尖閣諸島の国有化に関する記述もあるが、それを小生なりに解説すると次のようになる。
2011.3.11の14時46分18秒に、東北地方太平洋沖地震が発生した。いわゆる東日本大震
災だ。その一年半後、2012.9.11に、尖閣諸島の地権者である栗原國起氏は、石原都知事
に売却する約束を反故にして、所有する尖閣諸島を日本政府(民主党野田佳彦政権)に20
億5千万円で売却してしまった。この売却された尖閣諸島とは、魚釣島・北小島・南小島の
3島である。詳しくは小生のブログ「尖閣諸島問題その2」(2012.9.21~)などを参照願う。
だから東日本大震災と言う巨大な自然災害があったために、日本政府は尖閣諸島を国有
化して中国との武力行使のきっかけを作っているのだ、と言った論理なのでしょう。全く馬鹿
馬鹿しいにも程がある。自然災害なんぞがあれば、対外的な武力行使をやっている暇なん
ぞは、これっきし無いものだ。反対にこれをチャンスとして大震災に忙殺されている日本へ
中国共産党は侵攻を企てるのではないのかな。
だから尖閣諸島の国有化を理由に、自然災害に疲弊している事をこれ幸いとして、劉亜洲
・空軍上将なる人物は日本への侵攻を共産党政府にけしかけている文言なのである。
中国空軍のSU27戦闘機が盛んに自衛隊機や米軍機に幅寄せしてくるのは、きっとこいつ
の仕業なのであろう。(2014.8.11や9.3のNO.3やNO.20などを参照)
またこいつの妻と言う人物も共産党の幹部らしくて、近々日本に来ると言う。一体何しに来
ると言うのだ。何か悪さの種を蒔きに来るのであろうよ。きっと日本から何らかの譲歩を引
き出そうと言う魂胆なのであろう。日本政府は、こんなものにのってはいけない。
中国要人の今秋訪日で調整、首脳会談の実現探る
2014/8/26 0:06 ニュースソース 日本経済新聞 電子版
【北京=島田学】中国の民間友好団体、中国人民対外友好協会の李小林会長が、11月
に北京で開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)前に訪日する方向で調整していること
が25日分かった。李氏は習近平国家主席に近いとされる。APECでの日中首脳会談の実
現可能性を探る狙いもありそうだ。
李氏は10月上旬に東京で開く日中友好をテーマにした舞台劇公演に出席する見通しだ。
これに先立ち9月下旬にも大阪で開く日中友好関連の会議への出席を検討している。
李氏は李先念・元国家主席の娘で、共産党老幹部の子弟ら「太子党」の一人だ。元副首
相を父に持ち太子党の代表格である習氏とは、幼なじみとして知られる。李氏の夫の劉
亜洲・中国空軍上将も習氏のブレーンの一人とみられている。李氏は5月に訪中した高村
正彦自民党副総裁と関係改善策を話し合った。
日中関係を巡っては、今月9日に岸田文雄外相と中国の王毅外相が訪問先のミャンマー
で非公式に会談するなど、双方に関係改善を探る動きが出てきている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE25007_V20C14A8PP8000/
この中国人民対外友好協会も曰くつきの中国諜報機関の一種なのである。夫も夫なら、妻
も妻である。劉亜洲・中国空軍上将と中国人民対外友好協会の李小林会長と言う名前
には、一寸気をつけなければならないと言う事である。先の民主党政権は、彼らに散々もて
あそばれたようだ。
日本の政界惑わす謀略機関「中国人民対外友好協会」の李小林会長
2014/05/28/Wed
五月十四日の日本経済新聞(電子版)の時事解説欄「真相深層」は「日中関係の風向きが
少しだけ変わってきた」と期待を込める。
それによると、
―――当はよりを戻したいけれど、相手の考えがわからない。そんなすれ違いが、冷えきっ
た日中関係の改善を阻んできた。途切れたパイプのつなぎ役はいないのか。日本側が期
待を寄せるのが、中国の高級幹部の子弟である「太子党」だ。
―――(五月)5日午前、北京の天安門広場にほど近い中国人民対外友好協会。日中友
好議員連盟のメンバーを率いてここを訪れた自民党の高村正彦副総裁は、鮮やかな赤の
服を着て現れた同協会の李小林会長と向き合った。
―――「李会長は習近平国家主席と幼なじみだそうで、私たちが李会長にものを言えば、
必ずそれが習主席の耳にも入るとうかがっています」
―――李氏は1980年代に国家主席を務めた李先念氏の娘。副首相だった習仲勲氏を父
にもつ習氏とは、同じ太子党の仲間として親交を深めてきた。
―――その日の午後、高村氏は共産党のなかで習氏、李克強首相に次ぐ序列3位の張
徳江・全国人民代表大会委員長(国会議長に相当)と会った。昨年12月に安倍晋三首相が
靖国神社を参拝してから、日本の国会議員が共産党の最高指導部である政治局常務委員
会のメンバーと会談したのは初めてだ。「あれだけ高位の人が出てくるとは予想していなか
った」。自民党幹部は中国側の手厚いもてなしの背後に、李氏から習氏への働きかけがあ
ったと感じている。
李小林氏のように「習氏とじかに話ができる太子党とのパイプを太くしたい」との思いが
日本側にある。そのため「日中首脳会談が実現するまでの道のりはなお遠い。それでも、
お互いに本音を伝え合うための手だてを探りはじめたとすれば一歩前進だ」と評価するの
がこの記事なのだが、とても感心できる内容ではない。
なぜなら中国人民対外友好協会(対外友協)とは中国の危険な対外謀略機関だからである。