女々しいぞハリル、代表監督不適格(14)

やっぱりハリルホジッチ日本サッカー協会を提訴した。本日5.11(Fri)にそんなニューズが飛び交っているが、このブログの文章はすでに5月初めには書き終えているので、そのまま続ける。このことは後に出てくるが、既に予想して、そのように書いたあったのだか。・・・



日本を徹底的に研究してきた韓国に対して、あまりにナイーブすぎた。韓国は低い位置でブロックを形成し、縦に速く攻めてくるハリルジャパンがつけ入るスペースを消し去った。そのうえで日本がサイドに展開したときも、あるいは真ん中へ縦パスを入れたときも素早く潰し、さらに中盤におけるキーマン、井手口陽介ガンバ大阪)にマーク役をつけてきた。

 想定していた戦術がはまらなければベンチからの修正か、プレーする選手たちが機転を利かせる臨機応変が求められる。しかし、ハリルホジッチ監督は動かなかった。いつもならテクニカルエリアで怒り心頭のゼスチャーを見せる展開で、ベンチに座ったまま戦況を見つめている。

 2点のビハインドで後半を迎えても選手交代はなし。最初のカードは21分。井手口との交代で投入されたのは、攻撃系の選手ではなく、ボランチ三竿健斗鹿島アントラーズ)だった。リードされる展開でA代表戦デビューを果たした21歳は、「(出場は)予想していなかったですね」と苦笑いするしかなかった。

 指揮官は試合終了直後にも、思わず耳を疑うような言葉を残している。

相手が日本より強いことは、試合前からわかっていた。韓国のほうが格上であり、勝利に値する

 格上を相手にしたときこそ、真骨頂を発揮する指揮官ではなかったのか。緻密な分析で相手を丸裸にし、ストロングポイントを消し去る戦略を練り上げる。来年のロシア大会出場を決めた8月のオーストラリア代表戦のような戦い方は、最後まで顔をのぞかせることはなかった。

 ロシアの地で対戦するコロンビア、セネガルポーランドはいずれも日本より格上だ。FIFAランキング上では日本よりも下位の韓国に完敗し、この期に及んで「この大会を戦ったチームはA代表ではなかった」と言い訳を展開するようでは、指揮官の存在意義も問われかねない

 

 ピッチ上における自己解決力も発揮できなかった。動きを封じられた井手口が言う。

監督が要求している『前、前』というのを素直にやりすぎていて、ピッチ内ではもっと自由にできればいい形はできたと思う

 国際サッカー連盟FIFA)が定める国際Aマッチデー以外の開催となる今大会には、欧州組を招集できない。日本の場合はFIFAクラブワールドカップに出場した浦和レッズ勢も選外となった。けが人も続出したゆえに、ハリルホジッチ監督も「A代表ではない」と言及したはずだが、欧州組を呼べない条件は韓国も変わらない。

 だからこそ、欧州組との間に存在する差を詰めるチャンスだった。キックオフ前の青写真が崩れたとしても、それを補って余りある知恵と勇気を見せつける跡がなかったことが寂しい。

 「やっぱり欧州組がいないからと言われるのでは?」という問いに田嶋会長が首を縦に振る。

「結果的に見ると、いまおっしゃったことが当てはまってきてしまう。それが悔しくないのかと僕は思う。海外組がいなくても『俺たちでやれる』くらいの気持ちでやってほしかったし、それを示すいいチャンスであったにも関わらず、試合に負けたとか、そういうこと以前の問題なのが非常に悔しい」

 半年後に迫ったロシア大会の代表入りへ向けて、今大会は国内組にとってのラストオーディションとして位置づけられていた。連勝で何人かの選手たちは評価をあげたものの、画竜点睛を欠いた惨敗で再びゼロ、あるいはマイナスになった選手もいるだろう。

「ターゲットとなったこのゲームで判断できた選手がいたかどうかは正直、難しい状況になった」

 日本協会の西野朗技術委員長が力なく語った。表彰式で、そして場内一周でファンやサポーターから痛烈なブーイングも浴びせられた。2017シーズンを締めくくる一戦で見せつけられた国内組の純然たる現在地。後味の悪さとロシアへの不安だけが残った。

(文責・藤江直人/スポーツライター

https://news.goo.ne.jp/article/thepage/sports/thepage-20171217-00000001-wordleafs.html?page=2

 

田嶋会長 怒り心頭! 悪夢の大敗に「代表としての誇りを持っているのか」

    20171217 06:05 デイリースポーツ

f:id:altairposeidon:20180511220614j:plain韓国に惨敗し、うなだれる日本代表イレブン=味の素スタジアム

(デイリースポーツ)

 「サッカー・東アジアE−1選手権、日本1−4韓国」(16日、味の素スタジアム

 日本は韓国に1−4と完敗し、2勝1敗の勝ち点6で2位に終わった。韓国は2勝1分けの同7とし、大会初の2連覇で4度目の優勝。大会最優秀選手には韓国のMF李在城が選ばれた。

