うつけ者・文在寅、滅びよ韓国(65)

さて、まとめも兼ねて、次にまた一色正春氏の論考を載せる。

 

 

 

韓国人が目を背ける「強制連行」と「強制労働」の真実

『一色正春』

 

 前回の『韓国人こそ「歴史を直視せよ」と言いたい!』に、引き続き日韓双方の主張が大きく異なる主な出来事のうち今回は「強制連行強制労働」を取り上げます。

高島炭坑の供養塔。韓国の大学生らが「強制連行」の言葉を盛り込んだ案内板設置を求めていた高島炭坑の供養塔。韓国の大学生らが「強制連行」の言葉を盛り込んだ案内板設置を求めていた



 おそらく、多くの日本人は「戦前の日本政府は朝鮮人を日本に強制連行して強制労働に従事させた」「だから日本には在日韓国人が多いのだ」という話を聞いたことがあるかと思います。強制連行や強制労働と聞いて思い浮かべるのは、ある日突然、官憲が自宅に押しかけてきて、有無を言わさず連れていかれた人たちが、暗い洞窟のようなところに集められ、現場監督に鞭を打たれながら重労働を強いられているようなシーンではないでしょうか。

 そのようなシーンを頭に思い浮かべ 「なんと昔の日本人はひどいことをしたのだ。」「だとすれば、今は韓国人が多少無茶苦茶しても仕方がない」と思った( 思っている)人は少なくないと思われます。ところが、実際は日本の官憲が組織的にそのような行為を行ったという記録はなく、本当はそれがただの作り話だったとしたら、日本人が抱く韓国や北朝鮮に対する印象が、かなり違ってくるだけではなく、韓国人が日本を憎む理由が一つ減り、相互理解が多少なりとも深まるのではないでしょうか。

 逆に言えば、この強制連行や強制労働に対する日韓両国の認識の違いが真の日韓友好の大きな妨げになっていると言えるのですが、そのような重大な問題にもかかわらず、私の知る限り日本政府が強制連行を行ったという証拠は本人の証言しかなく、日韓双方ともに感情論が先行し、確たる証拠もなしに何となく日本が悪いことをしたという結論で纏まっており、数年前までその結論に少しでも異論を挟もうものなら、人種差別の大合唱で袋叩きにあい、議論すら許されなかったため、十分な検証や議論がなされてきたとは言いがたいのが実情です。

 記録がないと言うと「日本が都合の悪いものを破棄したからだ」と反論する人がいますが、役所が仕事を指示する際には必ずと言って良いほど、指示するところから実際に仕事をする部署に命令書のような書類が作成され、実際に仕事を行った際には、その部署が日報などの記録を残します。もし本当に彼らが主張するように日本の国家が何百万人の人間を強制的に日本に連れてきたのであれば、連れ出した部署、輸送した部署、受け入れた部署などなど、いたるところに命令書や日報などの膨大な数の書類が作成されたはずで、そのようなものを完璧に処分できるなどとは到底考えられません。そのようなことは第二次世界大戦終了後、ソ連が行った国際法違反の非人道的行為であるシベリア抑留と比較してみれば容易にわかることです。

 


 

韓国の民間団体が作成し、配布した資料(右)の写真は、大正15年9月9日付「旭川新聞」(左)に掲載されたものと同一。記事は北海道の道路工事現場で働く日本人労働者が、一滴の水も与えられずに酷使された事件を報じたもので、時代も異なり、朝鮮半島出身者とはまったく関係がなかった

 

 また韓国側にも記録がないことは、昨年、日本が軍艦島ユネスコ世界遺産登録に申請した際、彼らが捏造した資料を世界遺産委員会の委員に配り、組織的に日本の登録を妨害していたことからもわかります。本当にあったことであれば資料を捏造する必要などないわけで、私は韓国側が主張する「強制連行」や「強制労働」は徴用や単なる出稼ぎを奴隷狩りのようなイメージの行為と混同させ日本を非難するための政治的な道具として利用しているだけであると考えています。


 それに、徴用といっても命令を受けた人間は徴兵と同じように、原則として拒否する自由はありませんでしたが、終戦のどさくさを除けば労働に対する賃金は支払われ、当時の一般労働者と同じ待遇であったと記録されています(少なくとも奴隷のような待遇ではなかった)。当時の労働条件を今と比べて「酷使していた」という人もいますが、当時の社会常識と国全体が総動員で戦争していることを勘案すれば、良い悪いは別として過酷な生活環境での重労働になるのはやむを得ないことで、朝鮮系に限らず日本人全体が過酷な環境に耐えていたのです。

 だいたい、嫌がる人間を無理やり連れて行こうとすれば、連れて行こうとする人間の何倍もの人間が必要になり、戦争中で人手の足りない日本が、そのような人員を朝鮮半島に送ることは物理的に不可能であり、百歩譲って仮に力ずくの強制連行が行われたのであれば、当時朝鮮半島における警察官の半数以上を占めていた朝鮮系日本人が行ったことになります。そして、その際に抵抗や暴動が起きたという記録がないということは、当時、何百万人もいた朝鮮半島の男性が誰一人として抵抗せずに黙って連れていかれたということになる訳で、それでも「強制連行」があったと主張するのは、当時の人たちが一人残らず臆病者の腰抜け揃いであったと言っているのと同じ事で、まったくもって朝鮮民族を侮辱した酷い話です。それに徴用工は、もともと日本人であった人間にも平等に適用されており、別に朝鮮系日本人だけが対象にされたわけではありません

(続く)