カーボンゼロ、クルマの未来はどうなる?(106)

◆1回の充電で260キロ走行 二酸化炭素も排出せず 

「FCトラック出発です、どうぞ」        

 

福岡県庁の前で開かれた出発式には、服部知事や企業の関係者など約20人が参加しました。福岡県は地球温暖対策として二酸化炭素を出さないFCトラックの導入が必要だとして2021年度に実証実験を行っています。 

 

今回導入されるのはトヨタ自動車いすゞ自動車が共同開発したもので、1回の充填でおよそ260キロ走行することができます。 

 

◆西日本で初めてビジネスの現場に 


 
 


 
 

 

導入するのは福岡県の物流会社2社で西日本では初めての商用運用となります。服部知事もFCトラックに試乗しました。 

 

福岡県服部誠太郎知事 

「とても静か、振動もない。これからしっかりFCトラックを広めていきたい」 

 

福岡県は、今年度中にさらに10台の導入を目指していて、現在11か所しかない水素ステーションについても今後、増やしていきたい考えです 

 

https://rkb.jp/contents/202307/202307036763/ 

 

 

2台の小型トラックの姿が映っているが、これは多分トヨタといすずの小型トラックではないのかな。間違っていたらご指摘願う。 

 

多分トヨタは「ダイナ」でいすゞは「エルフ」かなんかではないのかな。何れもトヨタ燃料電池を搭載している筈だ。 

 

いすゞトヨタも共にCJPTCommercial Japan Partnership Technologiesのメンバーで、商用車での「CASE」技術の追及を実施している団体であり、資本はトヨタが70%で、いすず・スズキ・ダイハツの各社がそれぞれ10%であるという。
 

福岡県は物流業界のCO2排出量削減を目指して、2021年(?)から燃料電池トラックでの輸送実証の取り組んでいる。 

先ずは市販化前のトヨタダイナ」のFCトラックを一台借受けて、輸送業務の実証を行っている。 

 

 

 

~西日本初の導入決定~ FCトラックによる輸送が開始されます 

発表日:2023年6月28日 通常ページへ戻る 

 

担当課:商工部自動車・水素産業振興課 

直通:092-643-3448 

内線:3771,3779 

担当者:岩尾、西村 

 

〇このたび、県内物流事業者2社において、西日本初となるFCトラックの導入が決まり、商用運用が開始されることとなりました。これに先立ち、7月3日に県庁で出発式を開催します。出発式では、服部知事がFCトラックに試乗します。 

 

〇県では、令和4年(2022年)3月に「福岡県地球温暖化対策実行計画(第2次)」を策定し、2030年度の運輸部門のCO2排出量削減目標を「自動車1台当たり2013年度に比べ37%の削減」と設定しました。この目標を達成するには、走行時にCO2を排出せず、航続距離、燃料供給時間に優れたFCトラックの導入が必要です。 

 

令和3年度(2021年)には、県トラック協会やトヨタ自動車に協力いただき、 FCトラックの実用性や快適性、経済性等を検証する「FCトラック輸送実証」を実施しました。 

 

〇また、昨年(2022年)12月には、FCトラック先進拠点の構築を目指し、コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ株式会社(以下、「CJPT」:トヨタ自動車いすゞ自動車等が参画)との間で、「地域交通を含めた商用車におけるFCモビリティの普及に関する連携協定」を締結したところです。こうした中で、今回(2023年)FCトラックの商用運用が開始する運びとなりました。 

 

〇今回の導入を契機とし、今後さらにFCトラックの普及を促進し、物流業界におけるCO2排出量削減を目指すとともに、本県がFCトラックの先進拠点となり、成長分野である水素関連産業の集積を図っていきます。 

(続く)