 大敗に怒り心頭だった。日本サッカー協会田嶋幸三会長(60)は「ひと言、情けない。がむしゃらになって取り返しにいく、代表としての誇りを持っているのか」と矛先を選手に向けた。「久々にこんな試合を見た。3点差での敗戦は記憶にない」。6月のW杯アジア最終予選イラク戦で引き分けた際にも怒りを口にしたが「次元の違う情けなさ」とバッサリだ。

 引き分ければ優勝という状況。「W杯でも勝ち点1を取りにいかなきゃいけない。日頃出せないものをW杯では出せない」と言う。収穫を問われ「ダメな選手が分かるわけですから」と最後まで厳しかった。

https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/sports/20171217027

 

 

これでは代表監督が務まる筈もない。「相手が日本より強いことは、試合前からわかっていた。韓国のほうが格上であり、勝利に値する」などと、対戦相手を褒めるにも言葉を選ぶ必要があると言うものである。この物言いは、自身の立場をわきまえていないに等しい。これでは日本チームの代表監督は務まらない。早々に解任されて当然ではないか。日本サッカー協会田嶋幸三会長(60)は怒り心頭であった。

 

 

セルジオ越後氏、ハリル監督発言に疑問「解任おかしくない」

    2017.12.17 12:43

 

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セルジオ越後

(サンケイスポーツ)

 サッカー解説者のセルジオ越後氏(72)が16日夜、テレビ東京系「追跡LIVE! SPORTSウォッチャー」に生出演。宿敵・韓国に4失点と屈辱的敗戦を喫した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の試合後のコメント内容に疑問を呈した。

 東アジアE−1選手権最終日は同日、東京・味の素スタジアムで男子の最終戦2試合が行われ、日本は韓国に1−4と完敗。2大会ぶり2度目の優勝を逃した。前半3分にFW小林悠(30)=川崎=の2戦連発となるPKで先制したが、その後立て続けに失点。ホームで韓国に3点差以上で敗れたのは1954年以来、実に63年ぶりの屈辱となった。

 セルジオ氏は、試合後にハリル監督が「日本より強いことは試合前から分かっていた」とのコメントを残したことに、「試合に負けて『今日は良い日じゃなかった』って言うのは普通ですけど、前の日から『相手の方が日本より強かった』って言う監督は、僕はもうチームの指揮を執るっていう権利はなくなったと思うんです、この瞬間に」とピシャリ。その理由について「『韓国が日本より強い』って認めてるなら、(来年6月開幕のロシア)ワールドカップ(W杯)の3相手が韓国よりはるかに強いんですよ。だから、ハリル監督は『戦えない』ってことを自分で宣言してしまったんですね。選手の立場に立ったら、上司として、ついていけないっていうことを言ってしまっているんですね。これだけで解任してもおかしくはないんじゃないかなと思います」と辛口の言葉を並べた。

 さらに「(2007年に)オシムが倒れたときに岡田監督も(代表監督を)やったから、別に珍しくないです。これは協会の宿題です」ともつけ加えた。

https://news.goo.ne.jp/article/sanspo/sports/sanspo-jpn1712170011.html?fr=topmynews

 

 

これを契機に201847は、代表監督解任だ。このように批判が続けばこれは当然の帰結ではないのかな。もっと早い段階で結論を出すべきであった。協会の責任といわれても、致し方ないことであろう。

ハリルホジッチを選んだのも日本サッカー協会であれば、合わなければ当然首を切るのも日本サッカー協会だ。

(続く)

女々しいぞハリル、代表監督不適格(13)

そして2017闘莉王はもっと厳しい見方をしている。ハリルホジッチのやり方は日本の文化や日本人の心の在り方にあっていないと、見事喝破している。小生もそう感ずる。

 

 

闘莉王ハリルホジッチ監督をバッサリ「理解できない部分ある」

2017.05.22.

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 元日本代表でJ2京都のDF田中マルクス闘莉王(36)が21日、テレビ東京系のスポーツ情報番組「追跡LIVE!SPORTS ウォッチャー」に生出演し、日本代表のハリルホジッチ監督をバッサリ切り捨てた

 ハリルホジッチ監督の采配ぶりについて問われると、「ちょっと理解できない部分がある」と明言。「海外、国内関係なく、結果出している選手を呼んでほしいなと思う」と話し、海外勢を重視するハリル監督の選考方法に苦言を呈した。

 さらには、「日本人の良さを引き出すには、日本人の心、文化を分からなきゃいけないんで、そういうところがちょっと欠けているんじゃないかなあ」とその采配に疑問を呈した。日本代表監督については「長年、日本にいて仕事している人であれば、おそらく文化の違いを把握して、どういうことをすれば選手の良さを引き出せるかというヒントを持っているのでは」と持論を展開した。

