してくる。そして 

 

2023年7月3日には、先のご紹介した西日本で初の商用燃料電池トラックの出発式が執り行われたのである。 

 

FCトラックの導入事業者は次の先進事業者の2社である。 

 

福岡運輸株式会社
株式会社博運社 

 

このような経過で、福岡県では、運輸部門でのCO2排出削減計画が実行に移されているのである。 

 

 

2021年8月から12月にかけての実証輸送については、福岡運輸kk.を含む運送事業者4社によるものであった。 

 

この時の車両はトヨタ「ダイナ」のFC・燃料電池トラックが使用されている。細部は下記参照のこと。 

 

 

「FCトラック輸送実証」を開始します!  

~物流業界のCO2排出量削減の実現を目指して~  

令和3(2021)年7月21日  

担当課 福岡県商工部自動車産業振興室 

 

・・・・・・・・ 

 

3 実証期間 

・ 令和3(2021)年8月~12月
 ・ 各事業者の詳細は以下のとおり 

 

運送事業者 戸畑物流㈱ 久留米運送㈱ 福岡食品サービス㈱ 福岡運輸㈱      
実証時期  8月       9~10月  10~11月      11~12月
輸送製品  雑貨        雑貨         食料品               食料品 

         (日用品等)  (建材、部品等)  (パン、弁当等)     (生鮮品、加工品等) 

          ※常温     ※常温         ※冷蔵               ※冷蔵         

輸送ルート  自社倉庫   自社配送センター   製造会社            製造会社  

                       ↑↓             ↓                    

        ホームセンター  企業等         スーパー              仲卸業者        
輸送地域 北九州圏域   筑後、福岡圏域   福岡圏域            筑豊、福岡圏域       

 

※10月、11月は中旬を目途に次の事業者に引き渡し。   

 

・・・・・・・ 

 

ベース車両 トヨタダイナ  

積載量   3トン 

燃料    圧縮水素 186L=62L×タンク3本 

運送業者 戸畑物流・久留米運送・福岡食品サービス・福岡運輸 

実証機関 2021年8月~12月 

 

 

https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/142658.pdf 

 

 

 

 

 

またセブン-イレブン・ジャパンファミリーマート、ローソンコンビニ3社は、すでにFC小型トラックを使って、2021年に配送の実証実験を行っている。 

 

 

  

7-11・ジャパン  トヨタ開発新型燃料電池小型トラック  

          水素約10kg 航続距離約260km 

 

ファミリーマート  トヨタいすずの共同開発の新型燃料電池小型トラック 

 

ローソン      トヨタ日野の共同開発新型燃料電池小型トラック 

 

 

7-11ジャパンのFCトラックは航続距離260kmで水素約10kgと言うことで、先に紹介したトヨタの「ダイナ」系列のFC小型トラックであろう。 

(続く)