嘉田代表が年内の分党方針示す、人事案で小沢氏と対立 日本未来の党
2012年12月26日(水)20:57
(産経新聞)
日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事は26日、同県庁で会見し、阿部知子副
代表を共同代表にする人事案をめぐって小沢一郎氏に近い旧「国民の生活が第一」出
身議員との対立が深まったことから、年内をめどに未来の分党に踏み切る考えを明らか
にした。嘉田氏と小沢氏の溝が決定的になったことで、未来は結党から約1カ月で存続の
危機を迎えた。
未来は、所属国会議員17人のうち、15人が旧生活出身で、旧国民新党出身の亀井静
香氏も離党方針を示していることから、分党すれば所属国会議員は阿部氏のみとなる見
込み。分党後は嘉田氏と阿部氏が共同代表に就任する。
嘉田氏は会見で、分党を余儀なくされたことについて、「自分のリーダーシップ不足がこ
のような事態を招いた」と陳謝したうえで、「人事案を認められなかったのが最大の原因。
小沢さんのグループとは平和的な分党の方法を探っている」と話し、近く小沢氏との共同
会見を予定していることを明らかにした。
一方、滋賀県議会は26日の本会議で、嘉田氏の国政政党代表と知事職兼務の解消
を求める決議案を賛成多数で可決した。同県議会で過半数を占める自民党県議団が提
案し、嘉田氏を支持する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」の会派を除く全ての会派が
賛成に回った。
決議に法的拘束力はないが、嘉田氏が未来分党後に共同代表に就任する意向を示した
ことで、議会側は反発を強めそうだ。
決議では、兼務について「県政運営に支障をきたすことが予想され、得られる効果よりも
県益を損ねることの方がはるかに多いと危惧される」と指摘。「職責の重大さをかんがみ
れば、兼務はおよそ考えられない」とした。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20121226583.html
小沢と嘉田は相当やりやったようだが、嘉田由紀子もやるんなら、滋賀県知事を辞職して
今回の衆院選に出馬すべきだったのである。そうでなければ国政の政党なんぞは(知事職
を兼務して)作るべきではない。滋賀県とはそんなにいい加減なものか、と思われてしまい
かねない。そういう意味で橋本徹も同じ穴のムジナで太陽の党との併合が無ければ、嘉田
由紀子と同じ憂き目に会ったものと思われる。だから都知事を辞めて国政に進出した石原
慎太郎氏の効果は相当あったものと思うよ、こんなことを言う者はそう居ないと思われるが。
結局生活が第一の小沢が、嘉田由紀子を追い出して未来の党を乗っ取る形で決着した。
未来分裂を陳謝=嘉田氏ら共同会見―小沢氏「目指す方向同じ」
2012年12月28日(金)21:22
日本未来の党から衣替えした「生活の党」の小沢一郎氏と森裕子代表、未来代表だ
った嘉田由紀子滋賀県知事は28日夜、大津市内で共同記者会見し、嘉田氏が生活を離
党し、新たに政治団体「日本未来の党」を結成することを発表した。嘉田氏は「国民の皆さ
んには本当に申し訳なくおわびする」と分裂に至ったことを陳謝。また、「私の力不足で小
沢氏の力を十分引き出せず、反省している」と語った。
小沢氏は「同じ方向を目指して今後も頑張っていくことに変わりない」と述べ、引き続き生
活と未来が連携していく姿勢を示した。
生活の所属国会議員は衆参合わせて15人。未来の国会議員は阿部知子衆院議員だ
けとなった。未来が政党要件を満たさず、政党交付金も支給されなくなったことに関し、生
活の森代表は「負担は全て私たちが負う。嘉田氏には身軽になっていただく」と述べ、生活
が衆院選にかかった費用などを全て負担することを説明。また、1月26日に生活の結党
大会を開くことを明らかにした。
[時事通信社] http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-121228X461.html
2011.11.27の大阪秋の陣では、大阪維新の会代表の橋下徹が大阪市長に、同幹事長
の松井一郎が大阪府知事に当選しているが、この地域政党は道州制などの地方自治の
拡大などを目指し、各政党を離党した議員が入党して、国政政党の日本維新の会
