小沢資金問題(6)

次の記事を参照願う。

24.小沢氏側、資金洗浄の疑い 出入りした4億円巡り工作か
2010年1月18日3時6分

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陸算会と土地購入をめぐる資金の流れ

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体陸山会」による土地取引をめぐる

政治資金規正法違反容疑事件で、取引に預金を担保にした融資を組み込んだ

のは、2007年に4億円を小沢氏に戻す際、「表」の資金にするための工作だっ

た疑いがあることが、東京地検特捜部の調べでわかった。


 04年の東京・世田谷の土地代金4億円は原資を隠した「裏」の意味合いが

あったが、07年の同額の支出は資金管理団体からの資金ということになり、小

沢氏の個人資金として戻った。特捜部は、「資金洗浄」の手法の疑いがあるとみ

ている模様だ。


 陸山会は1994年以降、他にも14件の不動産を購入。うち5件は、世田谷の

土地取引と同様に預金を担保に融資を受ける手法をとっており、特捜部はこれ

らの不動産購入にも、資金洗浄の狙いがなかったか調べている。


 特捜部の調べでは、事務担当者だった元秘書の衆院議員石川知裕(ともひ

ろ)容疑者(36)=同容疑で逮捕=は04年10月29日、陸山会に分散入金した

原資不明の4億円を使い、東京・世田谷の土地を約3億5千万円で小沢氏名義

で購入した(図〈1〉〈2〉)。小沢氏側はこの原資を「父親から相続した個人資産」

と説明した。


 しかし特捜部は、この購入資金に、ダム工事受注に絡むゼネコンからの裏金

が含まれる疑いが強いとみて捜査。陸山会はこの原資を隠すため、同日中に4

億円の定期預金を組み、それを担保に借りた融資を土地代金として支出したよ

うに装ったとみている(同〈3〉~〈6〉)。


 一方、陸山会が05年と06年、定期預金を2億円ずつ崩して小沢氏に支出して

いたことが新たに判明。特捜部は銀行への返済に充て同〈5〉を完済したとみて

いる。


 この結果、本来の借入金4億円(同〈6〉)は使われないまま陸山会内部で留保

され、07年になって小沢氏に流れた(同〈7〉)。


 
世田谷の土地代金4億円(同〈1〉)が収支報告書に記載できないため、07年

に同額を戻した時も記載しなかったが、仮に資金の由来を追及されても、資金

管理団体からの資金と説明できることになる

http://www.asahi.com/special/ozawa_sikin/TKY201001170315.html

   

さて、世田谷の土地の登記はどうなったのであろうか。表に出せない金で購入し

ているので、当然その日付での登記はしていない。登記は、翌年の2005年1月

7日となっている。一般的に不動産の場合は登記(所有権移転)と同時に、購入

資金が支払われる。従ってこの時点で陸山会の金庫には、必要となる資金がな

いといけない。しかし当時陸山会の金庫には、使える保有資金としては約1億4

千万円しかなかった。そのためこの土地の購入代金約3億5千万円が支払える

だけの金があるように、これまた偽装している。


登記日の2日前の2005年1月5日、「民主党岩手県第4区総支部」から1億3千

万円、「小沢一郎政経研究所」から1億5千万円の寄付があったように収支報告

書に収入として虚偽記載している。合わせて2億8千万円の寄付あったように虚

偽記載したのである。合計で陸山会の金庫には、収支報告書上4億2千万円が

存在し、支払い総額3億5千万円は十分支払う事が可能となったわけである。


この虚偽記載は、池田と大久保が共謀して行っている。次の記事を参照願う。

(続く)