 理想の監督を問われると、2006年から日本で指揮を執り続けているJ1浦和のミハイロ・ペドロヴィッチ監督の名を即答。「サッカーの戦術的なところも素晴らしいし、日本人に合っていると思う。能力に頼らず、戦術的なところで(相手を)崩していくところが優れている監督だと思います。1対1の強さとか、個人的なところで外国と差が出てしまう。そういうところを戦術的にカバーするというところで、最も合っているんじゃないかな」と、高く評価した。

 また、代表に呼んでもらいたい選手として、G大阪・MF遠藤保仁とFC東京・大久保嘉人のベテラン2人を挙げると、特に大久保嘉については「正直、何で呼ばれないか、分からない。ずーと結果出しているし、(FWとして)日本一危険な選手なのに」と首をひねった。

 

https://www.daily.co.jp/soccer/2017/05/22/0010211828.shtml

 

 

そして2017.12.16の韓国戦の惨敗である。この負け方は実に63年ぶりの大敗だそうだ。

この結果に、ハリルホジッチは何と言うのであろうか。

 

 

韓国戦の屈辱惨敗で露呈したW杯全員落第とハリルの限界

  2017.12.17.. 05:29THE PAGE

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 ライバル韓国に惨敗してハリルホジッチ監督の表情もさえない(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

(THE PAGE)

 絞り出すように発せられた第一声に、怒りと失望感が凝縮されていた。韓国代表に1‐4の惨敗を喫し、EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会優勝を逃してから数十分後。日本サッカー協会田嶋幸三会長(60)が、ファンやサポーターの心情を代弁するように切り出した。

ひと言、情けない

 味の素スタジアム16日に行われた最終戦北朝鮮、中国両代表に連勝している日本代表は、11分けの韓国と引き分けても2大会ぶり2度目の優勝が決まる状況だった。

そして、前半の開始早々にFW伊東純也(柏レイソル)がPKを獲得。FW小林悠川崎フロンターレ)がゴール左隅に決めて幸先よく先制したものの、勝たなければ優勝できない韓国に直後から試合を支配される。

「我々は1点目を取ってから、プレーが止まってしまった。パワー、瞬発力、テクニック、ゲームコントロールすべての面で韓国が日本を上回っていた。相手を称えるしかない

 自他ともに認める負けず嫌いのヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、試合後の公式会見で淡々と白旗を上げるほどの惨敗。韓国に4失点以上を喫した敗戦は19796月の定期戦(ソウル)以来となるが、ホームとなると初対戦だった19543月のワールドカップ・スイス大会予選で1‐5で一蹴されて以来、実に63年ぶりとなる。

自身が生まれる前にまでさかのぼらないと見当たらない、まさに屈辱的な90分間田嶋会長の怒りは収まらなかった

「試合に負けることも、デュエル(11を表すフランス語)で負けることも悔しいけど、その後にがむしゃらに取り返しにいく行動が(なかった)。日本代表選手としての誇り、といったものをもっているのか。アジア最終予選で上手くいかなかったことなど、(ワールドカップ出場決定まで)いろいろとあったけど、そんなこととは次元が違うくらいの情けなさです」

(続く)

女々しいぞハリル、代表監督不適格(12)

先ずは2015の記事から。

 

柱谷哲二氏激怒「監督は日本代表をなめている」

[201586751分 紙面から]

 東アジア杯第2戦で日本(FIFAランク50位)は宿敵韓国(同52位)と1-1で引き分け。逆転負けした初戦の北朝鮮と合わせて勝ち点1にとどまり、最下位に転落、9日の中国との最終戦を前に連覇の可能性が消えた。

 元日本代表主将の柱谷哲二氏(51)が怒った。闘将と呼ばれ、90年代前半の日本代表を引っ張った同氏は5日、横浜市内の自宅で日韓戦をテレビ観戦した。「若い選手たちがチャンスをもらったのに、必死さが感じられなかった。もっと死ぬ気で走らないと。日本代表というものは、先輩たちが積み重ねたもので、今の代表はその重みを感じないといけない」と厳しかった。

 怒りの矛先をハリルホジッチ監督にも向け「試合後に相手が自分たちより(フィジカルが)上だと言ってるけど、日本代表をなめた発言だ。戦う気持ちが感じられないし、戦う前からこの考えだと勝てるわけがない。もっと選手たちを必死にやらせていれば、韓国にフィジカルで負けないはずだ」と話した。柱谷氏は今年6月、約4年半率いたJ2水戸の監督を退任した。

https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1518634.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=20180324-00158437-nksports-socc

 

 

次はその1年後の2016の記事。

 

ハリル監督は選出も起用法もデタラメだ

20161012758分 紙面から

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セルジオ越後「ちゃんとサッカーしなさい」

セルジオ越後(せるじお・えちご) 1945年7月28日、サンパウロ生まれ、日系2世。18歳で名門「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍しブラジル代表候補にも選ばれる。72年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多い。


<W杯アジア最終予選:オーストラリア1-1日本>◇B組◇11日◇メルボルン

 引いて守って、ワンチャンスで1点は奪ったけど、対等には戦えていないね。アウェーだとしても、オーストラリア戦でこんなに引いて守った日本は初めて見た。いわゆる「弱いチーム作戦」ですか。プライドを捨てて、引いて守ってカウンターを狙うという、岡田監督の時のW杯南アフリカ大会を思い出したよ。

