パナソニック(エナジー社)は、このアップルからの話を好意的に受け止めているようだ。
まあテスラとの取引を最優先することが第一ではあるが、余力があればアップルとも取引はしたいところだ。
パナソニックのバッテリー事業は、'22年4月には、パナソニックエナジー社として独立した会社となる予定となっているから、なおさらだ。1日も早く黒字化したいはずだ。それにはバッテリーの供給先を増やすことも、必要となろう。
パナソニックもテスラについていけないところがあり、テスラもバッテリーについては独自に生産を始めているから、パナソニックにとっては、丁度渡りに船状態ではなかったかな。
パナソニック、アップルカーに電池「可能性否定せず」
大阪2021年10月25日 17:14
電池事業を統括するパナソニックの只信一生氏
パナソニックは25日、米アップルが開発を検討しているとされる電気自動車(EV)「アップルカー」への車載電池供給について「様々な可能性は否定しない」とした。電池事業トップの只信一生氏が日本経済新聞などの取材に応じた。「個別の話については差し控える」としつつ「いろいろなことを検討していく」と話した。
只信氏は「リソースが分散しないでできるのであれば、米テスラ以外との(取引)拡大について否定するところではない」とし、「いろいろなメーカーとの付き合いについて、様々なことを検討している」と話した。
一方、次世代の大型電池「4680」を初公開し「テスラの強い要望も受けて開発している。テスラと商売することが前提だ」(只信氏)と強調した。
2022年4月の持ち株会社移行に伴い、電池事業は独立した事業会社となる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF255NJ025102021000000/
世界の流れは、すべからくEV化に向かっている、ようだ。2035年までには、先進国では何らかの法的な規制により、ZEV化せざるを得ないことになるようだ。すなわちEV化である。
そのため各自動車メーカーは、遅くとも2030年には、そのラインナップの大半をEVとしてくるものと思われる。FCVでもよいが、これは水素スタンドが沢山出来てきてからの話となる。
(続く)