日韓併合100年(188)

野田首相の訪韓 「融和姿勢」が気にかかる
2011.10.18 02:29 (1/2ページ)[主張]

 
ソウルで19日に行われる日韓首脳会談には、気がかりな点が多い竹島

慰安婦
をめぐる問題で韓国が日本に外交攻勢を続け、両国関係が停滞してい

るとも言えるからだ。野田佳彦首相に望みたいのは、成果をきちんと示せる確固

とした
外交戦略である。

 野田首相は9月の国連総会出席の際にオバマ米大統領、李明博大統領と会

談した。それから1カ月たたないうちに、首脳会談を目的とする初の訪問国に韓

国を選んだ。

 首相はさらに、日本が保有する「朝鮮王室儀軌(ぎき)」など朝鮮半島由来の

図書を渡す予定だ。これでは過度の配慮がにじみ
融和姿勢と受け止められ

かねない。

 首相が11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)や東南アジア諸国連合

ASEAN)関連会議、さらには対中外交もにらみ、共に米国と同盟関係にある

韓国を訪れる意義は否定しない。だが、大切なの
国益の確保だ。

 今春以来、韓国は
竹島近海の日本領海内で「海洋科学基地」の建設計画を

打ち出し、閣僚らが相次いで同島を訪問するなど実効支配の動きを強めてい

慰安婦賠償請求権問題では日本に政府間協議を申し入れ、国連総会

第3委員会(人権)にも提起した。


とくに主権にかかわる竹島問題では首相は大統領に直接断固とした抗議を行

うべきだ。日韓併合100年の昨年8月、日本の過去を一方的に謝罪した
菅直

人首相(当時)談話
に象徴される外交姿勢を修正する必要がある。

 米韓関係の進展に注目したい。米議会上下両院が韓国など3カ国との自由貿

易協定(FTA)の批准に向けた法案を賛成多数で可決した。それを受けた米韓

首脳会談後の共同報道発表文は米韓同盟を「米国にとって太平洋地域の安全

保障の礎石」と規定していた。

 米韓FTAは、対米輸出で韓国製品が日本製品より優位な競争力を持つことを

意味するだけではない。米軍普天間飛行場の移設問題などで揺らいでいる日

米同盟への強烈なメッセージでもある。その意味でも日本は米国が求める環太

平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加を決断すべきだ。

 東アジアの安全保障は中国の軍事力拡大に加えて北朝鮮の核・ミサイル問題

を抱えている。拉致問題も重要だ。日米韓のスクラムを土台に日韓の連携を強

めたい。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111018/plc11101802290004-n1.htm

 

だから、ありもしない従軍慰安婦問題を蒸し返している。従軍慰安婦朝鮮人

のお家芸だ。これまでこのブログで何度も言及した、朝鮮・韓国の「貢女」の伝

統が朝鮮にはあり、自国の伝統を世間に言い触らしているに過ぎないことを、

日本は理解すべきである。なにもひるむ必要はない、慰安婦をつれていたのは

朝鮮人達であるからだ。

 
そしてこれまでの小生のブログでもご理解していただけたことと思うが、今の

韓国は日本人がつくった」のであり、「
20世紀にある韓国の姿は日本なしで

はありえなかった。恩に報いるべきは日本人ではなく、むしろ韓国人のほうだ

ろう
」、と黄文雄氏も言っていることを「日本の政治家」は肝に銘ずべきである。

どじょうの野田佳彦は特に、勉強してもらいたい。低姿勢で「ヘコヘコ」していれ

ば人気が上がるなどと、夢にも思ってもらっていたは困るのである。


もっともっと勉強して、「竹島」は日本の固有の領土であることを体で理解し、朝

鮮に強力に抗議すべきであり、抗議してもらいたいものである。こんな体たらく

では、日本人は浮かばれない。俺は民主党の代議士だ、などとふんぞり返って

いてもらっては困るのである。


朝鮮・韓国何ぞとは「基本的な価値観」は共有されてはいない。朝鮮・韓国が共

有していることは、日本をもっと脅かせば、脅かすほど金目のものを差し出すに

違いない、と思っているだけだ。


未来志向の関係を強化するとか、日韓関係を大切にするとかは、日本側から言

うべき言葉ではない。朝鮮・韓国人の李明博が言うのなら、聞いてやればよいだ

けなのである。「朝鮮王室儀軌(ぎき)」を携えて朝貢して、野田佳彦は、朝鮮か

ら何をお返しに貰って来たのか。やりっ放しではないか。

 

野田首相:訪韓、19日に首脳会談…未来志向の関係確認

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ソウルに到着した野田佳彦首相(手前右)=2011年10月18日、AP

 野田佳彦首相は18日夜、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と首脳会談を

するため、政府専用機羽田空港を出発し、ソウルに到着した。19日午前に首

脳会談を行い、未来志向の関係強化や首脳の相互往来の活発化などを確認。

首相は植民地時代に日本に渡った
朝鮮王室儀軌(ぎき)など朝鮮半島由来

図書1205冊のうち、5冊を大統領に引き渡す。日韓図書協定では12月10

日が引き渡し期限となっており、残りは大統領が早期に訪日して、持ち帰ること

を提案する。

 出発に先立ち、首相は官邸で記者団に対し「経済連携協定(EPA)など、未来

志向の日韓関係について首脳間でしっかりと議論したい」と強調。北朝鮮による

拉致問題についても「もちろん言及する」と述べた。首相の外国訪問は国際会

議出席を除き、就任後初めてとなる。


 日韓関係
は、教科書問題竹島(韓国名・独島)の領有権問題、さらに旧日

本軍の従軍慰安婦賠償問題が再浮上するなどぎくしゃくしている。首相は

今回の訪問で「韓国重視」の姿勢を強調するほか、自ら図書を持参することで


韓国世論
に訴える狙いがある。

 引き渡すのは、1897年に行われた大韓帝国初代皇帝の即位式を記録した

「大礼儀軌(たいれいぎき)」▽大韓帝国第2代皇帝が皇太子時代の1882年に

挙げた結婚式の様子を記した「王世子嘉礼都監儀軌(おうせいしかれいとかん

ぎき)」2冊▽朝鮮王朝の歴代王の著書「正廟御製(せいびょうぎょせい)」のうち

2冊--の計5冊。日韓両政府が「象徴的なもの」として選んだ。

 首脳会談を控え、首相は韓国紙・中央日報のインタビューに応じた。韓国につ

いて
基本的な価値観を共有し、利害も共有している」と位置付け、「日韓関係

を大切にしながら対応することが我が国の基本的な構えだ」と語った。【西田進

一郎、横田愛

毎日新聞 2011年10月19日 6時00分

http://mainichi.jp/select/seiji/nodaseiken/news/20111019k0000m010174000c.html
(続く)