 ただ右の小林も足を痛めたし、左の原口とともに両サイドに負担をかけたね。カウンターのチャンスがあっても長い距離を走らなければならないんだから。アウェーだから負けるよりはいいけれど、アジアの横綱同士の戦いではなかった。こんな戦い方でW杯に出たら勝つのは無理。アジアも勝ち抜けるか分からない。

 ケガ人だなんだと言って台所事情が良くないのは分かる。だけどハリルホジッチ監督が今の日本を見て、このサッカーしかないと考えているのなら、日本のサッカーはこの世代で終わってしまう。そうしたら復活するのにしばらく時間がかかるだろうね。

 監督はちゃんと選手を見ているのだろうか。選んでいる選手と使い方がデタラメだ。清武の代わりに香川を入れたのはどういう意味か。香川を守備中心に使うとは思わなかった。最後も1-1でドリブラーの斎藤ではなく丸山を起用した。しかもデビュー戦で自分のポジションじゃないところで。試合を通じて、日本のサッカーが何なのか、まったく分からなくなってしまったよ。(日刊スポーツ評論家)

https://www.nikkansports.com/soccer/column/sergio/news/1723178.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=20180324-00158437-nksports-socc



そして、香川真司もこの戦いに対しては、相当批判的であった。次の記事を読めば、そのことがよくわかる。

 

 

香川不満「面白くない戦い方かも」 豪州戦“ハリル流”カウンター戦術で輝けず

2016.10.13

香川不満09576445

 サッカー日本代表は12日、メルボルンで11日に行われたW杯アジア最終予選のオーストラリア戦を1-1で終えて空路帰国し、各所属クラブに戻った。日本はけが人続出など不測の事態に見舞われながらドローで勝ち点1をもぎとり、他カードの結果で同組3位に浮上。ただ、2戦ぶりにトップ下で先発したMF香川真司(27)=ドルトムント=はカウンター戦術の中で輝けずじまい。同組首位のサウジアラビアと対戦する第5戦に向け、臨機応変に“ハリル流”と“日本流”を使い分ける必要性を説いた。

 香川の表情は敗者のように曇っていた。あえて相手にボールを持たせて逆襲を狙ったオーストラリア戦を「面白くない戦い方かもしれないけど…。まず最終予選を突破しなきゃいけないので」と受け入れつつも、はっきり不満を口にした

 「(攻撃は)カウンターしか道筋がなかった。オーストラリアというアジアの中でいいチームに対しても、もっとやらなきゃいけない。そういう意味では物足りなさをすごく感じる」

 パスサッカーを完全に捨てた。アジア・サッカー連盟(AFC)のデータでは日本のボール支配率は35%。ハリルホジッチ監督は「わざとポゼッション(ボール保持)させた」と言い、狙い通りの速攻で前半5分に先制。敵地で、しかもボールをつなぐ相手に対し効果的な戦法だったことは間違いない。

 10年W杯の岡田ジャパンは、守備的布陣で16強に入った。ただ、岡田ジャパンが世界の強豪に用いたような戦術を、今回はアジアで実践した。香川は「W杯だったり、ヨーロッパのチームと戦う上では、こういう戦いになるけど…」。明らかに納得していなかった。

 ハリル流の「縦に速く」が形になる一方、ポゼッション力は低下。イラク戦(6日)はロングボールを多用して乱戦を招いた。ボール保持率を上げ、失点のリスクを減らす日本流の精度も、アジアで安定して勝つためには取り戻す必要がある

 何より、ハリル流だけでは、スペースがなくても巧みなパスワークなどで打開していく香川、FW本田(ACミラン)、MF清武(セビリア)らの長所が生かしにくい。主将のMF長谷部(Eフランクフルト)は「オーストラリアとホームでもこの戦い方をやるかと言ったら、やらないかなと思う」と話す。次戦・サウジ戦で「必ず勝たなきゃいけない」と誓った香川。日本らしい遅攻も織り交ぜる中で背番号10も再び輝きを取り戻すはずだ。

https://www.daily.co.jp/soccer/2016/10/13/0009576444.shtml

(続く)

女々しいぞハリル、代表監督不適格(11)

ハリル監督“海外逃亡” W杯まで残り3ヵ月もまだテスト、視察理由に欧州滞在…

zakzak   2018/03/29 17:25

 

 日本で批判の集中砲火を浴びることをおそれての“海外逃亡”ではないか。ベルギーのリエージュで行われた『サッカー・キリンチャレンジ杯』で27日、日本(FIFAランキング55位)は、ウクライナ(同33位)に1-2で敗れた。6月14日のW杯ロシア大会開幕を控え、今月23日のマリ戦に続きW杯本戦出場を逃した国に1分け1敗。「今からでも遅くない。解任しろ」との極論まで噴出する中、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は日本に帰国せず、海外組視察を理由に欧州に滞在するという。(夕刊フジ編集委員久保武司

