カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(107)

1 FCトラック導入事業者(2社) 

 

  福岡県水素グリーン成長戦略会議のFCトラック導入補助金の公募により決定。 

 

  ・福岡運輸株式会社(福岡市博多区空港前2丁目2番26号)
   主な運行エリア:福岡圏域
   主な輸送品  :食料品等

  ・株式会社博運社(福岡県糟屋郡志免町別府北3丁目4番1号)
   主な運行エリア:福岡圏域
   主な輸送品  :日用雑貨等 

 

  ・FCトラック概要
   積載量:2,950kg
   航続距離:260km
   燃料:圧縮水素(10.5kg) 

 

2 FCトラック出発式概要 

  

  (1)日時 令和5年7月3日(月)13時00分~13時45分
  (2)場所 福岡県庁行政棟南側玄関 


  (3)主な出席者(予定) 

 

     服部はっとり 誠太郎せいたろう 福岡県知事 

     香原こうはら 勝司かつじ  福岡県議会議長 

     富永とみなが 泰たい輔すけ  福岡運輸株式会社 代表取締役社長 

     長元ながもと 美代みよ  株式会社博運社 専務取締役 

     中嶋なかじま 裕樹ひろき  CJPT 代表取締役社長 
                トヨタ自動車株式会社 副社長 

     奥山おくやま 理志さとし  CJPT プロジェクトリーダー
                (いすゞ自動車株式会社 常務執行役員 

     二又ふたまた 茂しげ明はる   福岡県トラック協会 会長 

     中村なかむら 智一としかず   いすゞ自動車九州株式会社
                   代表取締役社長 

  

  (4)式典内容 

 

    ・知事、来賓、導入事業者等の挨拶 

    ・テープカット 

    ・FCトラック鍵贈呈 

    ・FCトラック試乗(県庁敷地内) 

  

   (参考1)CJPTについて 

 

    ・正式名称  Commercial Japan Partnership Technologies
           (コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・
                     テクノロジーズ)株式会社
    ・所在地    東京都文京区
    ・資本構成____トヨタ自動車(70%)、いすゞ自動車(10%)、
                      スズキ(10%)、ダイハツ工業(10%)
    ・事業内容  商用車におけるCASE技術・サービスの企画 

  

   (参考2)福岡県水素グリーン成長戦略会議について 

 

    ・組織概要  世界的にカーボンニュートラルの動きが加速する中、
                     産業分野を含めた社会全体の脱炭素化に向けて、  
           環境施策を経済成長につなげ、福岡県での水素による
                     「グリーン成長」を図ることを目的とした、
           産学官からなる連携組織
    ・会長    日本製鉄(株) 佐藤 直樹 代表取締役副社長
    ・顧問       福岡県知事、北九州市長、福岡市長、九州経済産業局
                   、九州地方環境事務所長、九州大学総長
    ・会員数     895企業・機関(令和5年6月1日現在) 

 

https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/syuppatsushiki.html 

 

 

このうち幹事会社的な地位にある福岡運輸の2021年11月~12月における輸送実証に関する記事を載せる。 

 

 

福岡運輸 FCトラック輸送実証を実施、県内の全水素ステーション活用 

2021年8月30日

 

定温物流を手掛ける福岡運輸(富永泰輔社長、福岡市博多区)は11月からならびに福岡県トラック協会と連携し、県内の全水素ステーションを活用したFCトラックの輸送実証を実施する。 

 

実証では、トヨタ自動車市販化前水素を燃料とするFCトラック1台を活用、福岡運輸の実際の業務であるチルド輸送に用い、利便性の高い輸送ルートや製品の品質管理の実用性、運転の快適性などを検証するとともに、CO2削減量や燃費データを取得する。 

 

実証で得たデータは、トヨタと共有することで、FCトラックの市販化を後押しする。また、FCトラックの導入メリットやCO2削減量などのデータを運送事業者に周知することで、市販化後の普及促進につなげるとしている。 

 

実証期間は、今年(2021年)11月16日から同12月19日までの予定で、県内におけるチルド輸送を行う。 

 

これに先立ち、7月28日に県庁で出発式が開催され、服部誠太郎県知事や眞鍋博俊福岡ト協会長ら来賓も出席した。 

 

同社では、輸送実証開始について、「FCトラックの物流業界への普及の促進と、CO2排出量削減の実現を目指すとともに、県が推進するFCモビリティの普及水素ステーションの整備・活用につなげ、脱炭素社会の実現を目指す」としている。 

 

また、福岡市が実施する中小企業等デジタルトランスフォーメーション(DX)促進モデル事業において、採択企業に決定したことを公表した。 

 

同事業は、福岡市内の中小企業等がDX推進企業の技術・サービスを活用して取り組むDX化に対し、市が必要経費の一部を補助するというもの。 

 

同社は、企業の垣根を超えた物流情報をシェアできる「物流情報プラットフォーム」を構築、物流全体での効率化・最適化により、「止まらない物流」の維持提供を目指すという取り組みで応募し、今回モデル事業に採択された。 

 

補助上限は700万円までで、補助率は3分の2。 

同社では「ITコンサルティング会社と共同で開発を進め、物流企業のDX化モデルケースとして、広く情報発信を行っていきたい」とした。 

 

◎関連リンク→ 福岡運輸株式会社 

 

https://weekly-net.co.jp/news/120430/ 

(続く)