ヨーロッパと日本(45)

中国12月8日の8時前後に、尖閣諸島魚釣島の南東約六キロの日本領

海内に、2隻の海洋調査船領海侵犯させた。領海侵犯をしているのを発見し

のは、第11管区海上保安本部那覇所属の巡視船「くにがみ」で、同日8時10

頃である。この2隻の海洋調査船は、「海監46号」(1,100t)と「海監51号」

(1,900t)であり、尖閣諸島魚釣島の南東約6キロの日本領海内で、魚釣島

に近づいたり離れたりと、挑発行動を繰り返していたという。巡視船くにがみ

は繰り返し無線を使って領海外への退去を呼び掛けたが、無視して領海侵犯を

繰り返したという。

結局17時20分頃と17時35分頃、魚釣島の北北東約40キロの海上で相次い

で領海外へ出たという。なんと9時間30分にもわたり、日本の領海を侵犯されて

いたことになる。何と言う不甲斐なさであろうか。

薮中三十二外務事務次官は、崔天凱日中国大使に、調査船の侵犯に抗議

し領海外への即時退去を求めているし、たまたま北京に滞在中の斉木昭隆外

務省アジア太平洋局長武大偉国外務次官に抗議した。しかしそれだけで

ある。なぜ「今度領海侵犯したら砲撃するぞくらい言わなかったのであろうか

もちろん直接砲撃するぞ、といわなくても良い、「如何なる事態が起ころうとも

それはお前の責任だくらいは言ってほしかった

PL126型巡視船「くにがみ」は、常備排水量1,200t、7,000馬力のディーゼ

ル機関、40mm機関砲と多分20mm機銃しか装備していない。やはり常時、護

衛艦(駆逐艦)くらいはそういう海域に配備すべきではないか。巡視船でもこんな

ケースでは、どんどんと、威嚇射撃くらいはすべきではないか。そしてもっと雷撃

出来る位の武装を強化すべきです。

もう一つ、なぜこの時期に敢えて中国は、挑発的領海侵犯を行ってきたのであろ

うか、と言うことも深く考えておかなければならない。来年1月にはアメリカ合衆国

の大統領が、共和党から民主党オバマに替わる。民主党は日本をパスして

中国にべったりである。米民主党は中国のスパイに手玉に取られている。尖閣

諸島は中国の領土だぞ、民主党オバマよ、わかったか、と言うことを伝えた

いための領海侵犯なのである。

中国が尖閣諸島を占領したら、日本国民と自衛隊は中国と戦争をしなければな

らない。その時アメリカは本気で日本を守ってくれるだろか。中国の意図している

ことは、中国は台湾侵攻の時に、序(ついで)に尖閣諸島も占領しようとしてい

る事である。その時はアメリカさんよ、何もするな、と言っているのである。事

実、'08.12.9の中国外務省の記者会見で劉建超報道局長は「尖閣諸島は中国

だから調査船はいつでも派遣する。」とほざいている。日中韓首脳会談

12/13福岡)なんぞはボイコットしてしまえ。中国は足元を見透かしているぞ、

麻生さん

このような意図を持つ国が隣に存在する時に、非核三原則は時代遅れである。

今の自国の歴史も真っ当に語れない世の中では、極秘にでも核武装を進める

しかない。核武装していれば、中国に対して完全な抑止力となる。田母神航空

幕僚長、空将の言っていることは、真実である。'07.7.4のブログ「日中戦

中国共産党が惹き起こしたものだ」を参照のこと。 (終わり)