 「よかった点を探すのは難しい」。長谷部主将(フランクフルト)が絞り出した言葉が、ハリルジャパンの深刻な現状を物語っている。

 4日前のマリ戦で引き分けた後、ハリル監督は「ベストメンバーで挑む」と宣言してスタメン8人を入れ替えた。司令塔のMF柴崎(ヘタフェ)は昨年9月以来の代表復帰で、右FWの本田(パチューカ)は約9カ月ぶりの代表スタメン。ただ、これがベストメンバーだとすれば、これまで本田を外して積み重ねてきた試合は何だったのかと疑問が湧く。1トップには、国内組きってのお気に入りのFW杉本(C大阪)を起用した。

 しかしこの日も、ハリル監督の指示は「縦に速く」の一点張り。イレブンはDFラインを上げ、ボールを奪ったら即、前へ送るという戦術を愚直に繰り返したが、決定力不足は相変わらず。ハリル采配にもそれを打破する「引き出し」がなかった。

 前半21分には、DF植田(鹿島)に当たった相手のシュートがオウンゴールに。同41分には、柴崎のFKにDF槙野(浦和)が頭で合わせて同点に追いつくという展開。ここで、後半11分に杉本に代わってFW小林(川崎)、同20分に本田に代わりFW久保(ヘント)が投入された。

 本田は試合前「最後のところで仕留める場面を数回出さないといけない」と意気込んでいたが、結局この日は仕留め役でなく、守備で手いっぱいだった。皮肉にもこの本田の交代から4分後に失点し、以降守備陣はばたつくばかり。

 同34分に柴崎に代わった初招集の中島(ポルティモネンセ)が、マリ戦での初出場初ゴールに続いて奮闘したのがせめてもの収穫。後半ロスタイムに壁の右をすり抜ける絶妙のFKを放って見せ場をつくったが、相手GKの好セーブに阻まれた。

 試合後、ハリル監督は、「(このベルギー遠征に)レギュラーで呼べなかった選手もいる。W杯ではよりよいイメージの日本代表を見せられると思う」とコメントした。W杯まで3カ月を切ったこの期に及んでなお、まだテストを重ねるつもりなのだ。

 とにかく、戦術の引き出しの少なさ、事ここにいたってもメンバーが固定されない優柔不断さは、とても見ていられない。

 この遠征に参加した日本国内組は29日早朝に帰国するが、ハリル監督は「できる限り情報を集めたい」と外国人スタッフとともに欧州に残留して海外組の視察を行う

 ハリル監督は昨年12月24日に離日して休暇をとり、今月2日に再来日したばかり。「代表候補の選手たちの試合はすべてみている」と話しているが、ほとんどはスタッフを現地に派遣し、自分はビデオで確認する形をとっている。Jリーグ軽視の傾向は相変わらずで、各クラブとの関係も決して良好とはいえない。

 海外組の視察と銘打っても、故障を抱えるDF吉田(サウサンプトン)、MF香川(ドルトムント)の回復具合を確認するくらいしか、やることはないだろう。

 

 

 次の再来日は、5月30日のガーナ戦(日産ス)、翌31日のW杯最終メンバー発表の直前になりそう。この時期に指揮官が国内に不在では、W杯本大会へ向けたムーブメントも盛り上がらない。

 選手との関係も冷え込んでいる。マリ戦後、「縦に速く」と繰り返すハリル采配に、FW大迫(ケルン)らが「それだけでは勝てない」と疑問を投げかけると、指揮官は激高。ミーティングで「外部へ発言するな」と箝口令を敷いた上、「私は日本人だ!」と絶叫したという。

 日本国内で「どうせW杯で惨敗しても、監督は日本には来ないでフランスの自宅に帰るだけ。残された日本代表はそのあとが大変なのに」と冷ややかな声が上がっていることを、意識したのかもしれない。

 最後の劇薬があるとすればハリル解任だが、西野技術委員長は「現状はこの体制でいく」。日本協会にそれを敢行する度胸はなさそうだ。4年に1度のW杯に向けて、あとは座して“死”を待つだけなのだろうか。

http://www.zakzak.co.jp/spo/news/180329/spo1803290007-n1.html

 

 

これでは選手、コーチ、協会の信頼が薄れても仕方がない、というよりも信頼が完全になくなってしまってもおかしくない状態ではないのかな。

 

そんなことが、ハリルホジッチ監督には、わからない筈がないのではないのか。だから監督失格なのである。

 

そのことが十分にわかっているために、日本には帰らずにフランスの自宅に引きこもるのだと、小生には思われる。だから代表監督不適格なのである。

 

我々素人にはわからなかったものであるが、玄人筋では当初からハリルホジッチに対しては批判的な意見が多々あった様だ。

(続く)

女々しいぞハリル、代表監督不適格(10)

このことは、ちゃんと戦績にも表れている。

 

2017.10香川真司が監督と口論し、代表落ちした201711月以降の戦績を列挙してみよう。

 