を2012.9.28に設立している。
橋本徹が代表、松井一郎が幹事長に就任したが、2012.11.17には石原新太郎の太陽の
党と合流している。この時点では石原慎太郎が代表に、橋本徹は代表代行、平沼赳夫が
国会議員団代表となる。
そして2012.12.16の第46回総選挙で54議席を獲得し国政第三党に躍進している。これ以
後のことは既に説明済みだ。
この結果日本維新の会は、憲法改正により自主憲法制定に重点を移している。中国によ
る尖閣諸島への侵略や朝鮮・韓国による日本固有の領土である竹島への不法占拠に対
処するためにも、早急な改憲や自主憲法制定が必要となっている。
今回の総選挙では「憲法改正」「国防軍保持」を掲げて戦った自民党が勝利し、安倍晋三
新内閣が誕生した。次は来年の参院選である。是非とも自民党と安倍信三内閣には公約
成就に向けて、頑張ってもらいたいものである。
そして各大臣の引継ぎも粛々と行われた。ただし例の「お馬鹿」な文科相の田中真紀子だ
けは空元気だったようだ。自分が野田内閣と民主党をぐちゃぐちゃにしたと言うのに、その
反省も無かったようだ。
「内閣に任せるとぐちゃぐちゃ」 引き継ぎで真紀子節
2012年12月27日(木)11:07
2度目の安倍内閣の発足から一夜明けた27日、新閣僚は各省庁で前閣僚と顔を合わ
せ、職務の引き継ぎを受けた。文部科学省では下村博文文科相が田中真紀子前文科相
から引き継ぎ書を受け取った。
田中氏は先月、原発事故で福島県双葉町から避難している子が通う埼玉県加須市立騎
西小学校を訪ねたことに触れ「被災者に対しては、できることをすぐ着手してほしい」と述
べた。「最優先でやりたい」と応じた下村氏に、「内閣に任せるとぐちゃぐちゃする。自分
の意思をばっと前に出して、すぐテーク・アクションを」と最後まで「真紀子流」の注文を付
けた。
職員へのあいさつでは、衆院選の落選を受けて「暮れと正月は、『老婆の休日』を楽しみ
たい」と語った。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/TKY201212270321.html
全く頓馬を絵に描いたような、とはこのことを言う。自分が「ぐちゃぐちゃ」にしておいて、そ
の責任を人に擦(なす)り付けている。これを多分「真紀子流」と言うのであろう。
この最たる例が3大学不認可騒動だった。このお陰で民主党への信頼は更に急降下して
いる。
【田中文科相不認可騒動】
田中文科相「心からおわび」も改革の必要性強調 政治責任は「国会審議で」
2012.11.9 10:38 [野田内閣]
閣議後の記者会見で、3大学問題の混乱について陳謝した田中真紀子文科相=平成24年11月9日、文部科学省(伊藤壽一郎撮影)
田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の新設をいったん不認
可と判断した問題で、田中文科相は9日、閣議後の記者会見で「関係者にご心配、ご迷惑
をかけ心からおわびします」と述べた。野党から罷免を含めた政治責任を追及する声が
出ていることについては「国会審議の中で進むと思います」と述べるにとどめた。
田中文科相は、不認可判断につながった大学設置認可制度改革について「議員立法で
やりたかったが、かなりのエネルギーと時間がいる。いろいろご迷惑をかけたし、混乱も
あったと言われれば、そうかもしれないが、やはり(認可の)権限を持っている中で発信す
ることの方が結果として良かった」と釈明。「ハードランディングと批判されるかもしれない
が、それを甘受しても、やはり見直さないといけない」と改めて改革の必要性を強調した。
7日に今回の騒動について「逆にいい宣伝になって4、5年間はブームになるかもしれな
い」と発言した真意については「応援して頑張ってほしいという思いがあった」と不適切だっ
たとの認識を示した。
田中文科相は2日、3大学の新設を認可しないと表明。反発を受けて6日に新基準で
再審査して判断すると転換したが、7日には不認可方針そのものを撤回、8日に正式に
認可した。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121109/edc12110910390001-n1.htm
(明日へ続く)