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続・次世代エコカー・本命は?(78)

1. ドライバーがDVDを鑑賞していたらしい。→→だから前方を見ていなかった。しかし常にドライバーが監視していなければならないと言う事なので、あくまでも運転支援で自動運転ではない。

2. 直進車があるのに、なぜトレーラーは左折したのか。→トレーラーの運転者の過失。反対に左折の車に衝突するかの判断をするアルゴリズムも、自動運転には組みこまれている筈。


3.
太陽光によりトレーラーの白い側面が反射して、人間がトレーラーを認識出来なかった。→そんな眩しさではないのでは。DVDを見ていたので前方不注意であるが、認識できないのであれば、即座にドライバーにそれを知らせ自動運転をやめるべきである。
あるいは、認識出来なかったのではなくて、大きな立て看板と認識して自動車とは認識していなかったと言う間違いをしたと言う見立てもある。


4.
太陽光によりトレーラーの白い側面が反射して、カメラもトレーラーを認識出来なかった。
→車両を横から見た形状は面積が大きすぎて、車両と認識する対象となっていなかった。この解決には、ハードもソフトも機能を大幅に向上させる必要がある。


5.
ミリ波レーダーはなぜ役に立たなかったのか。→大きな面積の物体の反射波は車両とは認識
しないことになっている。誤認識を避けるためである。この解決には、ハードもソフトも機能を大幅に向上させる必要がある。

 

 

と言ったところが、この論考の要旨であると思うが、かなり「システムの限界」を露呈した事故であることが判る。だから「Autopilot」(自動操縦)なる名称が、ドライバーにあらぬ安心感をあたえてしまっていることをテスラは反省する必要があろう。

 

だからそのものずばり「LevelPilot」とか「Semi-dangerous Pilot」とかにする必要がる、と言ったのである。

 

 

それでも、このテスラの自動運転機能としての「オートパイロット」の他に、「オートレーンチェンジ」と「オートパーク」機能があり、手放し運転の魅惑にかられると言う。

 

それからミリ波レーダーの他に、超音波レーダーも備えているようだ。

 

 

テスラで手放し運転の誘惑に駆られる
クルマのうんテク

最新の自動運転機能はここまで来た

201622日(火)

鶴原 吉郎

ソフトウエアアップデートによって自動運転機能が追加された米テスラ・モーターズの「モデルS」。これは最強仕様の「P85D」だ


 ご存じの読者も多いと思うが、村上春樹のベストセラー小説「ノルウェイの森」の中にこんな場面がある。ガールハントを繰り返す寮の先輩の「永沢さん」に、主人公の「僕」がこう尋ねるのだ。「ハツミさん」という素敵なガールフレンドがいるのに、こんなことを続けていて空しくならないのか、と。このときの永沢さんの答えがふるっている。「つまりさ、可能性がまわりに充ちているときに、それをやりすごして通りすぎるというのは大変にむずかしいことなんだ。それ、わかるか?」

 筆者は残念ながら、こんな可能性に充ちていた経験はないのだが、「可能性がまわりに充ちているときに、それをやりすごして通りすぎるというのは大変にむずかしい」というのは、読者の誰もが経験していることではないだろうか。なんでこんなことを言い出したかというと、自動運転機能が追加された米テスラ・モーターズ電気自動車EV)「モデルS」に試乗する機会があり、そのセリフを思い出したからだ。

 このクルマは、20161月のソフトウエアアップデートによって、日本の公道を走れるクルマとしては初めて「手放し運転」を可能とする機能を備えるようになった。テスラモーターズジャパンは今回追加された自動運転機能について、公式ブログの中で「安全性をさらに向上し、ドライバーがより自信を持って運転できるよう、また、高速道路などの長距離運転をより快適にするためのもの」だと位置づけており「手放し運転は、道路交通法70条の安全運転義務違反に該当します」と手放し運転をしないように求めている。

 「1. 道路交通法119条第19号違反 懲役3月以下、罰金5万円以下 (過失の場合は同条2項で罰金10万円以下) 2. 交通違反の点数 2点」と、違反の場合の制裁についても書き添える念の入れようだ。しかし、このクルマに乗って「手放し運転の可能性」をやり過ごすのは、永沢さんがガールハントの機会をやり過ごすよりも難しいだろうと思った。

車線変更や駐車の自動機能も

 今回モデルSに搭載された自動運転機能は、2016115から国内で配信が始まったソフトウエア「バージョン7.0」に含まれるものだ。このバージョン7.0は、すでに米国では2015年の10から配信が始まっている。

 今回のバージョン7.0で追加される新たな機能としては1高速道路と自動車専用道路で自動運転が可能な「オートパイロット」、2ウインカーを出せば自動的に車線を変更する「オートレーンチェンジ」、3縦列駐車に対応した自動駐車機能「オートパーク」などがある。いずれも日本で初めて国土交通省の承認を受けて、公道での利用が可能となったものだ。

 驚くのはこれらの機能を、前後に6個ずつ配置した合計12個の超音波センサー、車体前方に搭載したミリ波レーダー、フロントウインドー上部、バックミラーの裏側に配置されたカメラだけで実現していることだ。

 まずオートパイロットだが、この機能を利用するには、クルマが車線を認識していることが前提になる。車線の認識には、フロントウインドー上部のカメラを使う。メーターパネルは液晶で、中央には自分の車両のイラストが表示されている。自分の車両が車線を認識すると、メーターの中の自分の車両の前に、左右の車線がはっきりと表示され、メーターパネル上部のデジタル式の速度表示の右側に、ステアリングのイラストが灰色で表示される。

テスラ「モデルS」のメーターパネル。中央下に自分の車両が表示されており、その前方に車線が表示されたら、自動運転が可能になる。自動運転中は、上部の速度表示の右のステアリングのイラストと、左側の設定速度の表示が青色に変わる(写真は米国仕様のもの、写真提供:テスラモータ―ズ)

[画像のクリックで拡大表示]

 この状態で、ステアリングの左側、ウインカーレバーの下に設置されている自動運転機能操作用のレバーを2回手前に引くと、自動運転モードに変わり、ステアリングのイラストは青色に表示が変わる。速度表示の左側には設定した速度が表示されており、自動運転機能の操作用レバーを上下に操作すると、設定速度を変更できる。先ほども述べたように、テスラは手放し運転をしないように求めているが、ステアリングのイラストが青色になっているときは、ステアリングは自動的に動作し、手を離しても走行できる。ブレーキを踏んだり、ステアリングを少し左右のどちらかに切ったりすると、オートパイロット機能は解除される。

 次のオートレーンチェンジは、オートパイロットの実行時に、ウインカーで右折、または左折の操作をすると、自動車の周囲360度の状況を超音波センサーで確認し、クルマが自動的にステアリングを操作し車線を変更するというもの。この機能、米国ではウインカーレバーを操作するだけで、ステアリングに手を触れていなくても動作するのだが、国内ではステアリングに手を添えている必要がある。また、隣の車線が混雑している場合など、自動でレーンチェンジができなかったときには、ウインカーを戻せば、オートレーンチェンジ機能は解除される。

 そして、最後のオートパーク機能だが、道路を低速で走行中に、停止している自動車と自動車の間に駐車可能なスペースを見つけるとメーターパネルに「P」と表示される。その後、ディスプレイ上に表示される開始ボタンに触れると、自動的に駐車を開始するというものだ。
(続く)