2017.10.10 国際親善試合 対ハイチ 3×3引き分け 横浜

2017.11.10 国際親善試合 対ブラジル 1×3 で負け リール(仏)

2017.11.14 国際親善試合 対ベルギー 0×1 で負け ブリュージュ(ベルギー)

2017.12. 09 東アE1選手権 対北朝鮮 1×0 で勝利 味の素スタジアム 

2017.12.12 東アE1選手権 対中国 2×1 で勝利 味の素スタジアム

2017.12.16 東アE1選手権 対韓国 1×4 で負け 味の素スタジアム

2018.03.23 国際親善試合 対マリ 1×1引き分け リェージュ(ベルギー)キリンチャレンジ

2018.03.27 国際親善試合 対ウクライナ 1×2 で負け リェージュ(ベルギー)カップ杯

 

さすが北朝鮮と中国の格下にはかろうじて勝つことが出来たが、他の試合は完全なボロ負けと言ってもよい負け方であった。これでは、選手たちからも文句が出る筈である。海外組の入った試合は、5戦未勝利となっている(2017.10.10のハイチ戦3×3のドローを含む)。

 

しかも文句を言えば次は使ってもらえないという状況でありながら、選手たちは不満をぶちまけたのであった。

 

 

【ハリル解任の真実】「意見言えば呼ばれなくなる」“強権政治”に選手の不満爆発寸前

2018/4/10() 5:03配信

スポーツ報知

【ハリル解任の真実】「意見言えば呼ばれなくなる」“強権政治”に選手の不満爆発寸前

15年、イラン戦で日本代表イレブンと一緒にピッチへ入るハリルホジッチ監督

 日本サッカー協会は9日、都内のJFAハウスで会見を開き、田嶋幸三会長(60)が今月7日付でのバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の解任と、西野朗技術委員長(63)の新監督就任を発表した。西野氏の契約は6月14日開幕のロシアW杯まで。日本協会は、選手との信頼関係が崩れた監督を更迭するという大ナタを振るい、約2か月後の本大会に挑むことになった。スポーツ報知では「ハリル解任の真実」と題した緊急連載で解任劇を検証する。

【写真】ハリルホジッチ前監督の経歴
http://www.hochi.co.jp/soccer/garticle.html?id=20180409-OHT1I50045
 チームは常に“空中分解”の危険性をはらんで歩んできた。「監督と選手は意見をぶつけ合ってきたがギャップは埋まらなかった。それを協会が判断したんだと思う」とある選手は明かす。ハリル監督と選手の間にできた溝は埋まることなく、W杯開幕まで残り2か月と迫った時点でハリル・ジャパンは消滅した。就任以降、体脂肪率12%以下を厳命するなどの管理主義と、単調な戦術を繰り返す指揮官に対する選手たちの不満が、解任の引き金となったのは明らかだった。

 転換点はいくつかあった。最初は2017年6月、W杯アジア最終予選イラク戦に向けたイラン・テヘランでの合宿中の出来事。積極的な意見を求めるハリル監督の部屋のドアをノックしたのはFW本田圭佑パチューカだった。関係者によれば、本田は監督の選手起用や戦術などを確認し、自身の考えを口にしたところ指揮官も応酬。激しい意見のぶつけ合いは約2時間に及び通訳が疲弊するほどだった。時期は不明だが、FW岡崎慎司(レスター)も直接、監督と議論した。結果、両者はポジションを失い、代表から声がかかることがなくなった。ある選手は「意見を言った選手が代表からいなくなることもあった。意見は聞いてくれるけど何かが変わることはなかった」。別の選手は「意見を言えば呼ばれなくなる。監督の言うことをやるしかない」。“強権政治”は選手にとって大きなストレスとなった。

 17年12月には一部の選手たちから協会に対して進退を問うべきとの声も上がった。「海外組で監督の言うことを聞く選手はほとんどいなかった」とある主力選手。ベテラン選手が場を収め“クーデター”は未遂に終わったが、怒りはくすぶり続けた。

 そして3月のベルギー遠征が決定打となった。W杯を約3か月後に控えた段階でも選手選考を繰り返し、格下マリには1―1。縦一辺倒の攻撃に加え、突然のロングボール多用など内容も乏しく、ミックスゾーンで公然と手腕への批判を口にする選手も出始めた。ベテランだけではなく、中堅選手すらハリル監督にかみつくこともあった。悪い流れを変える最後のチャンス―。このままW杯に突入するのは不可能だと考えた一部の選手たちが音頭を取り、話し合いの場を設けようとした。直前になって中止となったが、協会幹部は選手たちの爆発寸前の不満を再確認。良くも悪くも自分の考えを曲げることの少ないハリル監督からの歩み寄りを難しいと判断し、前代未聞の解任劇へとつながった。(特別取材班)

 ◆バヒド・ハリルホジッチ 1952年5月15日、ボスニア・ヘルツェゴビナ生まれ。65歳。旧ユーゴスラビア代表FWで82年スペインW杯出場。82~83年、84~85年にフランス1部ナントで得点王に輝き87年に現役引退。97年ラジャ・カサブランカ(モロッコ)の監督に就任し、アフリカクラブ王者。2008~10年にコートジボワール代表監督。11年からアルジェリア代表を率いて14年ブラジルW杯で同国初の16強。同年7月にトルコ・トラブゾンスポルの監督に就任し同11月に退団。15年3月に日本代表監督就任。

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180410-00000052-sph-socc

 

 

しかもだリエージュでの決定的な敗戦の後、ハリルホジッチ監督は日本でチームの立て直しに専心するかと思いきや、海外組を視察する口実でフランスの自宅へ(?)帰ってしまった。

W.Cupロシア大会はあと3ヵ月しかない、それでもまだ選手選びなのか。少し前の記事となるが、ご一読願う。

(続く)

女々しいぞハリル、代表監督不適格(9)

ハリル解任、背景に本田圭佑5人からの「直訴メール」

2018/4/11() 16:57配信

デイリー新潮

ハリル解任、背景に本田圭佑ら5人からの「直訴メール」

W杯直前の解任

 きっかけは“五人のサムライ”がしたためた“斬奸状(ざんかんじょう)”だった――。

 9日、サッカー日本代表の指揮を執っていたハリルホジッチ監督の電撃解任が発表された。

 会見を行った田嶋幸三日本サッカー協会会長は、解任理由について、

「選手たちとのコミュニケーション信頼関係が薄れていた」

 と繰り返した。

「具体的な事例や選手名については言及を避けましたが、はっきり言って、最後はほぼ全選手が監督に不満を抱いていました

 と大手紙サッカー記者が明かす。

 ハリル監督が最後に指揮を執ったのは3月の欧州遠征。23日マリ戦は、後半アディショナルタイムに同点に追いつくという、限りなく負けに近い1‐1のドロー。27日のウクライナ戦に至っては1‐2で完敗を喫したわけだが、

「不甲斐ない結果もさることながら、試合後、選手たちが口々に監督への不満をぶちまけ、ほとんど内部崩壊状態でした」(同)

ハリル解任、背景に本田圭佑ら5人からの「直訴メール」

本田圭佑

 たとえば、FW大迫勇也はマリ戦後、「縦に速い攻撃だけじゃ……」と戦術の拙さを指摘した。とりわけ辛辣だったのはDF昌子源で、具体的なシーンを挙げて監督の指示の不可解さをあげつらった。大迫も昌子も監督に見出された“ハリル・チルドレン”というべき存在なのだが……。ちなみに、二人とも次戦ウクライナ戦の出場機会はなかった

「ハリル監督は、自分がどう思われているかに過敏で、あらゆる記事を翻訳させて読み込んでいて自身に批判的な発言をした選手は試合に使わない、招集しないという恐怖政治を敷いていました監督に直接モノを言った選手はもちろんアウト。やはり“チルドレン”だったFW乾貴士も、合宿中に監督に苦言を呈したために、3月の遠征に招集されませんでした」(同)



会長に直訴メール

“ハリル・チルドレン”がこの有様なら、かねてより代表入りしていた古参、つまりFW本田圭佑MF香川真司らは言うに及ばずだ。

 ここで昨年10、欧州遠征を控えた直前合宿に時計の針を巻き戻してみよう。

「実は合宿中、香川が監督と言い争う“事件”が起きたのです。部屋の外まで響き渡る激しさでした」

 と協会幹部が明かす。

ビッグマウスの本田ならともかく、普段は温厚な香川が感情を露わにしたことで、チーム全体に動揺が広がってしまいました」

 お約束通り、翌月の遠征で香川は代表落ちの憂き目に。だがこのとき盟友から絶妙な“パス”が回ってきた。

「既に代表落ちしていた本田が、田嶋会長の個人アドレス宛てに連名で“監督解任”を請うメールを送ろうと持ちかけてきたのです。他にも乾、FW岡崎慎司DF吉田麻也が“連判状”に名を連ねました」(同)

 主に欧州リーグで活動し、代表でも主力を担ってきた5人が、監督任命権を持つ会長に直訴したのである。

 会見で田嶋会長は、

「選手たちの話だけで(解任を)決めたわけではない」

 と述べた。協会も、

ハリルホジッチ監督の解任を求めるような内容のメールを選手らから受け取った事実は一切ありません」

 と否定するのだが、彼らが解任の原動力だったことは隠しようのない事実だ。

 W杯本番まであと2カ月余。誰もが危機を喧伝するが、連判で斬奸状を出すほどの反骨心と団結力があるチームだ。あながち状況は悪くないかもしれない。

週刊新潮2018419日号 掲載

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180411-00540640-shincho-socc

 

 

 

ハリル監督は、自分がどう思われているかに過敏で、あらゆる記事を翻訳させて読み込んでいて、自身に批判的な発言をした選手は試合に使わない、招集しないという恐怖政治を敷いていました。監督に直接モノを言った選手はもちろんアウト。・・・・・」というような監督方法、独裁的なやり方ではうまくゆく筈がない。

(続く)

女々しいぞハリル、代表監督不適格(8)

ここではどうしても、勝たなければならなかったのである。とは言うものの、結果を見ているから言えることではあるが、それでも本番に弱いと言えるのではないのかな。

 

日本での場合は、コートジボワールの時とは少し事情が異なる。

 

ハリル電撃解任を仕掛けた更迭直訴状と“リエージュの夜闘”

2018.04.17 07:00

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【W杯まであと2か月という時期になぜ?(時事通信フォト)】

  

 サッカーW杯イヤーの監督解任は過去にも複数例があるが、いずれも良い結果を残せていない。ロシア大会本番2か月前の指揮官交代は世界でも例がない。解任の理由は実に抽象的だった。とりわけ「ロジカル(論理的)な判断」が口癖の指揮官にしてみれば、理解不能に聞こえたに違いない。

選手とのコミュニケーションや信頼関係が多少薄れてきた

 日本サッカー協会田嶋幸三会長は、49日の緊急記者会見でヴァヒド・ハリルホジッチ監督解任の理由をそう説明した。しかし、それ以上の具体的な理由を挙げることはなく、関係が薄れた選手が誰だったかも明言しなかった。異例の更迭劇の裏では選手と監督、そして協会の三つ巴の“攻防戦”が繰り広げられていた。

 3月のベルギー遠征時、1-1で何とか引き分けたマリ戦(23日・リエージュ)の夜──。

 W杯不出場国相手にドローに持ち込むのが精一杯だったことに危機感を覚えた選手たちは、その日の夜、戦術を修正するためのミーティングをハリル監督に訴えた。この遠征では代表歴が浅い選手も多く招集されていたため、ミーティングには選手間の理解を深めるという狙いもあった。

建設的な提案”だけに選手たちは当然了承されるものと思っていた。ところが、指揮官は首を縦に振らなかった

 

 マリ戦直後、選手らは「縦に速い攻撃だけでは……」(FW大迫勇也)、「(監督は)前へ蹴れ、蹴れと言っていたが、そんなに全部蹴れない」(MF・山口蛍)などと記者らに戦術への不満を口にしていた。それを聞いたハリル監督は、「外部への発言はよくない」と怒りを露わにした。

 そんなシーンの直後に要求されたミーティングをハリル監督が拒否したのは、選手の“発言の場”を奪う意味もあったのかもしれない。少なくとも何人かの主力選手はそう受け止めたことだろう。

 この“リエージュの夜闘”が解任への決定打となったと見られているが、主力選手の一部と監督の亀裂は、その前から埋めることができないほど広がっていた

 端緒を開いたのは、長らく代表の10番を背負ってきた香川真司だった。サッカー協会関係者が明かす。

「昨年10月のニュージーランドとの親善試合後、香川がハリルの部屋に赴いて、戦術転換を直談判したんです。香川は丁寧にパスを繋ぐサッカーを理想としていて、カウンター主体の監督のサッカーと合わなかった。2人の議論はどこまでも平行線で次第にハリルがヒートアップし、怒号がホテルの廊下に響き渡った。そして、香川は11月の欧州遠征に招集されなかった

 選手の反乱は連鎖していく。日本は1216東アジア選手権韓国戦で1-4の大敗を喫した。ここで動いたのが複数の主力選手たちだった。協会関係者が続ける。

 

「韓国戦の結果を受けて、本田圭佑ら選手数人がハリルの戦術に対して意見を出し合ったそうです。“このままじゃW杯で1勝もできずに終わる”といった意見が集まり、それを集約して協会に伝えることになったそうです

 だが、そんな“直訴状”が実を結んだ形跡はなかった。協会関係者はこんなことを話す。

「田嶋会長が緊急会見で、昨年末の韓国戦後にもハリル監督の解任について『議論を交わした』と説明していますが、この話は選手の耳にも届いていたのではないか」

 その後も、選手とハリル監督の関係は改善されなかった。選手たちにとっては協会が代表監督を制御できていないと映った。その鬱憤が積もっていった末に“リエージュの夜闘”を迎えた。

週刊ポスト2018427日号

https://www.news-postseven.com/archives/20180417_667272.html?PAGE=3

 

 

日本代表メンバーが結束して、協会に監督に対しての意義を申し立てると言う事は、前代未聞のことではないのかな。この件を見ても、ハリルの異常なやり方・監督方法がわかると言うものではないのかな。

 

監督と言うよりも、独裁者と言うか選手を奴隷に等しい扱いをしているようではないのか。

 

日本代表メンバーから日本サッカー協会へ「直訴状」ならぬ「直訴メール」が送られることとなったのである。これは余程のことである、選手たちは相当腹に据えかねていたもののようである。

 

これでは何のためのワールドカップなのか、わかったものではない。ハリルホジッチ監督の下では、無残な負け方を世界に示すだけのワールドカップとなったことであろう。

(続く)